週末の女子旅も! 根強い人気を誇る香港
日本から飛行機で約4.5時間。週末に出かけたい海外の行先に、香港はとてもおすすめです。治安もいいし、グルメも美味しい。ヴィクトリアピークから望む100万ドルの有名な夜景は、生で見ると写真以上の感動があります!
イギリスの植民地だったという歴史的な背景もあって英語が通じるという安心感から、一人で旅行にでかける女性も多いんですよ。
2018年11月1日からたった4日間だけ、丸の内のKITTEのアトリウムで開催されていた「香港ウィーク2018 Greater Bay Area Showcase」は連日大行列ができるすごい熱気でした。実際にイベントに潜入して取材してきた「今」の香港の魅力をご紹介します。
香取慎吾さんのアート作品『大きなお口の龍の子』
「本物は高さ4.5m、横幅は6m以上もある大きな作品なんですよ」と語るのは香港政府観光局の林さん。香港島の中環(セントラル)エリアに今年3月香取慎吾さんが描いたストリートアート作品のレプリカが展示されていました。
これを目当てに今回のイベントに訪れた人もいるというほどのすごい人気。初日のオープニングセレモニーには香取さんご本人が香港政府のトップの林鄭月娥行政長官など関係者とともに登場されました。
香港がイギリスから返還された20年ほど前。仕事で香港を訪れた香取さんは、香港の方から「大口仔(大きなお口の男の子)」と親しみを込めて呼んでいただいたという思い出が今回の作品のベースにあるのだそう。
『大きなお口の龍の子』になって香港に帰ってきたよ! という思いが、この作品のタイトルになりました。
ミニチュア作品で昔ながらの香港文化を感じる
香港で活躍するミニチュア作家が製作したという展示も素敵でした。レトロな情緒あふれる香港の文化がとても精巧に表現されていました。
■:香港涼茶
香港の代表的な生活文化のひとつでもある「涼茶」。デトックス効果がある漢方の一種で、さまざまな種類の涼茶が店先に並べられている香港の街の一角の様子。店先で立ったまま飲むこともできますが、時間があれば店内でテレビをみながら味わうこともできるんですよ。
■:唐楼
近代初期に中国南部でよく見られていた低層建築物「唐楼」のミニチュアも。道路に突き出している看板や車道を行き交うさまざまな車輛、埠頭に停泊する貨物船など、昔ながらの香港の賑やかな街並みが広がっているようでした。
香港・珠海・マカオ大橋が開通! 香港からの日帰り観光エリア拡大
今年の10月24日に開通した香港と広東省珠海市およびマカオを結ぶ「港珠澳大橋」の距離感がわかりやすいジオラマの展示もありました。
全長55kmにも及ぶ世界最長の海上橋ができたおかげで、香港からマカオが4時間から30分へと大幅に短縮。この橋が完成したおかげで日帰りでのお出かけがとってもラクになったんです。
現地での行動範囲が広がるのは、観光するうえでも嬉しいポイントですよね。
週末のカジュアルな海外旅行にぴったりな香港ですが、少し長めの日程でゆっくり滞在するのもいいかも。
年末年始や大型連休が予想される来年のGWなど、海外旅行を計画されるときに、マカオや珠海などのエリアにも足を延ばしながら計画してみてはいかがですか?
記事監修/香港政府観光局
初出:しごとなでしこ
朝岡真梨
50か国・200都市を超える海外旅行経験をもとに観光スポットやグルメなどの紹介をしている。料理が得意で独自のレシピも執筆中。夫婦で温泉ソムリエの資格を取得し、国内のみならず世界中の温泉旅行を楽しんでいる。ブログ「遊んでばかりのスナフキン(https://asosuna.com/)」が人気。キャラクター研究家としても活動中。