本日発売のOggi11月号掲載、写真家であり映画監督の蜷川実花さんの連載『悪い男』のゲストは、俳優・中村倫也さんです。朝ドラでの活躍は記憶に新しく、ほか映画やCM、バラエティにも引っぱりだこ。今いちばんのモテ男の色気を、3ピーススーツ&白シャツ姿でたっぷりご堪能ください!
今月の裏設定は『もしも中村倫也が仲の良い同期社員だったら』です。同じオフィスで働いている同僚に、ある日恋心を打ち明けられたら…、しかもそれが中村倫也さんだったら…。本誌ではスーツ姿の中村さんを至近距離で感じられる大きな写真に、中村さん流の恋のアプローチ方法をインタビューしています。ぜひ手にとってキュンキュンしてください。
本誌未収録のお話をちょっぴりお届け!
「本誌インタビューではまだまだ足りない」という、声にお応えして、本誌に収録しきれなかったインタビュー内容をお届けしています。
Q.本誌インタビューでは、好きになった相手へ「惚れた!」と宣言する、というお話をうかがいました。それは…、成功率はいかほどなのでしょうか?
「そんなに惚れないですからね。成功率は…、どうでしょう? 『口説きます』って、宣言してからすべては始まって、あきらめが悪いのでそれを言い続けるタイプです」
Q.ストレートに告白をするタイプの中村さんですが、女性サイドからのアピールがあった場合はどんなリアクションをとりますか?
「難しいですね~。はっきりと好意を伝えてもらえれば対応のしようがあるのですが、どちらかわからない場合は困ってしまうと思います。『はっきりしろい!』と、思うかも。好きなら好きとはっきり言ってほしいかな、と」
Q.今まで意識していなかった女性から「好き」と、はっきり気持ちを伝えられた場合、恋愛に発展する可能性もある?
「あるんじゃないでしょうか!」
Q.お酒が好き、とうかがいました。デートするならお酒に強い女性がいい?
「いや、ぜんぜんそんなことないですよ。ぼく自身も最近弱くなっちゃいましたし。本来は日本酒が好きなんですが、最近はハイボールを飲むようにしています。飲みに行く頻度も減ってきたなあ…。22才ごろから日本酒に目覚めて。もともとは飲まなかったのですが、舞台の打ち上げに参加する機会が増えて、飲みの場が楽しいことに気が付いちゃって。自分に合ったお酒を探さなくちゃ、と、いろいろ試していた末に行き着いたのが日本酒でした。ぼくの場合、体質的な問題か次の日に残りづらかったんですよ」
Q.今後、挑戦してみたいお仕事はありますか?
「少し話がそれるかもしれませんが、絵をうまく描けるようになりたい。それを仕事にしたいってわけでもないんですけど、人生がより豊かになりそうじゃないですか。最近、iPadにペンシルでよく風景を描いています」
Q.好きな人の似顔絵なんかは描かないのでしょうか?
「好きな人?? いや~、女性の似顔絵を描くと大体怒られることが多いんです。シワとかシミとかもれなく描いてしまうので!(笑)」
Q.お気に入りの服装はありますか?
「ラクな服装ばっかりしていますね。しめつけのないリラックス感のある…。ただ、だらしなくならないよう絶妙な感じは狙っています。夏はサンダル、それ以外だとブーツ。両極の足元ですが、そのふたつのアイテムぼくの中で定番かな。おしゃれって詳しくないんですよね。コーディネートに3色以上入っているとわからなくなってしまって。なので、極力シンプルな格好が多いです。一方で、最近は30才を過ぎたのでちゃんとしたものを着たいという願望があり、なるべく素材が良さそうなものを選ぶように心がけています。特に男物って、きちんとしたものと安いモノって価格がば~~んと変わってくるんですが、ちょっとずつちょっとずつ、良いものを集めていきたいと思っています」
Q.30才を過ぎたことで心境の変化はありましたか?
