プチプラ服も好きだけど、ブランド小物も気になるのが女心。これからは、自分の年齢×キャラクターをより引き立ててくれる名品を吟味していきたい。ブランドが前へ出るのではなく、あくまでも「私に似合う」が選びの基準。大事に育てて、自分だけの素敵なトレードマークに。10年使うから、私に似合うものを今、本気で探す!
ほんのりクラシカルかつ歯切れのいい「黒」が、上質なこなれ感を促進
30歳 モード派の特徴は…
✔️ ジャケットをくずして着るのがマイブーム
✔️ バッグは収納力も重視
✔️「かっこいい」と言われたい
トレンド好きでカジュアル上手なこのテイストの人は、意外と「黒」の小物の所有率が低めだったはず。ここへきて、あえてクラシカルでマニッシュな黒小物を効かせていくと〝わかってるモード感〟が高まる。老舗の品格と現代的ミニマルモダン、両方のバランスがいいブランドから選ぶのがコツ。
BAG|セリーヌのビッグバッグ
黒バッグこそハイブランドの迫力が必要。リラックスしたトート型なのに洗練された風格はさすがセリーヌ。大きめサイズも装いのアクセントに。ブランドバッグもシンプルな黒を選び、荷物をたくさん入れて無造作に持つ。そんな使い方も30歳からのおしゃれを鍛える作法。大人気の「ビッグバッグ」シリーズのスモール。マチが広く使い勝手も抜群。
バッグ[26×24×22]¥315,000(セリーヌ ジャパン〈セリーヌ〉)
WATCH|ジャガー・ルクルト〟のレベルソ・ワン復刻版
あえての細身で引き締めるという選択。今までの手持ちが大ぶりのラウンド時計なら、次にねらいたいのは細身の長方形ケース。手元もマニッシュかと思いきや、意外と繊細な面持ちというのが素敵なギャップに。黒フェース&黒ストラップで辛口のキャラクターはキープして。定番の「レベルソ」より華奢ですっきりした印象のモデル。
時計[SS×アリゲーターストラップ/クオーツ]¥530,000(ジャガー・ルクルト)
SHOES|ジェイエムウエストンのコレクションパピエ シグニチャーローファー
トラッド靴は配色で今っぽさを。フランスの革靴の名門ブランド。デニムやチノパンをくずして着るのが得意なモード派なら、これ
くらい堅めの足元もかっこいい。永遠の定番と称されるモデルは、モノトーン配色&クラッシュ模様を選んでひねりを入れて。自分の足になじむまで1年かかると言われる堅牢なつくりも、愛着のもてるポイント。ワイズが選べるのも魅力。
靴[2.5]¥120,000(ジェイエムウエストン 青山店〈ジェイエムウエストン〉)
いつものコーディネートに合わせると…
ジャケパン×Tシャツの今どきシンプルを、黒の上質小物で引き締めて。同じ黒でも、大きめバッグと華奢な時計のコントラストも計算が利いて。
Oggi9月号「〝自分だけ〟のハイブランド名品」より
撮影/渡辺修身 スタイリスト/関口真実 イラスト/寺澤ゆりえ 構成/三尋木奈保
再構成/Oggi.jp編集部