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2020.03.06

働き方改革実行中! JICAで盛り上がっている「社内インターン」制度に注目!【第2回】

PR/JICA

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いろいろな会社が取り入れ始めているとは聞くけれど、実際どんなことをやっているのかよく分からない…! そんな「社内インターン」制度を積極的に導入しているJICAを訪問。今回は人事部で社内インターンに取り組んでいる浅野さんにお話を伺います!

人事部で社内インターンに挑戦中。きっかけは〝子連れラオス赴任〟でした!

日本のODA実施機関として世界各地の開発途上国への国際協力を行っているJICA。たくさんの女性がグローバルに活躍しているJICAですが、「社内インターン」の制度がここ数年で大きな広がりを見せています。前回記事ではその制度概要についてご紹介しましたが、今回は実際に社内インターン制度を利用している職員の方にリアルなお話を聞きました。前回記事はこちら!

今回登場するのは、2019年8月から半年間にわたって人事部で社内インターンを行っている浅野寿美子さん。〝働き方改革〟をテーマにしたインターンに取り組んでいるそうです。

▲人事部で社内インターン中の浅野寿美子さん。2人の娘さんを育てる〝ワーママ〟でもあります!

人事部での社内インターン、具体的にはどんなことをされているんですか?

淺野さん:JICA内の〝働き方改革〟という大きなテーマのもと、「在宅勤務」「フレックス制度」「兼業・副業」「出張の負担軽減」の4つのタスクについて課題整理や実態把握、今後に向けての具体的なルール試案の作成などを行っています。私も含めた5名がこの人事部インターンに参加していて、それぞれ関心が高い2〜3つのタスクを選択して担当。私は「フレックス制度」と「出張の負担軽減」に取り組んでいます。メンバーの5名は部署も年齢もバラバラ。このインターンを通してはじめて知り合いました。

本来の所属部署ではどんなお仕事をされているんですか?

浅野さん:「管理部」という部署で、所得水準の低い開発途上国に対してインフラ整備等に必要な資金を供与する無償資金協力事業の資金管理に関する仕事をしています。いわゆる事業の〝裏方〟で、支払いを実行する前に問題がないかチェックするセクションですね。

インターン先の人事部とは、あまり関連性のない部署のようにも感じますが…

浅野さん:私は今所属している「管理部」が〝4つめ〟の部署なんです。入構してはじめて配属されたのはボランティア事業を扱う「青年海外協力隊事務局」。そのあとは「人間開発部」で教育分野を担当。そして長女の出産のために2年ほど育休をとりまして、復帰と同時にラオス事務所へ…〝子連れ単身海外赴任〟をしたんです!

というと、2歳になったばかりの娘さんと一緒にラオスへ!?

浅野さん:夫もJICA職員なのですが、ちょうどその頃はウガンダ事務所に単身赴任中で。育休中にウガンダを訪れていたのですが、そこで「また仕事したいな」と強く思うようになりまして。育休復帰するとなると、復帰する部署が〝3つめの勤務部署〟になるわけですが、〝3つめは海外事務所〟というケースがJICAでは多いんですね。新人研修で訪れた経験もあり、比較的治安もよく子育てもしやすそうなラオスを希望し、運よく希望が叶い、ラオスに赴任することになったんです。

〝子連れラオス単身赴任〟もかなり気になるトピックです… インターンのテーマから少し脱線しますが、そのお話を聞いてもいいですか?

浅野さん:もちろんです! 周りのママ友たちに話すと嘘みたいに思われるネタなんですけど(笑)、JICAには、同じような子連れ単身赴任を経験した先輩・同僚が結構いるんです。復帰の仕方も行く場所も特殊なので、ネットで探したところで求めている情報はどこにもなくて(苦笑)。経験談に基づく資料とか、それから先輩方のネットワークにも支えていただいて、約2年のラオス赴任を無事に終えることができました。

▲「ここがラオス事務所です!」とJICA内に飾られている世界地図を指さしてくれました。

浅野さん:ラオス赴任中に、JICAの人事制度のありがたさを強く感じる機会がたくさんあったんですね。でも同時に、改善できる部分もあるんじゃないか、もっといい制度に変えられるんじゃないか、とも感じて。人事制度って、ゴールがなくて社会変化に合わせてブラッシュアップしていく必要があると思うんです。自分も周りの人たちにすごく助けられたからこそ、私自身の経験を活かして制度の向上に携わることができたらいいなと考えながら帰国しました。このラオス赴任こそが人事部でのインターンに参加した大きなきっかけですね。

ラオス赴任から現在の部署、そしてインターン参加に至るにはどんな流れがあったのでしょう?

浅野さん:2年間ラオスで働いたのち次女の出産に合わせて再び育休をとり、現在の管理部にきました。書類のチェックや管理がメインになる裏方業務なので、2人の子育てと仕事の両立はしやすいですね。だけど、管理部での担当業務だけでは、ラオス時代に感じていた人事制度の向上に直接的には関わることができないな… と思っていたところに人事部のインターン募集を見つけまして。「これだ!」と思って手を挙げました。

〝研修〟とはいえ実践的! インターンの取り組みが新たな制度の土台に。

これまでの経験とインターンとがつながっていたんですね。昨年の8月から約半年、長期間にわたってのインターン参加はやはり大変でしたか?