「ありました。見られ方が変わるし、なによりガッカリされたくないじゃないですか」
Q.お誕生日がクリスマスイブということで、損したことがあれば教えてください。
「得したことは『忘れられづらい』、『覚えやすい』こと。それ以外はないです(笑)。損というか、申し訳ないな、と、思ったことは、誕生日会を開いてもらうことになったとき、誕生日用のケーキの調達がしづらいこと! クリスマス用のプレートやデザインしかないんですよね、この日は。いろいろなお店を探させてしまった経験があって、そういうのは申し訳ないです。それから、人を集めづらいのも幹事さんには悪いな、と思うところ。みんな恋人や家族と過ごしている日ですからね。恋人がいるときは、そうですね、彼女が24日は誕生日の飾り付けやお祝いを用意してくれて、25日になったらクリスマスの飾り付けや料理を作ってくれて、と、大忙しでかわいそうなことがありました。ぼくはあまり誕生日やイベントに頓着するタイプではないから『いいよいいよ』って感じなんですけど」
Q.今いちばん気になっている動物はなんですか?
「カモノハシ(即答)。いろいろ調べていくうちに、カモノハシって雄だけ後ろ足に毒針があることがわかって。犬ぐらいなら殺せるらしいんです。くちばしはぶにゅぶにゅだし、見た目もノンビリしてそうなんですけどね。元は、サメとか、生体電流(生物が放つ微弱な電流)を感知する機関を持った特殊な生物について調べていたらカモノハシもそのひとつということがわかって行き着きました。ビジュアルで検索していくなら、気持ち悪い系の生き物に興味があります。深海魚とか。一度でいいから『リュウグウノツカイ』を生で見てみたい」
Q.1週間オフがあったらなにをしたい?
「あまり会っていない友人と飲みに行くかなあ。あとはジムに行って。規則正しい生活がしたいです」
Q.旅行するとしたら?
「史跡や宗教建築など、歴史のある土地を訪れるのが好きで、今いちばん気になっているのはイスラエル。遠いからすぐには行けないでしょうけど…。リゾートにはあまり興味がないので、個人的には行かないです。リゾートは仕事で訪れたいですね。『さあ、着きましたよ~! ホノルルです!』みたいなやつ(笑)。ひとりで行ってもなにをすればいいかわからないんですもん。暑いのも苦手だし」
Q.中村さんの考える『悪い男』ってどんな人でしょう。
「女性を魅了する男…ですよね? 知っている人がいたら教えてもらいたいくらいです! 男から見た魅力的な男とは違いそうですもんね。『魅力的だと思われたい男』なのかな。要は努力家、努力していないとモテないですよ、やっぱり。それは女性にも言えると思いますし。男なんて放っておいたらクズみたいな生活になっちゃう。基本みんな怠け者だと思うから」
Q.中村さんは努力家?
「たまにしてます。たまにです。頑張ってます。でも、最近は年をとったせいか、女性に対して『みんなかわいくていいね。幸せになってね!』と、遠巻きから見る感じになっちゃった。もうすっかり親戚のおじさんみたいなポジションです」
淡々と答えてくれていると思いきや、いきなり冗談を言って場を和ませてくれる。会話術を心得た大人の男ってこういう人なのではないでしょうか。デートに連れて行ってもらえたら、ひと晩で陥落してしまうこと必至ですね!
中村倫也さん出演の映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』は10月26日(金)全国公開!
【出演】西島秀俊、波瑠、岡山天音、中村倫也、濵田マリ、橋本 愛、柄本 明ほか
【原作】小森陽一『オズの世界』(集英社文庫刊)
【監督】波多野 貴文
【ストーリー】遊園地の知られざる裏側と不慣れな地で奮闘する新米社員・波平久瑠美(波瑠)を描いた、最高にハッピーでポジティブな気持ちになれる、お仕事エンターテイメントが完成! “魔法使い”と呼ばれる風変わりなカリスマ上司・小塚慶彦に西島秀俊、ひとクセもふたクセもある従業員らを実力派の役者が演じ、中村さんは主人公の遠距離恋愛中の彼氏役を担う。10月26日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか、全国公開。
配給:HIGH BROW CINEMA、ファントム・フィルム
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