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2022.03.03

【KAT-TUN亀梨和也】共演者からラブコールの嵐♡「連続ドラマW 正体」完成披露会見|全文レポート

亀梨和也さん(KAT-TUN)が主演するWOWOWの「連続ドラマW 正体」。完成披露会見の様子をどこよりも詳細にレポートします!

亀梨和也「僕にとって、大きなギフトをもらったような作品です」

2月25日(金)にWOWOW「連続ドラマW 正体」の完成披露報告会見が行われ、主演の亀梨和也さんをはじめ、共演の黒木 瞳さん、市原隼人さん、貫地谷しほりさんが登壇しました。

——(アナウンサー):ドラマやコマーシャル、そしてスポーツキャスターまで目覚ましい活躍を見せている亀梨和也さんをWOWOWの連続ドラマWの主演に迎え、2020年を代表する大ヒット作『事故物件 恐い間取り』でもタッグを組んだ中田秀夫監督、さらには黒木 瞳さん、市原隼人さん、貫地谷しほりさん、堀田真由さん、濵田崇裕さん、音尾琢真さん、若村⿇由美さん、⾼畑淳⼦さん、上川隆也さんらと共に染井為人さんの傑作サスペンス「正体」の映像化に挑みます。

ある夫婦の殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑を宣告された鏑木慶一。移送中に脱獄した彼は逃走しながらも潜伏先で出会った人々を様々な窮地から救っていきます。なぜ彼は人々を救っていくのか、果たして彼の本当の正体とは一体なんなのか。それではさっそく本作のキャストの皆さまをお呼びしたいと思います。どうぞ!

—— では、まずひと言ずつご挨拶をいただきたいと思います。

亀梨和也さん(以下敬称略):亀梨和也です。本日はお越しいただきましてありがとうございます。よろしくお願いいたします。

黒木 瞳さん(以下敬称略):皆さま、こんばんは。黒木 瞳です。WOWOWの連続ドラマWは本当に骨太で素晴らしい、心が奮い立たされるような作品ばかり。私も何作か出演させていただきましたが、今回は中田監督はじめ、スタッフ、そして亀梨さんや共演者の素晴らしい方々とご一緒させていただいて、本当に光栄です。本日はこういう状況の中、お集まりいただきましてありがとうございます。よろしくお願いいたします。

市原隼人さん(以下敬称略):野々村和也を演じました、市原隼人です。本日は会場まで足を運んでいただきまして誠にありがとうございます。こんな映像に参加したかった、と思えるような作品でした。中田監督をはじめ、素晴らしい方々とご一緒できたことを心から感謝しています。短い時間ですけども、よろしくお願いいたします。

貫地谷しほりさん(以下敬称略):安藤沙耶香役を演じました、貫地谷しほりです。本当にこのような状況の中、こんな素晴らしい作品に参加できてこうして今日皆さんの前で挨拶する機会をいただけて本当にうれしいです。よろしくお願いいたします。

—— では、まず亀梨さん。今回演じられた脱獄する死刑囚・鏑木は各地でさまざまな扮装をしながら逃走していくわけですが、中でも地毛を金髪にされたり、眼帯をつけたりという演出は亀梨さんのアイディアだと伺いました。どういったこだわりがあってそのアイディアを出されたのか、お聞かせいただけますか?

亀梨:そうですね、まずどの役…。役って言っても(変装した鏑木)ひとりなのですが、だから何人も演じたというよりはひとりの人物が状況により、そういう変装をしなければいけなかった。どのキャラクターを演じるにあたってもそのリアルさはすごく大事にしました。

—— 地毛を金髪にしたというところでは、貫地谷さん演じる沙耶香と一目惚れのようなシーンでもあったので、そこにリアリティを持たせるためにはやはり地毛を金髪に?