浅野さん:人事部のインターンに関しては、毎日何かをしなければいけないわけではなく、月に何度か同じテーマのチームで集まって打ち合わせをしたり、それに向けて資料を作成をしたり… というくらい。私の通常業務は、一週間の中で仕事の波がある程度読めるので、時間に余裕があるときに書類をつくるなど、インターンにかける時間は、週に1〜2時間くらいですね。とはいえチームで打ち合わせをしたり、ヒアリングのためにインターンのメンバーと企業訪問にでかけたり… と、自分ひとりで黙々と作業をするだけではありません。メンバー5名は担当している仕事も場所もそれぞれ異なるので、取り組みの足並みをそろえるために、どうコミュニケーションをとるべきかは、本業での接点がないので悩んだこともありましたね。私はインターンを両立しやすい部署にいますが、みんながみんな同じ環境ではないので。打ち合わせひとつにしても物理的に離れた場所に勤務していることをどう乗り越えるか… とか。ですが、それと同時に部署も年齢も異なるメンバーとこうして知り合えたこともインターンの大きな収穫です。

浅野さんは「出張負担の軽減」そして「フレックス制度」の2つのタスクを担当されているということでしたが、半年近く取り組んでみていかがですか?

浅野さん:まず一番に感じたことは、こうした新しい人事制度に関心を持っている人が多いんだな、ということですね。職員全体にアンケートをとったのですが、想像以上に回答が返ってきて。たとえば「休日移動を伴う出張の場合は、その後の休養をよりしっかりとれるようなルールがつくれないか?」といった具体的な悩みやニーズがたくさん見えてきたので、その結果をもとにインターンの立場から人事部の方々、またJICA全体に向けて新しい規則や施策をプレゼン提案する予定です。現場の声に合わせた新たなルールを組織として採用していくきっかけがつくれたら嬉しいですね。

インターンって〝研修〟というイメージが強かったのですが、かなり実践的ですね。

浅野さん:そうですね。フレックス制度についても、オリンピック・パラリンピック開催に合わせて、交通混雑緩和のための時差出勤が推進されているので、部署を限定して試験的なフレックス制度の導入ができないだろうかということも検討しています。現在もコロナウィルス対策として、より柔軟な在宅勤務や時差出勤の体制をとっています。それから目に見える成果でいうと、インターンの活動の中で私たちが得たことをもっと職員に広く伝えたくて〝社内ブログ〟をスタートさせました。たとえば働き方改革のヒアリングで伺った企業訪問の報告をまとめたり、課題に合った過去の資料や報告書を改めてまとめて発信してみたり…。私自身、インターンをしてはじめて存在を知った〝使える〟資料などもたくさんあったので、そうした掘り起こしもできたらいいなと思って。ブログを通して社内の反応が感じられることも多いので、やりがいのひとつになっています。

▲「職員だけに公開しているブログですけど、いろんな記事の中で〝いいね〟の数が一番になったこともあったんですよ。すごく嬉しかったです!」と楽しそうに語ります。

今回のインターン結果には、大きな手応えが感じられそうですね。このインターンを経て、これからどんな目標や夢を持っていますか?

浅野さん:以前から人事部を経験してみたいと考えていたのですが、その想いがより膨らみました。ラオス赴任や二回の育休、現在進行形で続いている仕事と育児の両立も含めて、これまでの自分の経験を活かしていけたらと思っています。その一方で、子どもたちも大きくなってきたので、海外出張などが必要な事業系の部署にも再びチャレンジしたいなという気持ちも湧いてきました。産業カウンセラーの資格も取得したので、事業の中にある社会福祉分野など、そういった部分に携われたらな、と。こういった目標も、キャリアコンサルテーションといった形で、先輩たちとの意見交換の中で見えてきたもの。ラオスで働くときも同様でしたが、いろいろな意見を積極的に取り入れられるJICAの環境はありがたいですね。

社内インターン制度を含めた働き方改革への取り組みをはじめ、JICAには新たなことにチャレンジしやすい土壌があるような気がします。

浅野さん:規則や制度についても、組織そのものについても、誰もが臆することなくオープンに自分の意見を表に出す、出せるムードがJICAにはあると思うんです。そして、みんなでそれを議論するのが好き。こういった組織自体の性質も、新しい取り組みがどんどん広まる理由なのかもしれません。

▲「職員はいろいろな国や地域で様々な文化に触れてきた人たちばかり。〝新たなチャレンジを受け入れる器〟も多様かつ大きいんでしょうね!」と分析。

* * *

次回は、入構3年にして社内インターンにすでに2回参加している〝リピーター〟が登場。インターン制度を活用した積極的なキャリアパスへの向き合い方に迫ります。

公式サイトはこちら‎

協力/JICA

撮影/トヨダリョウ ヘア&メイク/塩田勝樹(Sui) 構成/旧井菜月

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