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FASHION

2017.06.23

【失敗できない】大人のカラフルコーデはコスパだけでは語れない

ナノ・ユニバース等でファッション・ディレクターとして活躍する二ノ宮和佳子さんの着こなしテクニック。トレンドを感じさせる旬のカジュアルコーデ、大人のためのこなれた着こなしを、私服メインでご紹介します。

こんにちは。ファッションディレクターの二ノ宮和佳子です。

トレンドの「色」アイテム。クローゼットの中に眠っていませんか?

東京は梅雨真っ最中。雨の日も梅雨の晴れ間も、夏に向かって気分をアゲていきたいところ。普段は、黒や白、ベージュなどアースカラーが多い私ですが、明るいカラーはやっぱり元気をくれます。特に2017年SSは、バッグや靴にポイントとして使うのもいいけれど、お洋服に「色」を取り入れて、今までならトゥーマッチ? と思われていたような着こなしにトライするのが気分。今までになく、特にイエローが売れている、なんていう話も聞こえてきます。色×色、色×柄、そして柄×柄のコーディネートも珍しくなくなりました。

ただ、普段ベーシックカラーばかり着ていると、やっぱりちょっと勇気が必要だと思うんです。派手すぎないかな、とか、色合わせは変じゃないかな、とか・・・。ファッション業界が長い私でも、朝、鏡の前で考えちゃうこと、よくあります。買ったはいいけれど、なかなか着るチャンスがなくて、いつの間にかクローゼットの奥に…なんてことにならないようにするためにはどうしたらいいんでしょう。

ピンクは甘く着ないのが大人のオキテ

PINKのリブニット¥50,000くらい(Drawer)

パンキッシュなピンク、サーモンピンク、ベージュに近いピンク、グレイッシュなピンク・・・ひと口にピンクといってもいろいろ。たとえばパステルピンクだったらスウェットのようなスポーティなアイテムに、ドレスならベージュピンクもあり、など、大人に似合う法則ってあると思っています。こちらのニットは首のリブ部分に、少しラメが入っていて、シンプルすぎないところが好き。強いピンクのニットはデニムとの相性がいい。フレンチシックなイメージでラフに取り入れて。

グリーンこそ都会的に着たい色

GREENのカットソー¥9,180(nano・universe

▲涼しげな素材感でこれからの季節にピッタリ

色合わせに悩むのが、グリーン。色×色のコーデに挑戦するなら、黄色やブルーとは相性がいいし、シックに着るなら、やっぱりベージュが鉄板です。ただ、アイテムがナチュラルなイメージだと、途端に老ける可能性も秘めているから要注意。女っぽさ、都会っぽさ、アスファルトを歩くことを忘れずにコーディネートしたいもの。このカットソーは生地にほんのり光沢感があって、かっこいいイメージで着られます。

色×色に挑戦するなら、まずはバーガンディ×ピンク

トップス¥10,800(nano LIBRARY) スカート¥28,080(nano LIBRARY)

ピンクはグレーや黒、ネイビーとも相性がいいけれど、ちょっとひねりを入れるならバーガンディと組み合わせるのもおススメ。案外人を選ばず、シックにまとまると思います。上級者っぽい感じを狙いたい方は、オレンジ×イエロー、ブルー×マスタード、にもぜひトライしてみてくださいね。

シンプルシックなおしゃれから、ちょっと遊びの効いたおしゃれへ。時代のムードが変わってきた感じがするこの春夏。あまりむずかしく考えず、しごとなでしこのみなさんにも新しい自分を楽しむつもりで「色」に挑戦してみてほしいな、と思っています。

初出:しごとなでしこ

二ノ宮 和佳子 ファッション・ディレクター

18歳より雑誌、広告、コレクション等でモデルとして活躍。
2004年から2016年までマーキュリーデザインに在籍し、「バナーバレット」や「アミウ」のディレクションを手がける。
2017年1月からフリーランスに転身し、ナノユニバース ウィメンズ クリエイティブディレクター/モデルとして活躍。ディレクション業だけでなく、トークイベントやメディア連載など活躍の場を広げている。
また、プライベートでは、2015年に長男を出産。
母としてのライフスタイルも垣間見れるInstagramも人気。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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