亀梨:そうですね。(そのシーンは)フィッティングも相当時間をかけてやらせていただいたんですけども…(笑)。そこのパートで言うと一目惚れをしてもらわないといけないですし、皆さんのセリフの中に“イケメン”、“めちゃくちゃイケメン”とあったので頑張らなくちゃいけないなという思いでした。

作品上の都合といいますか、理解を求めることももちろんときには必要なんですけど、今回はそれをなるべく薄くしたいなと。観て下さる方達に説得力をもたせたいなと、スケジュールも含めて皆さんに協力していただきまして、そういった形を取らせていただきました。

—— 本当にあそこまでの姿というのは、それこそ初めて金髪にされている姿も見られるのではないかなと。

亀梨:(金髪にしたのは)人生で初めてでしたね。すごい時間かかりましたよ。何時間かはごめんなさい、忘れちゃったんですけど…(笑)。あ、5時間? くらい。で、初めてムラシャンっていうものを使いました。

—— そういったいろんな姿に変わっていく鏑木に驚かれると思うんですが、ただ一貫してストーリーを通して鏑木の軸、本質というのはずっとね、厚意にあり続けているなと思ったのですがその辺りは?

亀梨:そうですね。本当にそこがいちばん核となる部分でした。どうしても時間を重ねる中で、触れ合う人々に対して嘘をつかなければならないじゃないですか。でもこの嘘っていうのは人を欺くための嘘ではないので、その辺りの心地悪さというのは、セリフの中や間合い、目線をいちばん核の部分にして大事に演じました。とはいえ、バレちゃいけないので、その辺もうまくこなさなければいけないというのもありつつでした。

—— その絶妙なバランスの中で、だからこそ鏑木の正体は一体なんなのだと最後まで皆さんが気になると思います。そんな鏑木が行く先々で出会う人物を演じられた皆さまに伺っていきたいのですが、まず黒木さんが演じられてた由子というのは唯一の事件の目撃者でもあり、トラウマを抱えながら若年性認知症を患っている役どころです。実際演じられていかがでしたか?

黒木:まず若年性認知症という役どころで、演じたことがない役でしたので監修の看護福祉士の方が本を送ってくださったんです。で、その本を読みまして、現場でも自分に自信がないときはどういう目の動きをするとか、細かい表情を教えてくださったので、ですからワンシーン撮る度に「そうです!」っておっしゃってすごく褒めてくださったのがうれしかったんですけれども。

まあ今(アナウンサーの方が)おっしゃったように、息子夫婦が殺されてしまった事件の唯一の目撃者が私なんですね。そのときに、亀梨くん扮する鏑木が登場なさるんですけども、私は亀ちゃんのデビュー前からずっと応援させていただいておりましてですね。

亀梨:ありがとうございます!

黒木:ドラマ初共演なので、いろんな雑談ができるかなと思っていたら、すべて重いシーンで…(笑)。

亀梨:重いシーンでなかなか… 初日はね、ご挨拶だけしてあと離ればなれで。

黒木:ね。二日目は私が5〜6時間くらい泣いてましたよね。

亀梨:泣いてましたね。あの集中力はさすがでした! やっと近くに行ってお芝居っていう状況だったんですけど。

黒木:はい、ほとんど私語ができなくて。雑談したかったのになとか思いながら。今日はいっぱい雑談してきました(笑)。

亀梨:ハハハ(笑)。

黒木:あの素晴らしい作品で、ご一緒させていただいて私にとっても本当に思い出深い大切な作品のひとつとなりました。

—— ありがとうございます。続いて市原さん。今回、鏑木が遠藤という名前に扮して工事現場の同僚の和也という役を演じられましたけれども、この遠藤と友情を育んでいくシーンも描かれていました。この和也を演じるにあたって、どんなことにこだわったのか教えていただけますか?

市原:劣勢な状況下で労働を強いられている野々村和也という役なんですけども、その中で鏑木との間に芽生えた情愛。そこで真実とはなんなのか、事実とはなんなのか、情は? その混沌とした中でまたさらに労働とは、法律とは、運命とはなんなのか? いろんなことを考えさせられました。役づくりとしては内容に答えを出さず、迷子になることが役づくりでしたので、そこに入ったときに恐怖とか不安は言葉に表せないものがありました。

—— 本当にその「言葉に表せない」感情というのは和也の表情から伝わってきたんですが、熱い友情なんかも描かれている中で和也に何か共感する部分はありましたか?

