Oggi専属モデル4人が魅せる、憧れワードローブ
久しぶりに勢ぞろいしたOggi専属モデル4人。うっとりするラグジュアリーブランドの新作からパワーをもらって!
1|泉 里香 meets HERMÈS(エルメス)
現代に生きる、都会的でアクティブな女性のために。秋の〝エルメス〟が提案するのは、深く美しいブラウンに彩られたコレクション。ショート丈のニットやハイウエストのパンツ、オーバーサイズのコートが、泉 里香の鍛えられた体にしなやかに寄り添い、その動きと精神を解放する。
コート¥804,100・ニット¥287,100・パンツ¥305,800・バッグ¥1,043,900・リング/ともに参考商品(エルメスジャポン〈エルメス〉)
泉 里香
1988年生まれ、京都府出身。2003年デビュー以降モデル、俳優として活躍。2023年度は年間の表紙最多登場数「トップカバーアワード」ファッション部門賞受賞。主演含めドラマ5本に出演。本年はドラマ『正直不動産2』、大河ドラマ『光る君へ』和泉式部役など、活躍の幅を広げている。
今を楽しむために、後悔がないように。ひとつひとつ、重ね続けていく
「心配性だし、いつだってビビりです。やり切ったなと思えてもゴールや正解はない。だから、準備してきたから大丈夫、と自分に自信をつけさせるために、最善を尽くして準備します。
ドラマも表紙も取材も全部、やっていることと注ぐエネルギーは一緒。カメラの前に立つとき、つくり手が撮りたいものは頭に入っています。そこから求められるものに応える表現を、スタッフの皆さんに引き出してもらう。そのための心身の基礎、セリフや知識などできる限りのベースを蓄積し、叩き込んだ状態で臨みます。
誤解を恐れず言うと、流されたいんです。関わってくださる皆さんがすごいと思うから。準備もトレーニングも、地味だし大変。でも今を楽しむために、カメラ前を楽しむためにやっているんだと思います。
目標は設定しません。そのときの自分の力をすべて出せるように、後悔しないように、ひとつひとつ重ねるだけです」(泉 里香)
2|朝比奈 彩 meets PRADA(プラダ)
歴史の断片や知識をちりばめて再構築した〝プラダ〟。高い襟にずらりとボタンを配したレザージャケットは、ヴィクトリア時代のムードを思わせながらあくまでモダン。そのソリッドなシルエットに、立体的なフリルが目をひくスカートを異素材で重ねて。
知性とロマンティックさ、辛口さと愛らしさを併せもつ奥行きのあるスタイルが、朝比奈 彩の個性とリンクする。
ジャケット¥1,155,000・スカート[グレー]¥319,000・スカート[リネン]¥544,500・バッグ¥594,000・靴¥203,500・シングルピアス¥187,000・リング¥500,500[すべて予定価格](プラダ クライアントサービス〈プラダ〉)
朝比奈 彩
1993年生まれ、兵庫県洲本市(淡路島)出身。2014年モデルとして活動開始。2017年俳優デビュー。高い身体能力を活かし、配信ドラマ『今際の国のアリス』シリーズや2023年公開の初主演映画『レッドシューズ』をはじめ、精力的に活動中。
すべての「選択のタイミング」は正解だし、正解にする覚悟はある
「ここ数年、人生における大きな決断と選択が続きました。それぞれタイミングについては、正直すごく考えました。でも今は正解だと思っている。正解にしていくしかない、そう思います。
元々キャリアを大事にしたい派。結婚は、私の願う人生の方向性や夢を視野に入れて、なおかつそれをとても尊重してくれる相手と状況に、すべてを任せました。今、より自分らしくいられるのは絶対的味方がひとりいる、というのも大きいのかも。
出産の決め手は、配信ドラマ『今際の国のアリス』という作品に出演し、生きるか死ぬかの瀬戸際を演じ続けて得たひとつの問い。『人生最後の日に何を経験していたいか』私の答えは出産でした。もちろん答えは人それぞれ。出産前は闘うモード300%ですべて完璧を目指しましたが、今はやるべきことや大事なことに順序をつけたうえでできる限り、というマインドに。
ペースはゆっくりでもいい。地道にキャリアを重ねれば、いつかレベルアップするのは間違いないから」(朝比奈 彩)
3|飯豊まりえ meets GUCCI(グッチ)
クリエイティブ・ディレクター、サバト・デ・サルノが〝グッチ〟で初となる秋冬コレクションで表現したのは「夢の描き方」。
