シャネルの世界の舞台裏が覗ける貴重な写真展
芸術を愛し、支援したガブリエル シャネルの精神を受け継ぎ、若手音楽家によるコンサートや展覧会など、シャネルならではのユニークな企画を開催しているシャネル・ネクサス・ホールにて、フランス人写真家 アンヌ ドゥ ヴァンディエールの展覧会「à mains levées シャネルを紡ぐ手」が開催されます。
10年以上の長きに渡り、ジャーナリストとして都市化、工業化、グローバリゼーションによって消滅の危機に瀕したノウハウや文化を記録し続けてきたアンヌ。特に技術や文化、芸術を生み出す“手”に魅せられ、1999年から“手”にフォーカスを当てた数々の作品を生み出しています。
このシャネル・ネクサス・ホールの写真展のために、アンヌはシャネルの15のアトリエを取材。メティエダール(フランス語で「芸術的な手仕事」)の中心を担う場所であるとともに、その継承を目的に2021年にパリ郊外に誕生したle19Mにアトリエを構える刺繍のルサージュ、モンテックス、羽根・花細工のルマリエ、帽子のメゾン ミッシェル、プリーツのロ二オン、靴のマサロ、金細工のゴッサンスに加え、le19M以外に拠点を置く手袋のコース、コスチューム ジュエリーのデリュも撮影。
アトリエ職人の手による芸術とも言えるものづくりにスポットを当て、その手が紡ぐ物語を丁寧に切り出しています。
シャネルは長年にわたり、かけがえのない職人たちとクリエイティブな関係を築いてきましたが、その卓越した技術を公開することはほとんどありませんでした。しかし今回、アンヌの写真が、観る者を煌びやかな世界の舞台裏へと誘い、クリエイティビティやサヴォアフェールを映し出す世界へと足を踏み入れることを可能にしてくれるのです。
「手は人類が使用する最も古いシンボルのひとつ」と語るアンヌが、手に焦点を当て撮り下ろしたアトリエの写真を通して、シャネルのメティエダールの精神と、情熱に満ちた手が紡ぐ物語を体験してください。
【à mains levées シャネルを紡ぐ手 アンヌ ドゥ ヴァンディエール展】
会期:2022年8月31日(水)~10月2日(日) 会期中無休・入場無料・予約不要
開館時間:11:00~19:00(最終入場18:30)
主催:シャネル合同会社
会場:シャネル・ネクサス・ホール(東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F)
お問い合わせ:シャネル・ネクサス・ホール事務局 03-6386-3071
※トップ画像:©Anne de Vandière