この花は何の野菜? ヒントは特有の香りをもつ葉野菜です
先日立春を迎えましたが、まだまだ寒さが続き、鍋を楽しんでいる人も多いはず。
今回ピックアップする食材は、そんな鍋料理に欠かせない野菜の花です。この花は何の野菜か知っていますか?
正解は、「春菊」です!
正解は、春菊の花でした! 黄色のかわいらしい花が咲くんですね。春菊は、キク科の植物で、春に花が咲くことから「春菊」と呼ばれるようになったとか。
春菊は、室町時代に中国から伝わり、西日本を中心に栽培されるようになりました。これが由来してか、大阪の南西部で多く栽培され、日本の生産量1位は大阪。ついで、千葉県、群馬県が続きます。
◆春菊の歴史
春菊の原産地は地中海沿岸の国、トルコやギリシャなどで、主に観賞用として育てられていました。その後、中国で食用として利用され、先ほどの通り、15世紀ごろに日本に伝来。今では、東南アジア諸国でも親しまれるようになりました。
◆春菊の栄養
春菊は、ビタミン類、ミネラル類が豊富。特に春菊に多く含まれる、ビタミンKは、血液凝固させる働きから止血ビタミンとも呼ばれています。そのほか、カルシウムも含んでいるため、丈夫な骨づくりにも欠かせない食材です。
◆春菊の選び方
春菊の選び方は、緑色が鮮やかでツヤのあるみずみずしいものを選ぶと良いでしょう。通年食べられる食材ですが、11月〜2月が旬とされています。また、関西で栽培されているものの多くは、葉の切れ込みが丸く、苦味やえぐみが強くないのが特徴。反対に切れ込みが深いものは、香りや苦味が強い傾向にあります。
春菊は足が早い食材なので、早めに使い切りましょう。保存するときはさっと茹で、水気を切って、ラップで包んで冷凍しておくと、2〜3週間は保存できるそう。
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春菊の花から歴史、栄養、選び方まで紹介しました。春菊は鍋、天ぷら、おひたしなどレシピがあります。関西と関東で味わいも異なるので、違いを楽しむのもいいですね。次のお買い物で産地を見てみると面白いかもしれません。
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