「パール」の静かな強さ、それに力負けしない、「赤リップ」の熱い強さ。「パール」と「赤リップ」の組み合わせが生む確かな〝品格〟。そう簡単にこなせるものではないけれど、近い未来のために今からレッスン!
全4回でお届けする特集の第1回は、パールの基礎知識です。
今さら人に聞けない!? 35歳からのファーストパールどう選ぶ?
正しいパールの知識を今一度おさらい! 本真珠のすべてを知る”ミキモト”広報課の八木千恵さんにお話をうかがいました。
どんな真珠を選ぶ?
一生もののアコヤ真珠で間違いなし!
いつの時代も間違いがないのは、うっすらとピンクがかった輝きが美しいアコヤ真珠(アコヤ貝で育てられる)。一生ものの品格があり、粒が小さければお値段も手ごろです。ネックレスなら30万円前後から、ピアスなら3万円前後から入手可能です。淡水パールは、カジュアル指数が高く、フォーマルにはやや不向き。大粒の白蝶真珠や大人っぽい黒蝶真珠も、いつかは手に入れたい。
ネックレス&ピアスはどう選ぶ?
直径6〜7mm玉のネックレスとピアスで間違いなし!
初めてのネックレスは、直径6〜7mmの玉を連ねた長さ40cmのチョーカータイプが、おすすめ。首回りにぴったりくるよう、長さを調節してもらうのがベストです。ピアスも直径6〜7mmの玉でそろえれば、セットでフォーマルにも使えます。もっと気軽に日常使いしたいときは、直径5mm前後の玉を選んでも。ちなみに、耳たぶからこぼれるような大粒は20万円前後からです。
A 2連にしても使える約80cmのオペラレングス
B フォーマルイメージの約60cmのマチネーレングス
C 首回りにジャストな約40cmのチョーカーレングス
D 重ねづけにもステキな約120cmのローブレングス
どんなお手入れが必要?
使ったら拭くだけ。1~2年に1回は「糸替え」を!
パールのお手入れは、使った後に汗や皮脂を拭くだけと、意外に簡単。忘れたくないのは、1~2年に1回の「糸替え」です。ネックレスの糸は、使ううち徐々に緩んでしまうもの。外で糸が切れてバラバラに…は絶対に避けたいから「糸替え」は必ず。“ミキモト”では「糸替え」などのメンテナンスは無料。海外やネットで購入するときは、こうしたメンテナンスをどうするかも考えて。
日ごろのお手入れは乾拭きでOK。水洗いは厳禁。保管はほかのジュエリーと接触しないように。購入時のケースに戻せば安心。
<モデル写真>
赤リップ:今シーズン最も注目したい“赤”。ツヤを消したマットテクスチャー。ブラウンみさえ感じるダークシェード。これぞ、この秋手に入れるべき、完璧な“赤”。このリップだけで着こなしまで粋に見える! シャネル ルージュ アリュール ヴェルヴェット 59 ¥4,200
ピアス¥77,000・ネックレス¥330,000(ミキモト カスタマーズ・サービスセンター〈ミキモト〉) シャツ¥15,000
(「10ブランドの永久不滅の赤リップ10本!」に続く)
2016年Domani10月号「パールと赤リップで品格をまとういい女!」より。
【本誌掲載時スタッフ 撮影/石倉和夫(人物)、恩田はるみ(静物) ヘア&メーク/AYA(LA DONNA) スタイリスト/角田かおる モデル/小濱なつき 構成/木更容子】
初出:しごとなでしこ