“ワインフラワー2ってご存知ですか? 聞き慣れない響きですが、栄養価が高いということもあり、今海外で注目されている食品なのです。さて、どんな食品なのでしょう?
海外で人気急上昇中の“ワインフラワー”っていったい何?
フラワーとカタカナで書くとお花をイメージしてしまいますが、このフラワーは粉末のこと。そう、小麦粉などを指す言葉であるフラワーです。
photo/@wineflour
このワインフラワー、ワインと名のあるように、ぶどうが原料です。ぶどうから作られる粉末状の食材なんて想像もつきませんね。ワインフラワーは、ワインを作る時に絞ったぶどうの果皮を粉末状にしたもので、元々廃棄物として捨てられていたのですが、アメリカの生産者がワインフラワーをまだ食べられる食材として生産し始めたことで注目されています。
ワインの原料となるぶどうから作られるということで、ワインフラワーのぶどうの種類もワイン好きにはなじみのあるものばかり。ニューヨーク州フィンガーレイクで育てられたカベルネソーヴィニヨンやメルロー、カベルネフラン、ピノノワール、リースリングなどを含む6種類。ワインを絞ったあとの果皮を乾燥させてから粉末状にすることで廃棄物を減らす、まさにエコな食材!
■注目されている理由は“ワインフラワー”の高い栄養価にあり!
ワイン用の果汁を絞ったあと、種と果皮は手作業で分けられ、天日干しにすることで二酸化炭素の排出をおさえるという環境にやさしい方法でワインフラワーは生産されています。種はコールドプレスしたあとに石臼で挽いているそう。時間はかかるけれど、とても丁寧に作られていることがわかります。
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そして驚きなのが、その高い栄養価。これまで捨てていたものだとは思えないような栄養が含まれています。ぶどうから作られているのでグルテンフリーであるばかりでなく、抗酸化作用のあるポリフェノールもたっぷり含まれています。それだけではありません。高タンパクでオメガ6やオメガ9も豊富に含まれ、ビタミンやカルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラルも含まれているそうです。アンチエイジング効果も期待できる上、栄養価も高く高タンパクとあればダイエットしている人にもピッタリ。ダイエット中ではなくとも、女性に嬉しい成分がたくさん含まれています。
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食べ方は、ケーキやクッキーなどのお菓子に入れることで香り高いぶどうの風味を楽しむことができます。ぶどうによって風味もさまざまなのだそう。ホームベーカリーでパンを焼く時に入れてみても良さそうですね。
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文:hazuki