【ZARA】春ブラウスを着て、あのころの気持ちをもう一度!
桜の開花を無邪気に祝えるようになったのは、大人になってからのような気がします。お花見という口実をつけて、みんなで集まってお酒を飲めるという楽しさが大人になった私にはありますが、子供のころはこの季節がイマイチ好きではなくて。
というのも、4月が近づくと新しいクラスや新しい人間関係を想像してドキドキしている子供だったから。特に小学1年生になる4月前は、MAXで緊張していたなぁ。幼稚園までは親たちのおかげもあって、気がついたら家族ぐるみで仲のいい友達が何人かできていたけれど、小学校ではそんな友達とも散り散りに。。小1の入学式のシーンひとつひとつを、今でもはっきり覚えているほど、心が繊細でした(笑)。
大人になってからの4月は、「仲良しグループ」をわざわざ作らなくてもいいし、クラスもないし、とってもラク! 最高! でも、人間というのはつくづく無い物ねだりな生き物ですね(笑)。刺激のない、いつもとかわり映えのしない4月に、ココ数年はちょっと物足りなさを感じたりもしていました。
というわけで、自らに刺激を与えるために買ったのが今回のブラウス。毎度ながら、前置きが長くてすみません(汗)。ここ数シーズンのZARAにはちょうどいい緊張感のあるブラウスが豊富です。朝、ただバサッとかぶって終わり! なニットに対して、ブラウスは着る前にアイロンをかけなくてはいけないから、まず心と時間の余裕が必要。しかもこちらは肩に薄手の肩パッドが入っていて、パフスリーブもかなり大胆。自分らしく着こなすには、ヘアメークも具合を調整しなくてはいけない…などなど、何とも気の抜けないブラウスなのです。
でもそんな緊張感を乗り越えていざ着てしまえば、春の華やかなシーンにも気後れすることなくピタッとハマるから、実は自信や安心感を与えてくれるうれしい服でもある。
ふと、子供のころのことを思い出したのは、姪があのころの私と同じように小学生にあがるから、というのも大きな理由。あんなに小さかった姪が…と思うと、私も一緒になって新しい季節を始めたくなりました。
今回でこの連載は終わりです。多くの方に読んでいただき、うれしい言葉をかけていただき、本当に貴重な経験をたくさんした数ヶ月でした。「書くこと」はこれからも続けていきます。またどこかでお会いできれば…! ありがとうございました♡
ブラウス/ZARA(「プリーツ入りパフスリーブトップス」XSサイズ・¥5,990)
デニム/UNIQLO U
バッグ/ZARA
靴/ZARA
エディター 小林 文
5年半の間営業職として勤めた会社を退職後、Oggi編集部へ。編集アシスタントを経て、Oggiのファッションエディターとして独立。リアル読者だったOL経験をいかして、日々楽しみながら邁進中。1985年生まれ、名古屋出身の32歳。インスタグラムは@kobayashi_bun