旅行コラムニスト・山下マヌーさんから届く、世界からの旅お便り。今年もう一度行きたい場所の筆頭はMALTA! 4泊6日旅の最終日リポート。
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死ぬまでに絶対行っておきたいデスティネーション=Destination you absolutely want to go by before you dieをデスノート呼ぶことにし、そのリストから外せないマルタ。初めてでもお腹いっぱいの国、リアルマルタ4泊6日旅の最終日はゴゾ島。
その1はこちら
その2はこちら
マルタ旅、ゴゾ島へ向かう
夜が明けて翌日。本日ゴゾ島へ向かう途中に立ち寄ったここは【POPEYE VILLEAGE】.
映画の撮影地によく使われるマルタで撮影された映画の一つ、ポパイ実写版の際に作ったセットを「壊すのがもったいないから」とそのままテーマパークとして利用。
ゴゾ島へはチェルケウワからフェリーで約30分で到着。因みにブルーラグーンで有名なミコノ島へもここから(他の場所からもいけますけど)。
フェリーはかなり大きなサイズで、揺れもほとんどなくゴゾ島到着。
真っ先に向かったのが、アズールウィンド&インランドシー。途中、町に立ち寄ったりしつつ来ても良かったのだけど敢えてそうしなかった理由、それはこれに乗るため。
もたもたしていると大型観光バスに乗って大量の観光客が来る。その前に並ばず乗船、ゆったり絶景鑑賞するため。
船の乗り場のある入江と地中海を結ぶトンネルという崩壊した崖というか・・・を抜けると・・・・
ドッカーン大海原出現! さらに続くパノラマ大絶景!
こ、これはたしかにアズールウィンド! まさしく青の窓!
自然の作り上げたアートの大感動!
途中、洞窟なんかにも入ってみたりなんかして
こんなに楽しませんてもらって4€、メチャ安!
で、さっきのアーチを陸側から見るとこんな。上の薄い部分が「そろそろ崩壊しそうだ」ということで一応立入禁止になっているようです。
カッコつけて撮るとこんな・・・
海と風と波が作った自然の脅威と美しさを感じたら、煩悩チックな場所、クラフトヴィレッジで土産物チェックなどしてみた。
野っ原に突然現れた立派な教会、タピーヌ教会
こんな田舎の教会にわざわざローマ法王もやってきたことがるというそのわけは、ここが「奇跡の教会」だから。解説によると「1833年、この教会を通りかかった農婦が聖母の声を聞き、その後人々の病気を治した」と言われ、その後「奇跡の声を聞いて命を救われた」という人々が続出。御礼の手紙や写真が教会内に貼られているんです。
そうか奇跡を呼ぶんだな。ということなら
「これから先、ウハウハな人生が待っていますように」と拝んでおいた。
美しい要塞チタデルにも立ち寄った
島のほぼ中央の丘の上に建つのが、要塞チタデル。1533年、海賊に島を襲撃された際には避難場所として、攻防の場所としての役割を果たしたといいます。
マルタのイムディーナと同じように美しく入り組んだ路地、町並みがナイスです。
途中、当時の囚人が使用していたと思われる拷問器具? もしくは市中引き回しの際にはめられていた器具?・・・のようなものを体験できる一角発見。
囚人ごっこの先にレストラン発見。Ta’ Rikkarduでランチ!
昔の要塞の町並みの中で当時の暮らしのスタイルのままを活かしたインテリア。どこかのデザイナーが狙って仕上げたりするのではない、あるがまま。無茶苦茶シンプルなんだけど、それで十分。本物にまさるものはないんだぁと実感。
ゴゾ島の野菜たっぷりサラダ、ラザーニア、お菓子でお腹いっぱいであります。
再びドア萌え一枚
ドア好きな自分、ドア萌え一枚。
チタデルから徒歩約5分。坂を降りたところにある町、ビクトリアでお土産チェック。ゴゾ島ソルト他を購入。
お土産で買った塩が作られているのがこちら、ソルトバンの塩田。
ローマ時代から作られているというから驚きであります!
ソルトバンはまた、波と風によっていわが削られた絶景ポイントでもあり。そういえばゴゾ島では海に入っていなかったことを思い出し、海に入って地中海にマーキング完了。
ゴゾ島最後はラムラベイPorto Vecchioで夕食。やっぱりシーフードということでゴゾ島ワインと一緒にムール貝、カラマリ、何かの魚のカルパッチョと魚介で〆たら撤収&最終フェリーでマルタに戻ります。
4泊6日リアルマルタ実践旅も最終日の朝となりましたよ。
マルタ空港18時05分の飛行機出発時間までたっぷり遊べるスケジュール。
最終日も貪欲に遊ぶのもいいのだけど、せっかく海の真ん前のウエスティンホテルなので、最終日はホテルでまったり。レンタルしてきたルーターを使ってビーチサイドやプールサイドでカクテルなんかを飲みつつFBやインスタアップしたりしてまったり。
あー楽しかった!
4泊6日でも十分お腹いっぱいマルタ旅。
「絶対行くべきデスティネーションNOTE」略して「DesNote」にリストイン忘れずに!
ということで、
18:05 TK1372 便マルタ発イスタンブール経由で日本に帰ります!
あばよ!
協力:マルタ政府観光局
ターキッシュエアライン
初出:しごとなでしこ
山下マヌー Manoue Yamashita
雑誌編集者を経て旅行コラムニスト/作家に。渡航回数300回超、現在60冊目の著作を執筆中!
Travel columnist&writer after a magazine editor.
Over 300 times to foreign travel, and over 50 books of the copyright so that work.