「30歳を過ぎたら、“いいジュエリーを少しずつ”を絶対にやったほうがいいです。モノと自分の個性を見極める、すごくいい訓練に」(三尋木)
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【三尋木’s ジュエリー流儀】
・華奢チェーンの重ねづけで自分らしさを
・出合いやきっかけ…「今買おう!」を逃さない
・数年に一度の変化球投入で幅を広げる
「ジュエリーは、〝着こなしになじみつつ、さりげなくリッチに効く〟のが私の理想。繊細なタイプを重ねづけすることで、自分らしいコーディネート感が広がるのが楽しいです。ジュエリーって、欲しいと思いつつもきっかけがないと、つい後回しにしがちなアイテムですよね。自分が納得できる理由をつくって〝よし、今買おう!〟という勢いをもつのも大事。おしゃれのステージや大人としての覚悟が確実に前進して、人生がちょっと動く気がします」
「なじみながら効く」繊細ゴールドがテーマな「上品リッチ」ジュエリー6
1.〝ヴァン クリーフ&アーペル〟の『アルハンブラ』
辛口の黒スタイルのとき、あえてこれを効かせたいなとハワイで購入。服とのバランスを計算するひと手間がまた楽しい逸品。
2.〝A collection〟のロングチェーン
オーダーでつくった100cmの極細チェーン。これによって納得のネックレスレイヤードができるように。使い勝手よく手放せない!
3.〝SATOMI KAWAKITA〟のハーフサークル
N.Y.出張時、取材先のセレクトショップでひと目惚れした女性デザイナーの作品。重ねづけすると、より雰囲気が出ます。
4.〝MIZUKI〟のスターモチーフ
今までの私にはなかった辛口でモダンなセレクト。パーティなどドレスアップ時には、この手のモードジュエリーが効きがいい
5.〝ティファニー〟のTブレス
ボーンカフと同じ手に重ねるカラーミックスがしたくて購入。同じ〝ティファニー〟どうしのせいか、バランスがすごくよく気に入っています
これから欲しいのはコレ!
〝CASUCA〟のパールネックレス
希少なケシパールと極細チェーンの繊細な組み合わせが私好み。女性デザイナーによる日本のブランドです。¥69,000(CASUCA)
【マイ・ジュエリーの履歴書】
33歳 「ひたすらバリエーション強化時代に突入」
華奢なイエローゴールドベースの基本のワードローブがほぼ調う。このころ、年齢に合わせて服もより上質ベーシックへ移行。ジュエリーがコンサバオンリーだと、それも個性に欠けると気づき、自分にしてはやや冒険の変化球タイプ[1~5]も2年に1個のペースで求めるように。
現在 「カラーミックスに目覚める」
40歳を越えた今ならシルバー×ゴールドのカラーミックスもサマになる気がして。長くお蔵入りしていた『ボーンカフ』を引っ張りだし、[5]とのミックスを満喫中。
2016Oggi7月号「今こそ、自分だけの品格ジュエリーに出会う」より
【本誌掲載時スタッフ 撮影/山口恵史(静物) スタイリスト/樋田直子 撮影協力/AWABEES 構成/三尋木奈保】
初出:しごとなでしこ