働く私たちにとっての注目ワードは?
ホットワード01:大阪・関西万博
4月から10月まで半年間開催された「Expo2025 大阪・関西万博」。アンケート回答者の4人にひとりが万博へ! アンケートではイタリア館、フランス館、日本館が特に人気。パビリオン以外でも「大屋根リングは圧巻」「民族音楽がよかった」など屋外でも楽しんでいた人が多数。
オッジェンヌ 谷 桃子さん(29歳・テレビ局勤務)

「特に印象的だったのはフランス館! ディオールの展示は圧巻!」
オッジェンヌ 田口利奈さん(29歳・ITコンサル会社経営)

「急きょ行くことになり施設予約をしてなかったのですが、唯一入れたのはスイス館のカフェ。眺めのよい景色と食事を楽しみました!」
オッジェンヌ 米倉梨紗さん(29歳・IT関連会社勤務)

「仕事で万博へ。弾丸で行きましたが楽しめました!」
Oggiブレーン chisatoさん(33歳・フリーランス)

「ブルネイのパビリオンが特に印象的でした! ブルネイ宮殿と豊かな資源、平和が調和した国を感じられました♡」
ホットワード02:物価高
食品、日用品、家賃… 物価の高騰が続いた2025年。アンケートの結果からも家などの大きな買い物は踏みとどまった人が多い印象。物価高の中、どのように資産形成するかは緊急課題!
Q.資産運用はしていますか?

Q.どんな資産運用をしてる?

「不動産に興味を持っています。よいタイミングで値くずれしにくいマンションを購入できたらと思っています」(オッジェンヌ 田口利奈さん/29歳・ITコンサル会社経営)
「子供が産まれたこともあって、奇をてらわず『長期・分散・積立』の基本に忠実な資産運用を心がけています」(オッジェンヌ 神谷成美さん/34歳・フリーランス)
「投資は、相場の上下に惑わされない気持ちが大事! NISAだけでなく不動産など複数に分けることも検討中」(オッジェンヌ 谷 桃子さん/29歳・テレビ局勤務)
「ふるさと納税や医療費控除の為の確定申告は必須で、今後はNISAや確定拠出年金に回すお金を増やしたいです」(Oggiブレーン Momokoさん/31歳・コンサル会社勤務)
ホットワード03:猛暑
6月〜8月の平均気温が観測史上最高となった2025年。記録的な猛暑を受けて読者のみなさんはどうしていた? 猛暑対策グッズを活用するのはもちろん、独自の猛暑対策法を編み出した人も。
働く私たちの〝冷〟名品

左から/花王 ビオレ 冷タオル 無香性 5本入り ¥577・同 冷ハンディミスト リフレッシュサボンの香り ¥935・同 冷シート 無香性 20枚 ¥467

ホットワード04:推し活
『timelesz project』や『No No Girls』など、話題のオーディション番組を通して「推し活デビュー」をした人が多かったこの一年。働く私たちにとって日々のモチベーションである「推し活」について、読者のみなさんに魅力を聞いてみると…♡

10月号の「遠征Oggi」では推し活ネタも紹介!
「NCT」推し! オッジェンヌ 米倉梨紗さん(29歳・IT関連会社勤務)

「推し活で度々韓国に訪れています。この写真は現地で親友とお互いの誕生日祝いをした時のものです♡」
「嵐」推し! オッジェンヌ 五百旗頭祐佳さん(28歳・メーカー勤務)

「嵐を好きになってから早15年以上経ちます。今年は北海道・富良野で、映画やCMのロケ地巡りをしました!」
「XG」推し! Oggiブレーン Momokoさん(31歳・コンサル会社勤務)

「とにかく曲がかっこいいのと、プロデューサーのファンです。ライブチケットを当てるためにコーラをたくさん飲みました(笑)」
ホットワード05:生成AI
この1年間で生成AI技術が更に進化。翻訳や文章要約だけでなく、おしゃべり相手などさまざまな使い方が普及。中には複数の生成AIを使い分けている読者もいました。
Q.何を使ってる?


プロが解説! 今年のトレンドは?
教えてくれたのは…
株式会社 電通・DENTSU DESIRE DESIGN・電通未来事業創研所属 マーケティング・コンサルタント 小野江理子さん
おの・えりこ/女性向け商品のブランディング・コミュニケーション戦略、グローバル領域のナレッジ開発などを経験。現在は2030年~2040年のマクロトレンドや生活者インサイトの研究に従事。
今年のトレンドから見られる「ポジティブブースト」とは?
2025年は様々なトピックがありますが、その中でも影響力のあったものとして「猛暑」「物価高」「生成AIの進化」の3つが挙げられます。特に猛暑や物価高に関して、みなさん厳しい環境の中で過ごすことになりましたが、「ポジティブブースト」と呼ばれる前向きな意識が広がっていると考えられます。
ポジティブブーストとは、気候や経済の変化を嘆くのではなく、「今ある中で、どう自分らしく楽しむか」という姿勢のことです。まず、猛暑の影響は生活のあらゆる場面に表れています。ファッションでは接触冷感素材や通気性に優れたアイテムが人気を集め、「機能性」と「おしゃれさ」を両立させる工夫が進んでいます。
暑さ対策グッズも、香りやデザインなど「心地よさ」を重視する傾向に。たとえば、香り付きの汗拭きシートやアロマ系コスメが好評で、暑さを楽しみに変えるライフスタイルが広がっています。
また、続く物価高により、消費意識は「賢く選ぶ」方向へ。特に30代を中心にNISAや投資信託への関心が高まり、資産形成を意識する人が増えています。買い物ではプチ贅沢よりも長く使える良質なものを選び、支出にメリハリをつける傾向が強まりました。節約一辺倒ではなく、「心が豊かになるものにはお金を使う」というバランス感覚が特徴です。
経済や気候が不安定な時代だからこそ、「自分らしい幸せを」
AIの進化も、こうした「自分らしさ」を後押しする存在となっています。AIを使ったパーソナルカラー分析などが一般化し、「自分に似合う」を探す行動が加速。AIは単なるツールではなく、まるで執事や相談相手のように、人々の生活に寄り添う存在になりつつあります。
また、推し活は「無理せず楽しむ」スタイルに変化し、身近なイベントやオンライン上で心の満足を得る傾向が強まっています。経済や気候が不安定な時代だからこそ、人々は「自分らしい幸せ」を見つめ直しているのです。
総じて言えるのは、「他人基準ではなく、自分基準で生きる時代」が到来しているということです。どんな環境でも、自分の心を豊かにする選択を重ねる。その姿勢こそが、これからの日本の消費とライフスタイルを形づくる原動力となっています。
2026年Oggi1月号「働く私たちのなんでもランキング Oggiアワード2025」より
撮影/黒石あみ 構成/倉益璃子、粕谷美緒
再構成/Oggi.jp編集部
●情報はすべて2025年11月13日現在のものです。
Oggi編集部
「Oggi」は1992年(平成4年)8月、「グローバルキャリアのライフスタイル・ファッション誌」として小学館より創刊。現在は、ファッション・美容からビジネス&ライフスタイルテーマまで、ワーキングウーマンの役に立つあらゆるトピックを扱う。ファッションのテイストはシンプルなアイテムをベースにした、仕事の場にふさわしい知性と品格のあるスタイルが提案が得意。WEBメディアでも、アラサー世代のキャリアアップや仕事での自己実現、おしゃれ、美容、知識、健康、結婚と幅広いテーマを取材し、「今日(=Oggi)」をよりおしゃれに美しく輝くための、リアルで質の高いコンテンツを発信中。
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