三浦：エライザさんとLUKIAのコラボは今回で4回目。

エライザ：そうなんです。LUKIAは、いつの時代も女性をサポートするという気持ちを持っているので、そのマインドに私も毎回共感しています。これまではお花をモチーフにした華やかで優しい世界を時計で表現していたのですが、今回はちょっぴりロートーンで。静かな時間に自分の心を育て、しだいに開花していく、というイメージで「星月夜」というテーマにしてみました。

三浦：このテーマを聞いたとき、すごく壮大でグッときましたね。空を見て宇宙を想像すると「自分って、ちっぽけだな」って思うことがよくあるんですけど、常にその気持ちでいられたら、ふだん起こる悩み事のほとんどが、どうってことないはずなんです。なので、そのメッセージをこんな小さなダイヤルで感じられるのはすごいなと思いますね。

エライザ：自分を俯瞰することで楽になることってありますもんね。何かに集中すると視野が狭くなりがちですが、この時計を見たときに、現実から離れてパッと心が緩んでくれたらうれしいなと思います。

三浦：単純に「この時計かわいいな」とボーっと眺めるだけでも、心を無にしてくれるパワーがある気がするんです。実際、ディテールが繊細で、本当にうっとりしますもん。

エライザ：うれしいです！ パッケージデザインもすごくテーマに合っていてかわいい〜♥

三浦：ポイントはエライザさんが好きと言っていた土星をちりばめたこと。あと「宇宙」と聞いたときに重力がどこにあるかわからないデザインにしたいなと思って。

エライザ：なるほど、だからロゴが斜めになっているんですね！

三浦：そうなんです。そんなわけで、箱もクロスも時計と一緒に飾ってもらって、僕たちからのエールを感じてもらえたら。

エライザ：三浦さんって、このJosieちゃんのイラストをはじめ、ブランドのプロデュースやディレクション…いろんなところでご活躍されていますが、その原動力ってなんですか？

三浦：原動力なんてないですよ。人に求められたことに対して応えるのが好きなだけ。自信はゼロだし、自己肯定感も低いから、そういった周りのリクエストに応えることでギリギリ保っているんだと思います。多才なエライザさんこそ、どうなんですか？

エライザ：そうですね。〝知らないことを知っている〟というのが好きなんですけど、それに尽きるかなと思います。年々「知らない」ということが恥ずかしくなってきている自分がいて、最近面白いんです。なんか私〝愚かかわいいな〟って（笑）。それを感じたくていろんな挑戦ができているのかもしれません。

三浦：何事も楽しむことを忘れないでいたいですよね。周りに飲まれず、自分の人生を面白がる。

エライザ：目標とか立てなくてもいいと思うので、好奇心の赴くままに。一歩一歩、歩みを進めていきたいです！