市原:何を信じればいいのかわからなくなったんです。目の前にいる本当に絆がある相手に「友達だよね」って言いながらもどう思えばいいのか… 犯罪を犯した人間なのか、触れてはいけない人間なのか… どう接していいかわからなかったので、本当に難しかったです。

—— その辺りの葛藤、心の内というのも第1話で描かれていますので皆さまにもご注目いただきたいと思います。続いて、貫地谷さんが演じられました沙耶香は身寄りのない鏑木を気づかって自宅に招いて一緒に暮らし始めるなど、次第に鏑木に対して恋心を抱いていくという女性でしたが、演じられていかがでしたか?

貫地谷:そうですね、私が演じた沙耶香の撮影日にスタッフさん達が「あーホッとする」って言っていて(笑)。やっぱり本当に緊迫したシーンが多い作品なので。私も完成した作品を見させてもらって、台本は読んでいましたけれどもこんなに大変なシーンがたくさんあったんだっていうのを改めて知って、皆さんがホッとするって言っていたのはそういうことだったんだと。なので、私は本当に天真爛漫に「大好き!」という感じでやってました。

亀梨:ハハハハハ(笑)

—— 貫地谷さんがそういてくださるからこそ、現場は救われた部分もあったんじゃないですか?

亀梨:本当にそのエピソードごとに全然違うドラマというような感じで、空気感も本当に現場で違ったんです。というのもその全4話の中で、鏑木が出会っていく人として登場してくださる役者の皆さん達が本当に現場を引っ張ってくださっていたので。

僕としては一応主役という形で入らせてはいただいてますけど、どう立つのかっていうとやはりその相手のお芝居であったり、リアクション、役づくりにも通ずるものなんですけどそこを大切にしたいと思っていました。その辺りは本当に皆さまがグッと軸を持っていてくださったのはすごく助かりました。なので、貫地谷さんは以前共演したときはお姉ちゃんと弟という役柄だったんですけど、今回はしっかり恋させてもらいました!

貫地谷:ハハハハハ(笑)

—— 舞台で共演されたときとはまた違ったおふたりが本作では見られるんですね?

亀梨:はい。

貫地谷:いや、もう最初は恥ずかしいかなってちょっと思ったんですけど(笑)

亀梨:ハハハ、思ったよね(笑)

貫地谷:以前は私がちょっと狂ってしまうというか。そういうお姉さんを支える弟っていう間柄でしたので。いやあ、どうだろうなと思ったのですが、現場入ったら大好きでした! 相変わらず大好きでした!

亀梨:なんか最近乾燥するんだよねって言ったら、保湿に優れてる入浴剤をくださってすごく愛を感じました。

貫地谷:(笑)。それが、なんか亀梨和也さんだなって思うんですけど、この見た目でですよ? 「なんかかゆいんだよね〜。乾燥しててさ」みたいなこと言うから(笑)

亀梨:サウナ行ってアカスリしたばかりでちょっと乾燥しちゃってました(笑)

貫地谷:もうなんか愛おしかったです(笑)

—— なんだか急に親近感を感じますね。

亀梨:優しさにあふれているエピソードでしたね。

—— ほっこりさせてもらいましたが、ぜひ黒木さん、市原さんとの共演エピソードもお聞かせいただけますか? まずは黒木さん。先ほども以前から面識があったというお話もありました。俳優としては今回、初共演だったんですよね?

