知的好奇心を満たしてくれる美術展は、大人女子ならぜひ訪ねたいスポットのひとつ。そして美術展を訪ねるもうひとつの楽しみがミュージアムショップやカフェ。アートのエッセンスが詰まった、おしゃれやカワイイの宝庫なんです! 休日に特に予定がないという人は、こんな素敵なミュージアムカフェ&ショップを訪ねてセンス磨きはいかが?
洗練された「ミュシャ展」の雰囲気を特別メニューで目と舌でも味わう
東京メトロ千代田線乃木坂駅直結、近代的な建物が印象的な国立新美術館企画展示室2Eでは、縦6m×横8mの超大作《スラヴ叙事詩》全20作も勢ぞろいする「ミュシャ展」を開催中(6月5日まで)。アール・ヌーヴォーを代表する芸術家、アルフォンス・ミュシャの手掛けたポスターやリトグラフ作品は、今見ても洗練されていて、おしゃれ。
会期中、館内ではそんな洗練された雰囲気を舌でも楽しめるんです!
▲館内3階のブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼのランチタイムは16:00L.O.とゆったり。ディナータイムは19:30L.O.(金曜は20:30L.O)と、「ミュシャ展」を見終わった後でも間に合うのが嬉しい!
▲ブラッスリーでいただける「ミュシャ展特別ランチコース」(4,800円)。メインディッシュ・真鱈のヴァプールは、ミュシャの人気作・四つの花「ユリ」で描かれる白百合に包まれた美しい女性をイメージした一皿。ほか「ミュシャ展 特別ディナーコース」(6,800円/いずれも税別)も。
▲館内2階のカフェ、サロン・ド・テ ロンドにはミュシャ展 特別ケーキセット(コーヒーまたは紅茶つきで1,400円/税別)が登場。特製チーズケーキとミルクアイス、マカロンが盛り付けられたお皿はまるで一枚の絵画のよう。
仲のいい友達同士で楽しむもよし、お母さんを招待してちょっと早い母の日もアリかも!
国立新美術館10周年・チェコ文化年事業「ミュシャ展」は、6月5日(月)まで開催中
毎週火曜日休館※5月2日(火)は開館
開館時間:10:00‐18:00 ※GW期間中および金曜日は20:00まで
カラフル&ポップな「マーベル展 時代が創造したヒーローの世界」限定メニューで心も体も元気に!
六本木ヒルズ森タワー52階展望台 東京シティビューで開催中の「マーベル展」(6月25日まで)。アベンジャーズやスパイダーマンといったマーベル作品のキャラクターや世界観を、衣装や小道具をはじめさまざまな資料で紹介しています。その数、約200点!
会期中、会場に隣接するカフェ「THE SUN」が期間限定でマーベル・カフェに! マーベル作品の世界観を体現するスペシャルメニューが展開されています。カラフル&ポップなメニューで目にも心にも体にも元気をチャージ!
▲手前左から時計回りに、真っ赤な「マイティソースバーガー」(1,500円)、抹茶の緑に癒やされる「ブルースバナーナ&ハルク(グ)リーンスムージー」(800円)、人気キャラクター「ロケット」の顔をクッキーで、しっぽをメレンゲでかたどった「ふわふわロケットッピングスイーツ」(単品650円、他メニューとセット550円)、ブラッドオレンジジュースをソーダで割ったドリンクに星々が浮かぶ「キラキラスターロードリンク」(850円/すべて税込)。ひと捻りあるネーミングも楽しい!
▲「アイアンマン」のバトルアーマーをイメージした「アイアンマン(満)足ゼリー」(単品600円、他メニューとセット500円)。ビタミンカラーのゼリーの下にはさっぱりとしたフルーツ入り。
「マーベル展」6月25日(日)まで開催中
営業時間:10:00〜22:00(最終入場21:30)
これぞ大正時代の“カワイイ”! 竹久夢二グッズで知的おしゃれ女子に
東京・文京区弥生の住宅街に位置する落ち着いた佇まいの竹久夢二美術館(写真左の建物)では、企画展「夢二が描く大正ファッション ~大和撫子からモダンガールまで~」を開催中(6月25日まで)。大正女子が憧れたモダンでセンチメンタルな“夢二式美人画”は、現代の女子にとっても文句なくカワイイ!ミュージアムショップにて、ここでしか買えない夢二グッズを発見!
▲おそろいのキャンバス地で作られたトートバッグ(1,600円)とブックカバー(1,100円)。写真のバッグの図柄は夢二が楽譜の表紙画として描いたもの。ブックカバーは夢二が大好きだったという猫の図柄(写真)のほか、クリスマスの図柄など全9種類。
▲色彩が美しいカンバッヂ(1個324円)&定期入れ(1,300円)も美術館オリジナル。カンバッヂをバッグやリュックサックにつければ素敵なワンポイントに。
▲竹久夢二美術館に隣接する弥生美術館で開催中の「生誕100年 長沢節展~デッサンの名手、セツ・モードセミナーのカリスマ校長~」(6月25日まで)にちなみ、夢二カフェ・港やではセツ先生のサインをあしらったセツカプチーノ(500円)を提供。
竹久夢二美術館「夢二が描く大正ファッション ~大和撫子からモダンガールまで~」6月25日(日)まで開催中
毎週月曜日休館(祝日の場合は翌火曜日)※5月1日は臨時開館
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
東京都美術館で暮らしをセンスアップするアイテムをゲット!
東京・上野公園の木々に囲まれた東京都美術館では現在、ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展を開催中。24年ぶりに来日したブリューゲル作《バベルの塔》をはじめ、16世紀ネーデルラント美術を90点の出品作で味わうことができます。
そんな東京都美術館のミュージアムショップも、一見の価値ありのスポット。間口の広い店内にはミュージアムや美術品関連グッズに加え、日々の暮らしや人生を豊かにしてくれるアイテムがいっぱい! ユニークな商品がぎっしりの店内を見て歩くだけでも楽しい。
▲独創的なステーショナリーは職場のデスクに彩りを添えてくれそう。《バベルの塔》ペンケース(1,944円)とマッチ箱シール(486円)。《ムンクの叫び》も人気! キーホルダー(734円)、3Dノート(486円/各税込)
▲美しい表紙の「GOSHUINノート」(2,160円)も女性に人気(※御朱印はついていません)。御朱印帳として近隣の谷中七福神をめぐるのもよし、ノートやスクラップブックとして使うもよし。厄除け・良縁などの御祈願マスキングテープ「ここかしこ」(2個入り886円)も使ってアルバムとして使っても素敵です。(※御朱印をいただく場合は御朱印帳のみで使いましょう)
東京都美術館ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 7月2日(日)まで開催中
毎週月曜日休室 ※5月1日(月)は開室
開室時間:9:30〜17:30 ※金曜日は20:00まで
文/広木こころ
※本記事の内容はすべて2017年のものです
初出:しごとなでしこ