【エディター三尋木さんと考える】働く私を豊かにする「ジャケットを着る」というライフスタイル

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仕事の日のジャケットも、シルエットや色味、インナーの選び方で、今までより風通しのいい力の抜けた印象を加えてみたい。今回は、年末年始の忙しい時期のリラックス＆リセットの方法を教えていただきました。

忙しいときほど、肩の力を抜いてみる。心の余裕や笑顔につながってきっといい循環が生まれるはずです。（三尋木さん）

そろそろ年末に向けて、仕事もプライベートも忙しさが増す時季ですね。多忙な日々が始まる前に息抜きを、と思い立ち、先日、海のそばで週末を過ごしてきました。1泊2日の小さな旅でしたが、人の少ない秋晴れの海の街は時間がゆっくり流れていて、心がゆるみました。スマホを触るのは音楽を聴くためだけ、この週末はSNSもメールも開かないと決めて、ひたすらのんびり過ごすのは、究極の贅沢だなぁ、としみじみ。

社会がだいぶ窮屈になったこの2年半、私たちの毎日は以前よりも大きなストレスを抱えています。意識して「リラックスする時間をもつ」って、大事です。力を抜いて、リセットすることの大切さが身に沁みた出来事でした。

今はジャケットの着こなしも、同じことが言えると思うのです。仕事できちんと見せたい日のジャケットも、シルエットや色味、インナーの選び方で、今までより風通しのいい、力の抜けた印象を加えられたら。自分も周りも、ふっと気持ちが軽くなる。余計な緊張感は与えない。それが大人としてのゆとりや、相手への気使いにもつながるのではないでしょうか。

あえて休日に、さらりとカーディガン感覚ではおってみるのも、ジャケットを気負わずに自分らしく着るためのいいレッスンになるかもしれません。忙しいときほど意識して、着こなしも、気持ちも、肩の力を抜いてみる。心の余裕や笑顔につながって、きっといい循環が生まれるはずです。