亀梨:緊張しました。

黒木:え〜嘘(笑)

亀梨:いや、本当ですよ。やっぱりデビュー前のコンサートから会場に来てくださったり、あとデビューしたてくらいの自分たちの番組にゲストで来てくださったり。本当にそういった意味ではすごく若いときから、自分が小さいときから近くにいてくださった方なので。作品として、女優さんとしても黒木さんは、僕からすると映像やスクリーンでガッツリ観ている側なので。

その役者としてのチャンネルのスイッチを入れる瞬間は今回がまさに初めましてだったので、先ほどお話ありましたけど、初日も「(明るい声で)あ、どうも〜!」って行っていいものなのか、ちょっとわからないなと。「(小声で真面目に)よろしくお願いいたします」って入らせていただきました。

でも現場の空気感、作品を通じてすごく重要な関係地になる中で、最終回までいくんですが、台本に書かれていない部分でのセリフのご提案をいただいて、出来上がりの作品を観たらものすごく効くポイントのセリフになっていて。アドバイスをくださりました。特に現場での佇まい、空気、存在感というのは圧倒されましたね。お勉強させていただきました!

—— 圧倒されたというお言葉もありましたが、黒木さんお聞きになっていかがですか?

黒木:恐縮です。亀梨くんの言葉ですごいなと思ったのは、「正体を隠して演じなきゃいけない。だから現場では自分がどこにいるかはスタッフにもわからないようオーラを消す」。そういう努力をなさったっておっしゃったときに、そういう心持ちでやってらっしゃるんだ、素晴らしいなと思ったんですが、オーラは消せないんです!(笑)

亀梨:ハハハハハ!(笑)。あれ? 消えてなかったですか?(笑)

黒木:素敵だから!

亀梨:ありがとうございます。

黒木:そういうふうにこの役を捉えてらっしゃるんだなっていうこととか、やっぱり現場をピシッと、きちんとみんなをおさめておられる。和やかな現場にしてくれる姿を現場で拝見すると、本当に僭越ですけれども大人になられたなと思いながら(笑)。もう母親のような気持ちで臨ませていただきました。シーンとしては多かったけど、楽しかったですね。

亀梨:はい。充実感のあるいい緊張感ですごく充実していました。黒木さんとご一緒させていただいたシーンはお芝居の中でも張り詰めていないといけないシーンばかりだったんですが、いい時間を過ごさせてもらいました。

—— デビュー前からと言いますと、20年近くのおつきあいということになりますもんね。

亀梨:そうですね。

黒木:そうですね、あのときもかわいかったけど、今もかわいいです!

亀梨:大丈夫ですか?(笑)。ありがとうございます! 昨日の夜、パックしてくればよかったですね!

—— 十分素敵でございます! 素敵な関係性というのが伝わってきますけど、そして市原さんと亀梨さんは今回初共演ですよね?

亀梨:そうです。初めましてです! 僕も本当に市原くんの作品は拝見していて大好きだったので、市原くんが持たれている独特のオーラとかお人柄が魅力的で。クランクイン前の段階で中田監督と一緒に稽古というかちょっと合わせてみようかって時間を取ってもらったんです。そのときも本当にこの作品にかける熱量、エネルギーを僕もいただきました。

日にあたりながら力仕事をするシーンの撮影で、「夏じゃないのにめちゃくちゃ市原くん焼けてんね」って聞いたら、「このためにちょっと焼いてます」って。「マジか! 本当に?」っていう(笑)。そういったところから役の入りかたであったり監督に対してのご自身のお芝居のプラン、フィーリングを合わせていく作業から熱量を感じました。中田監督とも今回初めてだったんですよね?

市原:初めてなんです。

亀梨:そうですよね。すごくエネルギーをもらいましたね。

貫地谷:すみません、横から。あれ撮影いつでしたっけ?

亀梨:あれもう冬ですよ。

貫地谷:半袖でしたよね!?

市原:半袖です。めちゃくちゃ寒いですよ。

亀梨:あれ、めちゃくちゃ和也、汗かいていた(笑)。めちゃくちゃ寒いのに一生懸命頑張っているっていう役柄をしっかりつくるために、本番前に霧吹きの水でブワーッて濡らすんですよ。

貫地谷:ひぇー!

