プロが教えるセルフネイルの順序と塗り方のコツ
正しいセルフネイルの塗り方のHOW TOを教えてくださったのは、ネイルサロン「esネイル」の渋谷店に勤務しているネイリスト・山崎さん。
セルフネイルをするときに必要なアイテムは、ネイルカラー、ベースコート、トップコート。加えてファイル、ウッドスティック、ウエットティッシュを使うと、ネイルが剥がれにくく、ムラなくキレイに仕上がりますよ。
セルフネイルを始める前に、まずはファイルとウエットティッシュを使ってセルフネイルの下準備をしていきます。
■最初にマニキュアを塗るのはNG! セルフネイルをはじめる前の下準備
まずは、ファイルと呼ばれるアイテムを使って爪の長さや形を整えていく「ファイリング」と呼ばれる作業を行います。ファイルは、ドラッグストアやバラエティショップのネイルコーナーでも手に入りますよ。
ファイリングをするときのポイントとして、ファイルが当たる角度がとても大事。爪に対して45度くらいの角度でファイルを当て、サイドから中心に向かって一定方向に削っていきます。
次に行うのは爪の甘皮ケア。甘皮をケアすることによって、根元までムラなくしっかりネイルカラーを塗ることができるので、塗りやすいだけでなく剥がれにくくなります。
甘皮は、ウエットティッシュなどでも手軽にケアできるんです! 親指にウエットティッシュを巻き付けて、爪の根元あたりをやさしくくるくると回し、そっと甘皮を押し上げていきます。
■これで下準備はOK♥︎ まず爪に塗るものは…ネイルカラーではなくベースコート!
ベースコートは、ネイルの持ちを良くしてくれるだけでなく、ネイルカラーが自爪に沈着するのを防いでくれる、というメリットもあるんです。
ネイルカラーを塗る前には、必ず塗ってください!
ここまで来てやっと、ネイルカラーの登場! まず容器のフチで筆をしごき余分な液を落とし、それと同時に筆先を平らにし、長方形にするところが第一ステップ。
マニキュアのボトルネックで筆先をしごいて整えます。筆先が長方形になったと思ったら、爪のサイドから塗っていきます。
このとき意識するポイントは、一度に全て完璧に塗ろうとすると難しいので、かすれてもいいから爪のサイドをしっかり塗ること。ネイルは基本二度塗りなので、その他の部分は後でカバーもできます。
まずは左右のサイドを塗り残さないよう、端まで塗ることに気をつけて。片方が終わったらもう片方のサイドを塗り、最後に中心を塗ります。
■ネイルカラーがはみ出したときのお助けアイテム、あると便利なウッドスティック
はみ出した部分は、ウッドスティックで拭き取ります。
すべての指を一度塗りし終わったら、二度塗りをしていきます。二度目に塗るときには、気持ち少しだけたっぷりめにマニキュアをブラシにつけて。
ここまで塗り終わると、このような状態になります。ムラひとつ見当たらず、まるでジェルネイルをしたかのように仕上がりますよ。
仕上げに塗るトップコートもお忘れなく。
トップコートまで塗り、仕上がった状態のセルフネイルがこちら。
しっかりネイルカラーを塗る前の下準備をして、順序立ててネイルを塗っていけば、まるでサロンで塗ってもらったかのようなキレイな仕上がりのセルフネイルが完成します。
慣れるまでは大変かもしれませんが、覚えてしまえば一生使えるワザ。皆さんも、自分でセルフネイルをするときの参考にしてみてくださいね。
初出:しごとなでしこ