おしゃれで素敵な女性は、いつ何時でも抜かりなし。
旅を楽しく快適にするアイディア、行き先別に見せてもらいました。
スタイリスト望月律子さんが
《6泊8日パリ》へヴィンテージアイテムを探しに行くなら…
いつもと違う土地でも〝自分らしさ〟を忘れずに
「オンオフ問わず訪れる機会の多いヨーロッパ。お気に入りのお店や蚤の市でヴィンテージアイテムを探し、あちこち歩きまわります。そのため、動きやすく荷物を減らせる着回し力の高い服を厳選。心置きなく買い物したいので(笑)。でも、それとともに忘れたくないのは〝自分らしさ〟。現地の雰囲気になじむことも大切だけど、いつもの自分から離れてしまうような服装はやっぱりしたくなくて。また、持ち物はアイテムごとに袋へ入れてパッキング。スーツケースは旅行中のクローゼット。見やすく管理することが大事ですよね」
望月律子さん/明確な理論を基に、ベーシックをおしゃれに見せる敏腕スタイリスト。誠実な人柄にだれもが信頼を寄せる。
出発するときの【機内スタイルSTYLE】
はおり+αで役立つから大判ストールはマスト
「ストールははおるだけでなく、腰や首の周りに添えてクッションのようにも使います。〝エルメス〟のカシミアシルクは抜群の肌ざわり! 楽さ重視のラフな着こなしは、モノトーンでまとめて大人っぽく」
旅バッグは〝リモワ〟の85L!
「他のサイズももっていますが、大容量がやはり安心。でもつい買いすぎて、帰国時は重量オーバーに…(笑)」
「旅じたく」拝見!
Aお供にするバッグ
「サブで持っていくのはマチが狭くかさばらないショルダーバッグ」
B 小物使いこそが旅コーデの鍵!
(写真左)折りたたみできる〝ボルサリーノ〟をIN
「水が違うせいか、旅先だと髪をうまく扱えない日もありますよね。そんなときは帽子をかぶってカモフラージュ!」
(写真右)アクセサリーなら多めに入れても場所をとらない
「服の印象を変えやすい大ぶりタイプを中心に。ネックレスはレイヤードもしやすいように、長さの異なるものをチョイス」
C・D〝ひと目で中身がわかる〟がパッキングの最重要事項
(写真左)アイテムの柄が入ったキュートな小分け袋を愛用
「靴に下着にアクセサリー…中身を表す柄の小分け袋はマスト。見つけるたびに購入し、いろいろな種類をストックしています」
(写真右)「何入れたっけ…?」なんて悩みは一切無用な透けポーチ
「中身がすぐ把握でき、かつ服を優しく保護してくれる細かなメッシュ素材。抗菌効果があるのもうれしいポイントです」
and more!
ロングフライトでは快適アイテムが活躍!
(写真左)乾燥する機内での体調ケアの一環
「〝メイドオブオーガニクス〟のマヌカハニーののどスプレーは抗菌・殺菌作用も。爽快なミント味」
(写真右)乗り込んだら足元チェンジ!
「やわらかなスエード地のスリッパは、〝フランフラン〟。おしゃれに見せつつ、ストレスフリーに。ホテルでも活用します」
予定に合わせた旅先のスタイリングは…
(写真左)DAY1 シンプルニットを柄スカートで盛り上げレストランディナーへ
「特定の出番しかない〝ディナー用ワンピース〟は持っていきません。この〝ZARA〟のスカートも着回しアイテム。複数シーンに対応できる厳選服を上手く組み合わせて、旅の予定を乗り切ります」
(写真右)DAY2 街中を散策する日は自分らしさとパリらしさ両方を備えた装いで
「白Tにベージュパンツ、スエードのフラット靴…シンプルで自分らしく、かつ街に馴染む着こなしに。〝アレキサンダーワン〟のGジャンはオーバーサイズで、腰巻きや肩がけしてもサマになります」
(素敵な人の「旅じたく」、拝見します!【4泊6日ハワイ編】につづく)
2017年Domani5月号「素敵な人の“旅じたく”、拝見します」より。
【本誌掲載時スタッフ 撮影/小林美菜子(静物)、トヨダリョウ(人物) スタイリスト/城長さくら(116~117ページ) 構成/旧井菜月】
初出:しごとなでしこ