江戸時代から続く老舗刃物店のもの。それだけでなんだかワクワク♡
いきなり個人的な話で恐縮ですが、私は爪切りの頻度が多いほうだと思います。
大学生のころはそれなりに伸ばして形をキープして… なんてやっていましたが、卒業後、雑誌の編集という職業に就いてからは「なんか邪魔」という理由から、短い爪でずっと生きています。そしてネイルカラーを塗ったりサロンでジェルを施したり… 爪のおしゃれを楽しんでいたのは出産前まで。2人の子を抱える今は、とにかくちょっとでも伸びて白い部分が見えてきたら、すぐさまパチン! そんな生活をしております。
という私の日々の相棒はこれ、日本橋 木屋のシンプルな爪切り。
寛政四年(1792年)創業の木屋は、包丁や料理道具、グルーミングアイテムなどを販売する老舗の道具店。どんなアイテムもデザインはシンプルの極致、使い心地は至高、という素晴らしいブランドです。中でもおすすめは、このハガネの爪切り。ほどよく持ち重りのするシルバーのボディで、切れ味最高。
いわゆる「パチン!パチン!」というあの感覚はなく、なんというか、しっとり「サクリ、サクリ」と爪が切れていく感じなのです。爽快かつ、爪が傷んでいないという実感は、ほかでは味わえません。
やすりとカバーが付いて、どこまでもノンストレス!
もちろん切れ味以外の機能にも大満足。きちんとしたやすりと、切った爪が飛び散らないためのカバーも付いて、使う人のシーンを考えて作られているのだなあ、としみじみ…。これまで、頻繁な爪切りは面倒な作業だったのに、六本木ミッドタウン内のショップでこれに出合ってから数年、まったく億劫に感じなくなったのです。
すごいなあ…。こんなに小さいのに、これがなければ途方に暮れるだろう程の存在感。あっぱれです♡
副編集長 安藤奈津
主にファッション担当。お笑いと魚卵、本が大好物。プライベートでは一男一女の母。よって洋服は「動きやすさ・洗いやすさ」が優先になるため、小物で自己主張を試みる日々です。