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FASHION

2018.11.24

安西こずえさんの【ヴィンテージ】入門|人気スタイリストが伝授!

安西こずえの【ヴィンテージ】入門。人気スタイリストが伝授! シンプル派でもいける3つのスタイルを、厳選ショップリストとともにご紹介します。

いつもはきれいめ派も、シンプル好きも、どうやらこの秋は「ヴィンテージ」気分が外せないみたい。おしゃれ好きの間で話題の存在、ヴィンテージ。トレンドともリンクするこの秋こそ、デビューしどき! ヴィンテージの魅力が楽しめ、初心者も挑戦しやすい3つのスタイルを、厳選ショップリストとともにご紹介します。スタイリスト・安西こずえが伝授!

安西こずえさんが考える「ヴィンテージ」の魅力って?

流行って移り変わるものの、30年、40年スパンで戻ってきます。私も学生のときにL.A.で買ったリーバイス501を長年はいていたし、今、母か受け継いだエルメスの「プリュム」のバッグを愛用しています。でも、現行品だけで昔の気分をセンスよく取り入れるのはなかなか難しい。現行品では出せないニュアンスやこなれ感が叶うのがヴィンテージです。

大人が選ぶ際は、自分に合うサイズ感が重要。スカートやワンピースは長め丈に限定。とことん試着して見つけましょう。現代のトレンドのサイクルと、ヴィンテージが戻ってくるサイクルを組み合わせることで「ファッションを知っている上級者」の着こなし、自分だけのおしゃれをより楽しめると思います。

レース、Tシャツ、プリントワンピース、クラシカルで上品な小物たち。独特の雰囲気と味わいが魅力の「ヴィンテージ」アイテムで、秋のおしゃれがぐっと個性的に、上級者風に進化する。(写真上左)コットンレースブラウス¥42,000・(右下)靴¥28,000・(右中)スカーフ¥12,000(EVA) (上右)デニムシャツ¥69,800(ベルベルジン)・(中央)Tシャツ¥6,000(Milli Vintage) (左~下)ワンピース¥9,000(KIARIS vintage&closet) (右上)バッグ¥36,000(デクーヴェルト 青山店)

STYLE 01 SENSUAL CHIC

甘い要素を「かわいい」ではなく、大人の女らしく

「ヴィンテージ初心者も取り入れやすく、またトレンドともリンクして現行品の感覚で着やすいのが、プリント柄のワンピース。選ぶポイントは、『大人っぽいモノトーン一択』! 長めの丈感も重要です。Gジャンは、大きめ&濃いめが今年らしい選択。そこに端正でメンズライクなパテック フィリップのヴィンテージ時計で、上質感をプラス。マットな黒のスエードのバッグと靴で全身をシックに締めて、かわいさを女らしさにシフトします」

レース&ドット柄ワンピースに、メンズのGジャンをプラス。ブーツやジュエリーは現行品を選び、今の空気に。ワンピース¥12,600(EVA) デニムジャケット¥178,000(ベルベルジン) バッグ¥9,500(KIARIS vintage&closet) 靴¥36,000(RHC ロンハーマン〈マリサ レイ〉) ピアス¥21,000(ナノ・ユニバース カスタマーサービス〈AUGUSTINE PARIS〉) ヴァンリックのハートネックレス¥108,000・CVC ストーンズのストーンネックレス¥590,000(ロンハーマン)

時計[人物・静物共に]¥950,000(Shellman バーニーズ ニューヨーク 銀座本店内)

KIARIS vintage&closet
東京都目黒区駒場4-1-19
03-6313-6245

TORO Vintage Clothing
東京都渋谷区神宮前1-2-10
03-6447-4147

STYLE 02 Boy meets girl

少年っぽさと、女の子らしい遊び心の絶品ミックス

「古い年代のものでしか出せない、こなれ感やたたずまい。高価だからいいというものでもなく、もっと気軽に、カジュアルに楽しんでいい。そんなヴィンテージの魅力にダイレクトに触れられるのが、Tシャツやデニムといったボーイッシュなアイテムです。現行品だけだと、ともすれば過剰に見えがちな大胆でキュートな小物使いも、色あせたTシャツやはきこまれたデニムがさらっと受け止めてくれ、ぐっと小粋な着こなしに仕上がります」

STYLE 02 Boy meets girl

古着のTシャツもリーバイスも、ジャストサイズを厳選。ヴィンテージのプラダのサンダルは、デニムと同じブルーとベージュのチェック柄。そのベージュをリンクさせれば、ファーベレーやレオパード柄小物などの強め小物もすんなりなじむ。Tシャツ¥5,500(Milli Vintage) デニム¥35,800(ベルベルジン) 靴¥24,000・バングル¥42,000(EVA) ミュールバウアーの帽子¥28,000・エレナローナーのピアス¥27,000(DES PRÉS丸の内店) サングラス¥46,000(SUNRISE〈THIERRY LASRY〉) サスペンダー¥26,000(ロンハーマン〈ラ プレスティック ウィストン〉)

Milli Vintage
東京都渋谷区富ヶ谷1-9-14
https://shop.millivintage.com

Preloved
東京都港区南青山6-2-13 ファイン青山4F
070-1389-5295

STYLE 03 Like a Lady

クラシカルとモダンの融合をテーマに

「現行品に見えるくらいの適度なヴィンテージ感と、ジャストなサイズ感〟が、このワンピースを選んだ決め手。大人が着るなら、どこの服? と聞かれるくらいのこれみよがしでないヴィンテージ感がちょうどいいと思います。また、全身ヴィンテージというのも今の気分とはちょっと違う。そこで注目の新鋭ブランドのバッグや、細いヒールがヴィンテージでは珍しい昔のフェンディのパンプスで、今のニュアンスをうまく融合させます」

小物しだいで、きちんと感のある装いからカジュアルまで着回せるネイビーのひざ下丈ワンピース。とろりとしなやかな落ち感やバルーンスリーブ、すその切り替えが、動くたび女らしさを香らせる。使い勝手のいいシルクスカーフを頭に巻き、ヴィンテージ気分が満喫できる着こなしに。刺しゅうが効いた現行のモダンなバッグやヴィンテージの細いヒールで、クラシックと「今」を融合させて。ワンピース¥40,600・スカーフ¥15,000・靴¥12,600(EVA) イヤリング¥18,000(デクーヴェルト 青山店) バッグ¥100,000(ウィムガゼット 丸の内店〈ヘイワード〉)

EVA
東京都渋谷区猿楽町2-1 アべニューサイド代官山Ⅲ-1B
03-5489-2488

Hooked Vintage
東京都渋谷区渋谷2-12-6
http://hooked.jp/

●この特集で使用した商品の価格はすべて、本体(税抜)価格です。

2018年Oggi11月号「シンプル派でもいける! ヴィンテージ入門」より
撮影/YUJI TAKEUCHI(BALLPARK) スタイリスト/安西こずえ(COZ.inc) ヘア&メイク/木部明美(PEACE MONKEY) モデル/土屋巴瑞季 撮影協力/バックグラウンズファクトリー、AWABEES 構成/須藤由美
再構成/Oggi.jp編集部

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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