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2020.03.13

働き方改革実行中! JICAで盛り上がっている「社内インターン」制度に注目!【第3回】

PR/JICA

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いろいろな会社が取り入れ始めているとは聞くけれど、実際どんなことをやっているのかよく分からない…! そんな「社内インターン」制度を積極的に導入しているJICAを訪問。今回は入構3年にしてすでに2度目の社内インターンに挑戦している勝田さんを取材しました!

社内インターンを積極的に活用して、ひとつの物事を多角的に眺められる人材に!

日本のODA実施機関として世界各地の開発途上国への国際協力を行っているJICA。多くの女性が生き生きとグローバルに働くJICAでは、ここ数年で「社内インターン」制度が広く根付き始めています。前回記事に続き今回も、社内インターン制度を利用して活躍している職員の方にお話を伺いました。

これまでの記事はこちら!
働き方改革実行中! JICAで盛り上がっている「社内インターン」制度に注目!【第1回】【第2回】

今回インタビューをしたのは、この春で入構4年目を迎える若手ホープの勝田梨聖さん。3年のJICA生活で、すでに2度の社内インターンを経験しているという彼女のキャリアプランへの思いに迫ります。

▲昨年8月から、2回目の社内インターンに取り組んでいる勝田梨聖さん。当初計画していたインターンの業務内容は今年1月に完了しましたが「もう少しやりたい!!」と業務を追加して延長希望を申し出た〝積極派〟です。

まずはじめにJICAに就職した理由を教えてください。

勝田さん:学生時代に、ラオスの教育支援をするボランティア活動に取り組んでいたんです。実際にラオスの村落部へ行き、どうすればよりよい教育環境をつくれるかを現地の方々と一緒に考えて、日本での寄付金を使った学校の改築など、教育環境の改善のお手伝いをしていました。そこで目にした、自分たちが生きていく環境を自分たち自身で変えていこうとする姿がとても魅力にあふれていて。開発途上国が成長していくダイナミズムを〝教育〟を通じて感じながら、国の発展のお手伝いができる仕事に就きたいと思うようになりました。

入構してから3年、JICAではどんなお仕事をしてきましたか?

勝田さん:まず配属されたのは「人間開発部」。開発途上国における就学前から初等・中等までの基礎教育分野の協力を行う部署で、私はガーナなどのアフリカ地域の国々を担当していました。昨年に異動をして、今は「中東・欧州部」に所属しています。セルビアなどの西バルカン地域やトルコ、ウクライナ、ルーマニアなどを担当していますが、円借款(※長期にわたる緩やかな条件による、低利の有償資金協力)や調査業務などを通じて環境保全やインフラ整備などを支援する業務に携わっています。前の部署では教育という〝課題〟担当として、今の仕事では〝国・地域〟担当として国際協力を行っています。

▲現在担当している西バルカン地域を取り上げているJICAの広報誌を見つけ、すかさず手元に。「西バルカン地域は、EU(欧州連合)への加盟を目標に掲げていて、そのために例えば環境分野だとEUの環境基準の達成が国の課題になっているんです」

ふたつの部署を経験しながら、同時にふたつの社内インターンにも挑戦してきたとか。

勝田さん:1度目のインターンは2018年末から2019年6月にかけて半年ほど。人間開発部に所属しながら、企画部の「国際援助協調企画室」という、文字通り国連などの国際機関などと協働・連携をはかる部署でインターンをしました。インターンでは、「世界銀行との連携をツールに、JICA事業の開発効果をどのように向上できるか?」を検討しました。そして2度目は、現在進行形。「評価部」という部署で、JICAの技術協力事業の内部事後評価について実践的に学んでいます。

JICAの社内インターン制度が本格的にスタートしたのは2018年と伺いましたが、その頃からすでに参加されていたんですね。

勝田さん:社内インターンというものをそのとき初めて知ったんですが、当時の上司の後押しもありつつ、もう勢いのままに手を挙げました(笑)。参加してわかったのは、自分が持っている問題意識をもとに、想像以上に実践的に取り組める制度だということですね。世界銀行との連携に関するインターンをしていた頃は、本来業務ではガーナの新しい教育事業の立ち上げに取り組んでいたのですが、インターン業務にも一部関係があってアメリカにある世界銀行本部を訪問する機会があり〝世界銀行本部のガーナ教育担当者〟と面談することができたんです。そして、その後本来業務でガーナに出張した際には〝世界銀行ガーナ事務所の教育担当者〟と打ち合わせする機会をつくって… 世界銀行もガーナで教育事業を立ち上げるところだったので、「お互いの強みを活かし合って、事業の相乗効果を生み出したい」という自身の思いのもと、JICAとの連携体制の構築について協議を進めました。

社内インターンは〝研修〟の一種ですが、その域を大きく飛びこえているような…!

勝田さん:本来の仕事とインターンの取り組みの歯車がタイミングよく噛み合ったことで、その両方をぐっと大きく動かせた感覚がありましたね。社内インターンに参加したことで、〝開発途上国の教育改善〟というテーマに対して、国際機関との連携という別の視点からアプローチできたことが嬉しかったです。開発途上国における教育改善をライフワークとして、教育分野を軸に自分のキャリアを築いていきたいという夢を就職前からずっと抱いていましたが、その分野に深くコミットするためには〝教育〟だけを見ていてはダメだとも思っていて。たとえばインフラ開発と教育の関係や、他の国際機関による教育支援のアプローチなど、教育協力を多角的に捉えられる人材になりたい、それを叶えられるようなキャリアを積んでいきたいと考えていたんです。社内インターンを経験することで、その思いがより強くなりました。

