十数年、香水はディプティックひと筋!
香りについて書くのは難しいのを承知の上で、今回は久々に出合ったパーフェクトなフレグランスについて語りたいと思います。
いわゆる「香水」の類いをほぼ毎日つけている私ですが、ラインナップは超固定。もう十数年、浮気することなく大好きなDiptyque(ディプティック)の2種類をその日のノリでつけております。
ロー デ ゼスペリード(写真:左)とフィロシコス(写真:右)。若い頃から変わらぬ好みは、爽やかさ甘さスモーキーさ、どれもが突出しすぎずユニークなバランスで調合されているナチュラルな香り。
前者は柑橘・グリーン・スパイスが、みずみずしくてほんのり奥深い甘さも感じさせてくれるのが魅力。後者はイチジクとグリーンで気持ちスイートな印象の中に、爽やかさと翳りがほんのり漂うのが素敵です。
人工的な感じが全くないナチュラルなムードと、絶対に他では探せないユニークな個性。
発売したばかりの新作に、一瞬で心が奪われました…!
フレグランスキャンドルでもハンドクリームでも、とにかく香りに関してこれほど自分と相性がよいブランドは他になく…。そんなディプティックから3月16日に発売されたばかりの新作が、LʼEAUPAPIER(ロー パピエ/写真:中央)。一瞬で気に入ってしまい、長く二強体制が続いていた私の香りワードローブに実に10数年ぶりの仲間入りとなりました♪
この香り、なんとイメージソースは「紙」。「紙に広がるインクのように、経過する時の流れの中でつける人の個性を引き出すユニークなフレグランス」だなんて、めちゃくちゃワクワクします。
粋。としか言いようのない香り
インクの香りを表現するためにシリアルやゴマなどの種子、官能的な趣きを高めるためにムスク、さらにミモザのパウダーノートを加えたとか。紙の上に広がるインクのように…。うん、確かにそんな感じが、します。
爽やかでみずみずしく、どこか甘く、忘れられない独特の印象。編集部の同僚からも、小学生の我が子たちからも「いいにおい♪」と褒められる守備範囲の広さも、実際つけてみて知る意外な魅力。
仕事で原稿(紙)に向き合う時、落ち着きも高揚もどちらも必要。そんな時に、この香りの効果は絶大です。
初夏に向けてぴったり! と思いつつ、いやきっと真夏も秋も冬もぴったりなんだろうな… と、嬉しい出合いに毎朝密かにテンションが上がるのでした。
おすすめです♡
副編集長・安藤奈津
主にファッション担当。お笑い、魚卵、本なんでも、アロマキャンドル、が大好物。プライベートでは一男一女の母。よって洋服は「動きやすさ・洗いやすさ」が優先になるため、小物で自己主張を試みる日々です。