亀梨:で、カットがかかったあとに、本当に子犬のように(震える真似をしながら)「ちょ、ちょっと寒いっすね…」って(笑)。かわいらしかったです! やっぱりお芝居にかける、作品にかける熱量っていうのはこれまでも市原さんの色々な特集とかで拝見させていただく機会はありましたが、こう近くで見ることが出来たのは稀で本当に素晴らしいなと感じましたね。

—— 今聞いただけで鳥肌が立ってしまうような驚く役づくりですが市原さんは?

市原:僕は亀梨さんに会った瞬間から本当に真摯に作品に向き合っているなとすごく感じたんですよね。で、その思いを大切にすべく、やっぱり僕も話しかけることができなくて…。でもやはり芝居の中での空気が僕はすごく好きでした。とても繊細でときに大胆、すごくしっかり周りの方を見ているんだなとも思いました。

細かな気づかいもそうですし、のちに作品全体を拝見させていただいて、本当にこの作品に参加出来たことを心から感謝しています。本当に心から満足しています。亀梨さんが孤独になって、声もなかなか発さない現場の中で真摯に難しい重い役を担って、しっかり受け止めて、向き合っている姿に本当に惚れました。こういう役者が増えたらいいなと心から思いました。

亀梨:(噛みしめるように)うれしい。

市原:素敵な時間を本当にありがとうございました!

亀梨:こちらこそ、ありがとうございます!

—— 孤独も多かった現場で、共演された方からこういった暖かい言葉をもらうとすごく救われますね。

亀梨:うれしいですね。市原くんにそう言っていただけるのは、はい。

—— 亀梨さんにとって、本作で2度目のタッグとなる中田監督についてもお聞かせいただきたいのですが、改めて中田組、ご一緒されていかがでしたか?

亀梨:楽しかったです。以前はホラー作品で今回はしっかりとした重厚感のあるテーマの中での作品だったのですが、現場の雰囲気は本当に笑顔が多い現場でした。スタッフさんもですし、監督が持たれているメリハリにはすごく助けられました。厳しくするわけではないのですが、的確にチーム全体を引っ張ってくださって、監督の持っておられる優しさがすごく潤滑に現場を動かしてくれるので、今回も本当に居心地のいい現場でした。

—— 信頼関係が伺えますね。

亀梨:「こうしたいんだけど」って言われたら、僕も疑いもなくどうそこにたどり着けるかをシンプルに考えられるので、そこはすごく幸せだなと感じますね。

黒木:私は『事故物件 恐い間取り』も拝見させていただきましたし、私は中田監督とは映画3本、テレビは今回で2本目と5作品ご一緒させていただいているんですが、おちゃめな中田監督が現場を和やかにしてくださるので(笑)。怖いシーンを撮っていても楽しいんですよね。

亀梨:ね、不思議ですよね!

黒木:不思議ですよね。なんなんですかね。実際出来上がったものを観るとすごい怖いんですけど、現場が和やかなんです。

亀梨:監督、カットかかる前にたまに声漏れちゃったりとかしますもんね(笑)

黒木:芝居に入りすぎてね(笑)

亀梨:そう、芝居に入り込みすぎて、いち視聴者くらいのリアクションをカットがかかる前に出ちゃうときもあって…(笑)。不思議なんですけど。

黒木:ですね、そういうところはありますよね。

亀梨:「まだカット出てなかった…」って(笑)

黒木:でもそう言った意味では私も大変信頼している監督なので、本当に胸をお借りして楽しく撮影させていただきました。

市原:僕も本当に大好きな監督でしたね。僕はクランクアップしたときも、最後は箱馬を2つ持ちながら走り回っているんですよ。監督って普通はそういうことは任せるんですけどね。本当にだれよりも現場愛と技術スタッフへも役者へも、全部に愛を持つ方なんだなと。やはり現場にも愛が必要なんだなと改めて感じた監督でした。

貫地谷:私も監督とは初めてだったんですけど、本当に皆さんがおっしゃるように中田監督がいるとなぜか和むっていう。写真を撮っていただいたんですけど、「監督、写真一緒に撮ってください」ってお願いしたら… 私からは何も言ってないですよ?(指ハートをして)こうやって(笑)。

亀梨:キュンです?(笑)

貫地谷:これなんて言うんですか?