その思いがあって、また別の社内インターンに参加されたんですね。

勝田さん:社内インターンの魅力はいろいろありますが、そのひとつに自分で部署を選べるという点があります。確かな専門性もスキルもまだまだ持ち合わせていない私は、人事異動で行き先の希望を表明することはできても、まだまだ〝選ばれる〟ような人材ではありません。だけど、社内インターンであれば、自分のやりたいこと、興味関心、問題意識にもとづいて「この部署の仕事を経験してみたい」と積極的にアプローチして、その思いを自主的に叶えることができる。一度目のインターンでは、JICAの事業効果を向上するために外部機関とどう連携できるかを考える経験をしましたが、次は事業サイクルを改めて初めから見つめ直す経験を積みたいなと思ったんです。それで参加したのが内部事後評価をテーマにしたインターンでした。

▲「いろいろな部署での経験を通して、教育協力についてより深く考えられるようになりたい」と語る勝田さん

内部事後評価とは、具体的にどのような仕事なんですか?

勝田さん:JICAが取り組んでいる開発途上国への技術協力プロジェクト等が、終了後も効果が維持されているかどうかをJICAの人材が総合的に評価する、という仕事が内部事後評価です。私が担当したのは、2015年まで行われていたインドネシア商業省の輸出振興サービスの改善プロジェクトの事後評価。昨年10月には実際に1週間ほどインドネシアに赴き、関係各所でインタビュー・情報収集をし、評価結果をまとめ、そしてJICA内の関係部署やインドネシアの事業実施機関からフィードバックを受け、他のJICA事業の改善のために評価結果から得られた提言や教訓を導出する… という一連のフローを経験しました。

〝教育〟の分野とは直接的な結びつきはないんですね。

勝田さん:はい、教育とは全く関係ないインターンですが、事業サイクルの全体を俯瞰的に学べるいい機会だなと思って参加しました。事業成果を評価するためには、そのプロジェクトのニーズが生まれたきっかけから、実施に至る経緯、そして成果発現に至るまでの最終的な到達点まで、そのプロジェクトの全てを理解しないといけないんですね。一度目のインターンとは全く違うアプローチで事業マネジメントについて学ぶことができましたし、このインターンで得た事業マネジメントの教訓は、教育を含む多岐にわたる分野の事業に活かすことができます。この活動はプロジェクト終了後も本当に効果を発揮できているんだろうか? と長期的な視点で国際協力を考える意識を持てるようになりました。

働き方のクオリティもモチベーションも、社内インターンがUPさせてくれる。

社内インターンという枠組みの中で1週間も海外出張に行くことに驚きました! ひとつめのインターンもですが、時間も労力もかかりそう。本来業務との両立は大変でしたか?

勝田さん:それはもう… とにかくやるしかない!! という状態でした(笑)。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、あの内容についてじっくり考えたい… あぁでもそんな時間がない… と、頭の中をいろいろな思いや焦りがグルグルと渦を巻いている感じ。だけど、どうしようもなく手一杯な状態を味わったからこそ、やるべきことの取捨選択をする、優先順位をつけて仕事をしていく、効率よく仕事をすることの大切さを身をもって学べました。社内インターンに参加することで、賢く仕事をする訓練ができたのかなって、ポジティブに考えています(笑)。

それから、一緒に働くみなさんの理解も大きそうですね。

勝田さん:その点もすごく大きな支えですね。たとえインターン案件の仕事で所属部署を不在にしても、本来業務をしっかり進めていれば、職員の人材育成の機会として前向きに捉えてくださる風土や、助け合いながら仕事をする環境に助けてもらっています。それに、実はこれまで取り組んだインターンは、どちらも上司の「チャレンジしてみたら?」という言葉に後押しされて参加を決めたんです。それだけではなく、通常の仕事はもちろんのこと、インターンについてもたくさんアドバイスや協力をしてもらって… そのおかげでやり遂げられたなと感じています。

▲「『面白そう! やってみたい!』と思ったけれど、本来業務と両立できるか不安で…」という勝田さんの背中を押したのが上司の言葉だったそう。組織で人材を育てていくJICAらしいエピソードでした。

とても大変な経験だったと思いますが、その他にやってよかったなと思う点とは?

勝田さん:普段は数年単位でひとつのプロジェクトを動かしますが、インターンでの取り組みは長くても数ヶ月。短期間で成果を出すことを意識して、計画から実践、振り返りまでのサイクルを回す経験ができたことも今後に活きると思っています。そしてインターンの成果を目に見えるかたちに残すことが嬉しい。それは自分の中での小さなやりがいでもありました。また、〝報告会〟としてインターンの内容やその成果をプレゼンする機会もあるんですが、私のような若手の報告会であっても、部署も違えば年次も私よりはるかに上の方まで関心を持って聞きにきて、コメントやフィードバックをいただける。それもとっても嬉しかったですね!

ズバリ、3回目の社内インターン参加も視野にいれていますか?

勝田さん:これからどんな仕事をしていくにせよ、どこかで〝教育〟という分野に触れながら仕事をしていきたいなと思っています。それが仕事そのもののモチベーションにもつながりますし。面白そうだなと思うもの、興味があるものがあれば、またどんどん参加していきたいです!

▲まっすぐに自分の夢を語る姿がとても印象的だった勝田さん。さらなる活躍に期待大です!

自らのキャリアを積極的に考えながら、ポジティブにかっこよく働くためのポートをしてくれる… そんなJICAの「社内インターン」制度はいかがでしたか?

世の中にどんどん広がっている新しい働き方を賢く上手に取り入れ、進化していくJICA。これからの「働き方改革」も見逃せません!

国際協力機構(JICA)公式サイト

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撮影/トヨダリョウ ヘア&メイク/塩田勝樹(Sui) 構成/旧井菜月

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