こんにちは。
なでしこリポーターズ の野尻真里です。
男性より女性の方が虫歯になりやすいって知ってましたか?
今回はその理由と、正しい歯磨きの仕方についてお話ししたいと思います。
なぜ男性のほうが虫歯になりにくいの!?
虫歯は男性のほうがなりにくいと言われています。
その理由は…
1.男性のほうが唾液の量が多い
2.男性のほうが唾液の緩衝能が高い
3.男性のほうが歯が硬い
そもそも唾液には食べカスを洗い流す自浄作用があります。つまり唾液の量が少ないと食べカスが溜まりやすく、菌が繁殖して虫歯になりやすくなります。
さらに、何か食べたり飲んだりすると口の中は酸性になり、歯が溶けやすくなります。それを中性に戻してくれる働きが緩衝能。つまり緩衝能が低いとなかなか中性に戻らず歯が溶けやすい環境が続くというわけです。
毎日の正しいケアで虫歯を防ごう!
虫歯を防ぐには毎日の歯磨きが重要です。私が日頃実践している正しい歯磨きを紹介します。
1.力を入れすぎてはダメ。鉛筆持ちで力の入りすぎを防ぐ
力を入れて歯を磨くと、歯茎を傷つけてしまいます。もしあなたの歯ブラシの毛先がいつもすぐ開いているのであれば、それは力を入れすぎている証拠ですよ。
2.歯周ポケットも磨く
歯と歯茎の間にある歯周ポケットには、食べカスがたくさんたまっています。きちんと磨かないと、炎症がおきて歯肉炎となり、歯槽膿漏になってしまいます。きちんと磨かないと、歯の周りの骨が溶けていくなんてことも。
3.コの字に磨いていく
磨き残しを作らないためには順序よく磨いていくこと。コの字に磨くのがおすすめです。
歯の表だけではなく、裏も噛む面もきちんと磨くように。
4.フロスや歯間ブラシを使う
歯ブラシだけでは、歯間の汚れをきれいにすることはできません。毎日フロスや歯間ブラシを使いましょう。
前後に動かしながら使います。ワイヤーの部分で歯茎をこすらないように注意して下さい。歯間ブラシのSSSサイズが入らない場合は、無理に歯間ブラシを使用せずに、フロスを使うように!
5.タフトブラシで細かいところも磨く
タフトブラシとは、毛束がひとつの小さな歯ブラシのこと。
歯間や歯周ポケット、奥歯や親知らずなど、通常の歯ブラシでは届きにくいところを磨くのに適しています。
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正しい歯磨きは虫歯だけじゃなく、歯周病や口臭も防げます。歯磨きをマスターして、口の中から美人になりませんか?
初出:しごとなでしこ
野尻真里 なでしこリポーターズ
大学の歯学科を卒業し、この春「歯科医師」免許を取得。ピンクの世界観で統一された、インスタグラム@nojirimari も要チェック!