亀梨:(指ハートをつくって)キュンです。キュンポーズ。

貫地谷:これを両手でやってくださって(笑)。なんておちゃめな監督なんだろうと思って、その空気が本当に現場を支えてくださってます。

—— 作品のイメージから怖い方なのかと思ったら全然違うんですね!

亀梨:怖い作品を撮りたかったわけではないってずっと言ってますもんね。

黒木:あー言ってる。監督が3話で(亀梨さんのことを)わからなかったんですって?

亀梨:そうなんです。監督が、今回1・2話を撮ってくださったんですけど、僕が3話の撮影をしているときに現場にいらして、ご挨拶に行ったんですよ。「おはようございます!」って声をかけたら、初めましてくらいの感じで「おはようございます…」って。今日なんか素っ気ないなと思って。「あれ、俺なにかしちゃったかな?」って思っていたら、3話で演じた久間くんの一重メイク姿だったので監督が僕だって気付かなかったという。あとから「ごめん! ごめん!」って(笑)。

—— そんなことあるんですね(笑)。

亀梨:監督が「一重にしたい」って言うから一重にしたんですけど。「現地の協力してくださっているスタッフさんがご挨拶に来てくれたかと思って、ちょっとなんか人見知りっぽくなっちゃって…」って(笑)。まあでも、監督さえも欺けたということでね。リアルになれてたんだと思いますけど。

—— 監督のチャーミングなお話も聞かせていただきましたが、本日残念ながらお仕事の都合でご来場がかなわなかったのですが、なんと亀梨さん宛にコメントをちょうだいしております。

亀梨:ありがとうございます!

—— 代読させていただきます。

「亀梨和也様、お誕生日おめでとうございます。今年、年男だったのですね。亀梨くんと「正体」の取材を一緒に受けたときにどういった役柄を演じたいかという質問に、「今は役柄を限定せずにさまざまな役に貪欲に挑戦していきたい」と答えていましたね。その様子を見て、とても頼もしく感じました。

あぁ亀梨くんはこれから俳優さんとしてもモリモリと実力を磨いていかれるんだろうなと思います。『事故物件』に続き、『正体』でまだ2作品目ですが、今回も準備をしっかりして撮影現場ではずっと同じ方向を向けていてとても気持ちよく仕事をさせていただきました。大変ありがとうございます。またご一緒できる機会が近い将来ありますようにと願っています。中田秀夫」

亀梨:ありがとうございます。うれしいですね。『事故物件 恐い間取り』のときも「またなんかやりたいね」とおっしゃっていただいて、実現してもらえたのでまた黒木さんに負けじと作品を重ねていけたらいいなと思います。

—— 監督の言葉にもありましたが、亀梨さん。23日にお誕生日を迎えられたばかりなんですよね。おめでとうございます!

亀梨:ありがとうございます。

—— ちなみにお誕生日当日はどんなことをされていたんですか?

亀梨:普通にお仕事もあったのですが、ずっと応援してくださっている方から誕生日にすごく愛のある言葉をたくさんかけていただきましたし。あとはそうですね、両親と連絡を取ってという感じで過ごしました。ちょっとおいしいごはんも食べました。

—— いいですね。今年で36歳を迎えられたということですが、よろしければ36歳の豊富もお聞かせください。

亀梨:抱負…? そうですね、36歳になったばかりなので何も変化を感じていないんですが、1年1年出会いを大切に。これまでももちろん自分も最終的には意志で終わりますけど、タイミングであり、巡り合わせ、ご縁というものを大切にしていきたいなというふうに思っているのでこれは変わらずに、そこを軸にちゃんと生活をしたいなと思います。

