映画館の【レディースデー】は始まった理由とは?
水曜日の映画レディースデーを利用したことある人、いるでしょう。
通常1800円が、この日1100円になるのだから助かりますよね。このありがたいレディースデー、いつから始まったかというと、これが諸説あるのです。
【その1】
1980年代、なんと成人映画から導入。それが80年代後半に一般映画で多くの映画館が始めるようになり、映画割引料金のサービスとして現在も継続されている。
【その2】
女性消費者のクチコミの影響力の大きさに着目して、映画館が営業戦略として始めた。
【その3】
デパートの休業日が水曜だったため、映画館に人が集まらなかった。当時は男性よりも女性の方が趣味娯楽に時間を費やす余裕があったため、水曜日はレディースデーとして映画割引を始めた。
でも、こういう説も……。
【その4】
レディースデーは金曜日に実施されていたが、90年代シネマコンプレックスができると、水曜日をレディースデーとする映画館が増えた。
諸説ありますが、女性のクチコミの影響力というのはわかる気がしますね。
また女性は友だち数人と映画に行くこともありますから、集客効果が見込めたのでしょう(平日の映画館はけっこうおばちゃんがグループで来ていたりするんですよ)。
ちなみにレディースデーの映画料金割引は、すべての映画館で行われているわけではないので要注意です。
映画館によっては名称が違ったり、サービス料金も違ったりするかもしれないので「レディースデーに映画を見よう」と思ったら、劇場の公式サイトで確認してくださいね!
初出:しごとなでしこ
映画ライター 斎藤香
映画専門誌の編集者として活動後、ライターとして多くの雑誌で映画レビューや人物インタビューを執筆。新作は月30本以上チェックしている映画通