マルチカラーのオーガンザで描き出された特別な舞台幕
シャネルが、歌舞伎俳優・初代尾上眞秀(10歳)の初舞台を記念し、祝幕の制作をサポート。
2023年5月27日(土)まで東京・銀座の歌舞伎座で開催される「團菊祭五月大歌舞伎」初代尾上眞秀初舞台『音菊眞秀若武者』の舞台でお披露目されます。
デザインをフランス人現代アーティストのグザヴィエ ヴェイヤンが、刺繍を1939年に創業したフランスの刺繍工房であり、現在は「le19M」に拠点を置くアトリエ モンテックスが担当したこの舞台幕は、グザヴィエ ヴェイヤンとアトリエ モンテックスのアーティスティック・ディレクターであるアスカ ヤマシタが協働し、構想されたもの。
横25.4メートル、縦5.3メートルという巨大なスケールの幕の表面は、エクリュカラーのファブリックの上に、マルチカラーのオーガンザをレーザーで丸くカットした直径12cmのパーツ約8,900枚を組み合わせ、ピクセルアートのような形で抽象的なモチーフを形作っています。
仕上げにチャコールグレーのシルクオーガンザで「眞秀」の名と音羽屋の家紋である重ね扇に抱き柏を描き、縁の部分にはコーネリーミシンを用いてチェーンステッチの刺繍を施しました。
伝統的な刺繍の技法と、より意外性のあるサヴォアフェールを前面に押し出したデザインに仕上げられた祝い幕を、ぜひご覧ください。