あと、年男なんで…(左手でガオーポーズをして)ガーッと頑張りたいなと思います! ふふふふ(笑)。(シャッター音が急に増えたのを受けて、もう一度ガオーポーズをつくってくれる亀梨さん)ガーッて!(笑) ありがとうございます。

—— 最後に皆さまからひと言ずつお願いします。

貫地谷:本当にいろいろな亀梨和也が見られます! 本当に骨太なドラマとなっていますので、ぜひ多くの方に観ていただきたいのでよろしくお願いいたします。

市原:いろいろな情報が飛び交う現代で、何を信じればいいのか、人や全ての物事の正体は見えていないかもしれません。今一度、個々の皆さまのそれぞれのものさしで物事や相手の真実の声、真実の姿を見つめ直す時間となることを心から願っております。この作品は洞察力に訴える作品です。正義というものも何を持って正義と言えばいいのかも難しい課題が残っていますが、改めてこの世の中で正義がしっかりと認められることを心から願っています。短い時間でしたけどありがとうございました。

黒木:今、市原さんがおっしゃったことが全てだと思います。本当にそうですね。感動しました、今。じゃあちょっと違う角度から申し上げると、全4話ございますけれども本当に亀梨くん扮する鏑木が全部違うんですね。同じ人なんですけど全部違うんですよ。で、貫地谷さんが演じた沙耶香さんとか舞ちゃんとかが惚れてしまうんですけれども、もうね、拝見しましたらですね、いち視聴者になって「これじゃもう惚れちまうやろ!」って思ったんですよね。

亀梨:(笑)

黒木:沙耶香ちゃんじゃなくても、惚れちまう! ので、私が惚れちまう役じゃなかったのが残念なんですけど(笑)。本当にご覧になってくださる皆さまが、市原さんがおっしゃったことと、それから亀ちゃんに惚れちまってください! そんな素晴らしい4話でございます。多くの方にご覧いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

亀梨:本当にね、皆さまがおっしゃってくださったとおりで、誰もがきっとどこかでこの当事者として捉えてもらえるような部分というのもあると思いますし、そのあたりを楽しみながら何か少しでも心にとめていただける作品に仕上がっていると思います。僕自身も本当に素敵な時間を過ごさせてもらいました。

役者業を続けていくにあたって、何か大きなギフトをいただいたような作品です。素晴らしい作品の一部として自分も立たせていただいているので、多くの方に受け取っていただけたら幸せだなと思います。無料体験で3話までは観られるので、ぜひご加入いただきますと最終回まで観られます。WOWOWをぜひよろしくお願いいたします!

最後は深々とお辞儀をしてステージを後にする亀梨さんでした! そんな礼儀正しさが魅力のひとつの亀梨和也さんは、絶賛発売中のOggi4月号に登場! 「もしも、亀梨和也が同じ会社で働く秘密の彼氏だったなら…♡ Season2」として、8Pにわたり大手広告代理店勤務のサラリーマンに扮して、理想の恋人で理想の上司を演じてくれています!(※詳細はこちら

料理上手で有名な亀梨さんが働く女性にオススメしたいお夜食レシピや今後の展望、そして、「連続ドラマW 正体」の撮影秘話や見どころについても解説してくれています。亀梨さんとのスイートな時間が堪能できる特集はぜひ誌面でチェック♡

撮影・取材/佐々木怜菜

WOWOW「連続ドラマW 正体」

3月12日(土)、放送・配信スタート
[第1話無料放送]
【WOWOWプライム】【WOWOW4K】
[無料トライアル実施中]
【WOWOWオンデマンド】

ある夫婦の殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑を宣告された鏑木慶一(亀梨和也)。移送中に脱獄した彼は、逃走しながらも潜伏先で出会う人々をさまざまな窮地から救っていく。そしてその彼が指名手配中の死刑囚だと気がついたとき、「彼は本当に犯人なのか?」と救われた人々は疑問を抱き始める…。

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