写真集は、ふだんインドアな私を外に連れ出してくれました
――Oggi専属モデルの飯豊まりえさんが、デビュー15周年を記念した写真集『かの日、』を8月23日に発売! 24歳から25歳にかけての四季を読者と一緒に体験していくような、ストーリー性ある写真の数々は、Oggi誌面とは違ったリラックス感がたっぷり。
Oggi専属モデルになって5年。まずは、写真発売に至るまでの時間を振り返ると――。
「Oggiが提案する、コンサバでありながらかっこいいファッション、そして30代の働く女性たちは、私にとっての憧れでもありました。Oggiに初めて出たころまだ20歳だった私は、少しでも近づけるように、しっかりメイクをしてもらって、一生懸命背伸びをして…。それが今では、力むことも少なくなりました。オフィス用のスタイルだけでなく、モードなページやカジュアルな企画など、たくさんのチャレンジができたことは、いい経験です」
「好きなもの」は、ずっと変わっていません
その一方で、私自身の『好きなもの』は、ずっと変わっていません。オフタイムはいつもTシャツとデニム。たまに違うスタイルもしてみようかなと思うのですが、やっぱり好きなシルエットは変わりません。友達からしたら『いつも同じ』に見えるかもしれないですけど(笑)。
その上、ふだんは案外インドアな私。そんな自分をちょっと外に連れ出して、やりたくてもできなかった日常を、改めて体験しているのが、今回の写真集です。メイクも自分で、ほとんどがナチュラルでふだんの私です。そのシチュエーションも、着る服も、すべて自分で考えました。たとえば、定番デートコースを想定した水族館や海辺では、女の子っぽく赤いワンピースを選んだり。沖縄旅行のシチュエーションでは、少し初々しく、そしてゆるっとした服にしてみたり。キャンプもふだんはなかなか行けないですが、以前実際に着た服をそのまま活用しました。花火を鑑賞したり、日本橋の暗渠(あんきょ。隠れた河川・水路)を訪れたことも、どれもやりたかったことだったので、いい思い出になりました」
写真集『かの日、』より。撮影/東 京祐
そのときどきの思い出がつまった写真集
――こうして写真集の撮影が行われたのは、飯豊さんが24歳から25 歳にかけてのおよそ1年。仕事でも変化の大きかったこの時期と、写真集が重なったことにも、意味があると感じているそう。
「この時期、Oggiの撮影はもちろん、NHK『連続テレビ小説 ちむどんどん』や主演ドラマ『オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜』があったり、さまざまな仕事が並行して進んでいました。映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の撮影期間中にもあたり、その様子も写真集にはおさめられています。こうして、演技の仕事も大充実だった期間、そのときどきで感じていたこと、刻まれた思い出が、写真集に反映されています。
きっとこの先、この写真集を見返すたびに、あのころ、こんな作品やっていたな、あんなこと考えていたな、と思い出すと思います。そしてこの写真集を見てくださる方にとっても、みなさんなりの思い出の中の記憶をもう一度、思い起こすきっかけになれたらうれしいです」
>インタビュー後編はweb Domaniに掲載!
家族への思い、これからの自分への期待を語ります!
飯豊まりえ
1998年1月5日生まれ、千葉県出身。2008年モデルデビューし、2018年から『Oggi』専属モデルに。俳優としての代表作には、映画・ドラマ『MARS~ただ、君を愛してる~』、映画初主演となった『暗黒女子』、2023年公開『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』、連続ドラマ初主演『マジで航海してます。』、ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』、『岸辺露伴は動かない』シリーズ、『君と世界が終わる日に』『オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~』など。現在、ドラマ『何曜日に生まれたの』が放送中。
飯豊まりえ15周年写真集『かの日、』8月23日発売!
代官山 蔦屋書店でのパネル展も開催中
3,300円(税込)小学館
●8月23日(水)〜8月31日(木)、代官山 蔦屋書店にてパネル展が実施中(3号館2階SHARE LOUNGEのエスカレーター横)。未掲載ショットを含む大判ポスターで写真集の世界を感じることができます。
ドレス¥739200(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉) TEL:0120-60-1966 トップス・アクセサリー/スタイリスト私物
※価格はすべて税込です。
撮影/五十嵐美弥 スタイリスト/コギソマナ(io) ヘア&メイクアップ/AYA(TRIVAL)
取材・文/南 ゆかり