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FASHION

2017.06.25

あなたのインスタも見違える!? CanCamスタイリストが教えるブツ撮りのルール

読者モデルからスタイリストへと活躍の場をさらに広げている「まるちゃん」ことCanCamスタイリスト丸林広奈さん。彼女のaddictなものを紹介する連載コラム「丸林広奈のmy addict…」。まるちゃんがInstagramに投稿する写真はいつも魅力的なものばかり。どうしたらあんな風に素敵な写真が撮れるの? その秘密を教えてもらいました!

みなさん、こんにちは! CanCamスタイリストの丸林広奈です。
ここ最近、夏に向けたお気に入りアイテムやスタイリングの紹介が続いていましたが、少し気分を変えて…。よく皆さんから質問を受けることについてお答えしてみようと思います! それはズバリ【写真の撮り方】です。自撮り、コーディネート写真、アイテムのブツ撮り、思い出のひとコマ…投稿している写真はいろいろ♪

最近、インスタに上げたり連載で使っている写真について「どうやって撮ってるの?」「どんな加工をしているの?」と聞かれることが多いんです。写真って自分の想いやセンスを表現するための大事なツールのひとつだと思っているから、こうして自分が撮った写真に興味を持ってもらえるのはとても光栄なこと! 私はカメラマンではないので、難しい理論や技術はあまりよくわからないし、そもそもカメラはスマホだし(笑)。でも、自分が写真を撮るときに考えていることや気をつけていることを振り返ってみたら、ちょっとした“ルール”が見えてきました!

写真って上手く撮れたら気分がアガるし、お気に入りの1枚を友達と共有するのってHAPPYな気持ちが広がっていくようで楽しいですよね! 私の写真のルールが、誰かの幸せにつながってくれたら嬉しいなって思います…♡

ということで、洋服や小物などの撮影方法について解説する【ブツ撮り編】と、日々のコーディネート写真や自撮りについて解説する【自分撮影編】、そして自分の好きな雰囲気を作り出すための【写真加工編】の3回に分けて、丸林流の写真ルールをお届けします。
まず今週は【ブツ撮り編】です!

かわいいアイテムをかわいく撮るには、“妄想力”が必要です! 丸林広奈のブツ撮り3か条

洋服やファッション小物、化粧品…“物”がメインになる写真、【ブツ撮り】。

1.アイテムの良さが引き立つ背景にこだわる
2.ベタ置き厳禁! ふわっと空気をはらませる
3.Let’s 妄想! この服、着たらどう動く?

これが私のブツ撮り3か条です。それではひとつずつ解説していきます!

1.アイテムの良さが引き立つ背景にこだわる
まずは、どこで撮るか、どんな背景を使って撮るかというポイントから始めます。私は撮るアイテムの色や形が引き立つように白を背景にすることが多いんです。でも、ただ真っ白な床とか無機質すぎる場所ではなくて、ほんの少しだけニュアンスが出せるものがいい。だから、自宅のベッドの真っ白なシーツがよく活躍してくれます。この写真↓も自宅のベッドの上で撮影したものです。

小物であれば俯瞰(真上から)で撮ることに特に問題はないですが、ワンピースのような丈の長い洋服だったり、コーディネートで撮影したいときはもう大変! ベッドの上にアイテムを置いて、ベッドの上に立って、腕をMAXに上に伸ばしてスマホのシャッターを切っています(笑)。
そして、アイテムそのものも見せたいけれど、その中にイメージや雰囲気を入れ込みたいときは背景をさらに工夫します。

例えばこのボディクリームやハンドクリームは、「冬の保湿ケア」というテーマの中で紹介するものだったので、優しさやぬくもり感を表現できたらいいなと思って温かみを感じるストールの上に置いてパチリ。真っ白な背景で撮るよりもアイテムの質感がより明確に伝えられた気がします。どんなシーンでどんな気持ちでこのアイテムを使うか…自分がそのアイテムに対して持つイメージを具体化することが大事なんですよね。

2.ベタ置き厳禁! ふわっと空気をはらませる
これは、洋服など“布アイテム”を撮影するときに絶対欠かせないルールです。とにかく、ベタっと下に張り付くような置き方はNG。アイテムに立体感を出すことが大切なんです。
そこで重要になってくるのは、一番はじめの置き方。といっても、特に難しいテクニックは必要ありません。ここで撮ろうと決めた背景の上に、ふわっと空気を含ませながらラフに落としてみて! そうすると自然と布にシワや凹凸感が出て、アイテムに表情が出てきます。そのシワの量や向き、凹凸具合を引き算で調整。これが基本のやり方です。

シワを“足す”のは、too muchになりがちだし、キリがなくて難しいので、引き算を意識したほうが簡単かつ上手くいきます◎。落とした後のフォルムや凹凸感がイマイチだったときは、潔くもう一度やり直し。やりすぎないこと、自然であることが大切だと思うのでその時の運に任せましょう!(笑)

でも、ジャケットとかの羽織系って、ただ無造作に空気を入れて落としてもなかなか上手くいかないことが多いもの。そういうアイテムはハンガーにかけたまま、人が着ているような状態のまま置き、そのあとハンガーを引き抜く! という小ワザを使っています。そうすることで、着用しているときの肩の丸みとかシルエット…「着ている感じ」が自然と表現されるんです。そう、「着たらどんなシルエットになるのか?」が連想できることが大切なんですよね。

3.Let’s 妄想! この服は着たらどう動く?
立体的に置いて撮る=服が魅力的に見える…というわけではありません。私はとにかく人が着ているところを想像します! この服は、実際に着たらどんなシルエットになるんだろう? どんな風に動くんだろう? 頭の中でイメージをどんどん膨らませて、体を入れたときの想像シルエットをそのまま落とし込みます。さらに、その想像に“妄想”をプラスするのも大切。例えばこのワンピース。

ふわりとひるがえる裾の大きなフレアが気に入っているので、「風に吹かれたとき、こんな感じでひらっとキレイになびいたら素敵だな〜」という私の妄想をそのまま形にしています! そう、写真向かって右側の裾の広がりは私の妄想の塊なんです(笑)。
洋服ってただ眺めて楽しむものじゃなくて、実際に着て楽しむもの。だからアイテムだけで撮るときも“着たときの魅力”をイメージして最大限に引き出してあげるべきだと思うんです。

これは、洋服だけじゃなく小物を撮るときにも言えること! 被写体に対して、自分が「素敵だな」と感じているイメージを表現する。そして、その魅力がもっともっと膨らむような妄想を頭の中で繰り広げる……そうしていくと、きっと素敵な写真が撮れるんじゃないかと思います! アイテムへの“愛情”が一番大切なのかもしれないですね♡

初出:しごとなでしこ

丸林広奈 CanCamスタイリスト

1992年生まれ、福岡県出身。2012年、CanCamスター読者として誌面に登場すると瞬く間に読者から圧倒的な人気を集め、2013年にはなんとCanCamの表紙モデルに抜擢され大きな話題を呼ぶ。そのファッションセンスをかわれ、現在はCanCamスタイリストとして活躍中。誌面コーディネートはもちろん、本人の私服スタイリングにも多くのファンが。ファッションだけでなく、ビューティやライフスタイルまで注目を集めている。
Instagram→@hironamarubayashi


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Oggi5月号46ページに掲載しているアルアバイルのライトベージュのジャケットの値段に誤りがありました。正しくは¥49,500になります。
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