飯豊まりえがそのヘルシーな肢体にまとったのが、クラフツマンシップを駆使して仕立てられた、ダブルブレストのコート。流れ落ちるようにあしらわれた深いブルーのスパンコールが、コートのしなやかな素材と構築的なシルエットを際立たせるようにきらめく。
リラクシーでありながらどこかはかない、まさに夢のような極上のピース。
コート¥1,430,000・バッグ¥638,000(グッチ クライアントサービス〈グッチ〉)
飯豊まりえ
1998年生まれ、千葉県出身。2008年にモデル、2012年に俳優デビュー以降、ドラマや映画、CM、バラエティ、舞台、雑誌など幅広く出演。近年の主な映像作品は映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』、主演ドラマ『何曜日に生まれたの』など。
「演じることも仕事も大好きで大切。だけど常に作品の世界――フィクションの中で生きていると、ときに空しくなることもあります。知らない人が自分を知っていて、オンとオフが同時で、自分の生活であるようなないような感覚。どこか現実感がなかったのかもしれません。
でもここ数年『生活する』とか『本当の自分』というものが、すごく大事だと思うようになりました。以前よりずっと、人としての幸せや、人生についてより深く考えるようになりました。
昔から変わらず目指しているのは、出会った人たちと楽しくいいものをつくって、みんなで明るい方を見たいということ。私的な小さいコミュニティでも、主役を務める作品でも変わりません。
一方で年々こだわりも出てきたし、言わなきゃいけないこともある。今の自分にとってのいいコミュニケーションの取り方が見つかるといいな、と日々、考えています」(飯豊まりえ)
4|滝沢カレン meets DIOR(ディオール)
〝ディオール〟初のプレタポルテが登場し、また自立した女性たちの第一世代が活躍した1960年代後半と現代をつなぐ、2024年-25年秋冬コレクション。メゾンのコードを新時代に合わせて再解釈した、職人技が光る仕立てと機能性を兼ね備えたアイテムがそろう。
端正なトレンチコートはその象徴。着る人自身を最高に際立たせ幸せをもたらす、時を超えた普遍的な魅力は、滝沢カレンが放つ輝きにも似て。
コート¥1,100,000・パンツ[参考価格]¥340,000・シャツ¥350,000・バッグ¥920,000・イヤリング¥83,000(クリスチャン ディオール〈ディオール〉)
滝沢カレン
1992年生まれ、東京都出身。2008年『ミスセブンティーン2008』でグランプリを獲得しデビュー。モデル、タレント、俳優として広く愛され、多岐にわたり活躍。2020年発売の『カレンの台所』で『第8回 料理レシピ本大賞 in Japan』料理部門大賞受賞。
私生活は、星が違うくらい別物。背中と正面で、私は生きています
「仕事とプライベート、それぞれの決断は、私にとっては星が違うみたいな別のこと。芸能界という世界で見られている人数が多いぶん、『滝沢カレン』に憧れるもうひとりの自分がいて、仕事のときはいつも憧れられるほうの自分でいたいと思っています。背中と正面で生きている感じです。
だから結婚もそれ以外も、仕事の自分には関係ない。それが楽しいです。私は、人に手を引っ張ってもらって動けるタイプ。ポジティブに見られがちだけど、実は一旦立ち止まってふるえ上がっています。まず『できない』を味わって、切り替えたらその後は振り返らない。弱音は絶対はかないと決めています。ドラマ出演もそうでした。でも踏み込んだらすごく楽しかった!
冒険心はあるし、10年後の自分もそうでありたいです。元々何十年も先を考えるほうです。夢は『いつまでも子供心を持っていること』。死ぬまでに、ひとつでも多くの景色を見てみたいし、経験してみたいです」(滝沢カレン)
エルメスジャポン TEL:03-3569-3300
プラダ クライアントサービス TEL:0120-45-1913
グッチ クライアントサービス TEL:0120-99-2177
クリスチャン ディオール TEL:0120-02-1947
2024年Oggi10月号「かっこいいお姉さんのネオベーシック考」より
撮影/Yusuke Miyazaki(SEPT) スタイリスト/石関靖子 ヘア&メイク/笹本恭平・日高 咲 (ilumini.) モデル/泉 里香・朝比奈 彩・飯豊まりえ・滝沢カレン(Oggi専属) 構成/須藤由美
再構成/Oggi.jp編集部