初ラウンドでいちばん戸惑うのは、スコアカードの書き方・・・
こんにちは、Oggi GOLFエディターのタニアヤです。ゴルフスクールでクラブの打ち方は教えてくれますが、誰にも教えてもらえないのがスコアカードの書き方。ラウンドデビューで初めて見て、聞くに聞けない方も多いと思います。今回は初ラウンドでも焦らずスマートに! これさえわかれば安心♡ なスコアカードの書き方を教えちゃいます。
■まずはスコアカードをゲット!
▲スコアカードについてるペンは『ペグシル』っていうんです。
スコアカードとは・・・自分のスコアや一緒にラウンドする人の当日の打数を記入する手書きのカードで、ゴルフ場ごとに用意されています。なので事前に買うものでも、ずっと同じものを使い続けるものでもありません。
ゴルフ場にもよりますが、到着してチェックインすると当日使うロッカー番号が書かれた「カードホルダー」が渡されます。カードホルダーには鍵がついていてロッカーの管理や、ゴルフ場内での飲食やお買い物もロッカー番号を伝えるだけ、チェックアウト時にまとめて清算するシステムです。(ホテルのルームキーと一緒です!)
スコアカードはカードホルダーとセットになっている事が多いですが、ラウンドスタートする場所のマスター室前に置いてあるので、プレースタートの際に忘れずにチェックしておきましょう。
■スコアカードには何が書いてあるの?
ゴルフ場によって仕様は異なりますが、
・ホールナンバー
・各ホールの距離(ヤーデージ)
・各ホールのハンディキャップ(HP)
・各ホールの規定打数(PAR)
・打数の記入欄
・自分の署名欄と同伴競技者の署名欄
などが書いてあります。
1番ホールから9番ホールのハーフを「OUT」、10番ホールから18番ホールのハーフを「IN」と呼びますが、これがどっちがどっちか中々覚えられない! 覚え方はクラブハウスから外に向かって行く1〜9番のコースが「going out」クラブハウスに戻ってくる10〜18番を「coming in」と呼んでいた事から名前がついているので、進む方向で覚えると良いですね。
■各ホールの距離
ゴルフの距離の単位はヤード(yard)で表示されていて、距離の事をヤーデージ(yardage)と呼びます。プレースタートをするティーショットは性別やレベルで選定するティーマークがあり、アマチュア女性はレッドティーと呼ばれる、赤いティーからプレースタートです。(本当に赤い色をしているのですぐわかります!)
最近ゴルフ場によってはピンクティーなど、より距離が短い設定もあるので、初心者ゴルファーは迷わず距離の短いティーを選びましょう!
■ゴルフでよく聞く、パーって一体なに!?
▲これは5番目のホールで、139ヤードの距離を、3打を目標に打ってくださいね、という意味です。
「このホールは、何打でカップインしてくださいね」という規定打数をパー(PAR)と呼びます。プロの試合で1アンダーや2オーバーなどと言うのは、この規定打数のパーに対してどれくらいの打数差なのかと言う意味で、このパーを目指してプレーしていきますが、中々取れないのがパーなんです。
■ゴルフの基本はPLAY FAST!
初心者ゴルファーの方は、スコアよりもスピーディーなプレー(プレーファスト)を心がけましょう。使う予定のクラブを何本も持ったり、早足で移動したり、とたくさん打つ人はスムーズな進行を心がけると好感度もアップ!
そして同じ組でパーを取った方がいたら「ナイスパー!」と声をかけましょう。ちなみに、規定打数より1打少ないのが「バーディ(-1)」、2打少ないのが「イーグル(-2)」、3打少ないのが「アルバトロス(-3)」、逆に1打多いのが「ボギー(+1)」、2打多いのが「ダブルボギー(+2)」、3打多いのが「トリプルボギー(+3)」と呼びます。
最初のうちはたくさん打つので、スコアカウンターがあると便利です。グローブにつけて使います。
ハンディキャップやマーカーは競技の際に使うので、初心者ではあまり使いません。ハンディキャップはホールごとの難易度を数字で表していて、署名はこのスコアで正しいです!という確認で記入します。
ひとつ、重要なことが・・・名前を書く順番ですが、自分の名前が一番最初です! 特に、目上の方と一緒だと自分の名前を最後に書きたくなりますが、自分の名前を一番上か一番左に書きましょう。またスコアを記入するところにある、小さい枠はパターの打数を書いておくと良いですよ。
最近はカートにスコア入力できるシステムもあり、デジタル化が進んでいます。さらにオススメなのは、スコアアプリでのデータ管理! 私はGOLF NETWORK のアプリを使っています。
早くパーを取って「ナイスパー!」って言われるように頑張りましょ♡
Oggi GOLFエディター 谷口 綾
大手アパレルメーカーで“エビちゃんOL”の代名詞ブランドを開発後、サマンサタバサで新しいガールズゴルフの楽しみ方を提案。ゴルフ歴10年以上だけどいまだに初心者用クラブとスコアカウンターでゴルフをエンジョイする永遠のゴルフビギナー。Instagram:taniayaaya