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LIFESTYLE

2021.05.16

【映画宣伝担当が自薦】『ローズメイカー 奇跡のバラ』頑固なバラ育種家と愛すべき“はみだし者たち”との化学反応が感動を呼ぶ

心に響くストーリー、美しい映像や音楽に刺激を受ける映画で、仕事や恋愛、人生の楽しみを開拓していこう! 思わず映画館に足を運びたくなるような、「働く30歳」に刺さる作品を映画宣伝担当の方々に紹介していただく連載の第8回は『ローズメイカー 奇跡のバラ』です。

フランスの国民的女優カトリーヌ・フロの主演最新作!
不器用な人々による逆転サクセスストーリー

フランスの国民的大女優、カトリーヌ・フロ主演の最新作としても話題の『ローズメイカー 奇跡のバラ』。本作で彼女はバラ育種家(ローズメイカー)のエヴを演じています。

バラひと筋で頑固者のエヴと“はみだし者”3人の、不器用な生き方しかできない人間たちが愛おしく感じられ、またそれぞれの人生に踏み出す姿に勇気をもらえるはず。バラが美しく咲き誇る映像美にも癒される、本作の見どころに迫ります。

今回は、この映画の宣伝を担当している永松貴子さんに、見どころをうかがっていきます!

さまざまな困難が立ちはだかり、人生崖っぷちのエヴの奮闘ぶりに勇気をもらう!

バラに人生のすべてを捧げるエヴが経営するバラ園は、数年前から窮地に立たされ倒産寸前で…。そこへ助手のヴェラが手配してきたのは、職業訓練所から派遣されてきた素性の知れない“訳あり”な男女3人。エヴはそんな彼らと共に、バラ園の再起を目指してバラの新種開発に取り組むことに。

「幼いころから父の背中を追い続けてバラの育種家になり、新種のバラ開発で数々の賞に輝いてきた主人公のエヴ(カトリーヌ・フロ)。ところが、今は巨大企業のラマルゼル社に賞や顧客も奪われ、亡き父が遺したバラ園の経営危機に陥っています。

30代になると好きな仕事をしていても、いろいろな問題にぶつかることがありますが、私たちよりずっと多くの人生経験をしてきたエヴだって一緒! 優雅で美しいバラを扱いながらも、イライラして電話を叩きつけたりすることも(笑)。歳を重ねても、自分の仕事に誇りを持ち、奮闘しているエヴの姿をみていると、なんだか元気をもらえます。『がんばれエヴ!』と応援したくなること間違いなしです」(永松さん)

新たな可能性を見出すこと。
それは向き合うものを信じて、愛情深く観察すること

カトリーヌ・フロ演じるエヴは、ある日、職業訓練所から派遣されてきたフレッドに唯一無二の特技があることを見出し、彼を自立への道へと導きます。

「新種のバラを生み出すには、バラの可能性を信じて、また愛情深く観察しながら育てないといけません。エヴのようなバラの育種家は、とても難しい職業なのだそうです。エヴは『ババア』と罵られつつも、フレッドの特技を見出せたのも、きっとバラと同じように彼の可能性を信じて見つめていたからなのだと思います。

だれかと繋がることで人生の新たな道が開けるといったメッセージも本作には込められています。簡単に人と繋がることができるツールが多くある中で、本当の出会いを見極めることは難しいです。でも、エヴのように不器用でも、ひたすら自分の仕事に信念をもって全うすることがとても大事なのだなと思いました。

監督からのメッセージとして『誰でも輝くことができる』『誰でも誰かを輝かせることができる』という言葉がありますが、エヴは仕事に真摯に向き合ってきたからこそ、誰かと繋がることができたと思うのです。繋がることを目的とせずに、仕事に向き合うことによって繋がった絆を大切にしていきたいなと思いました。口は悪いけれど、実はとても温かい“肝っ玉かあさん”のようなエヴの魅力に、みなさんもきっと惹きつけられるはずです」(永松さん)

エヴのように人生をかけて美しさを追求することは、この上なく素晴らしいこと!

人に対する温かな目線をドラマチックに、そして美しく描くことに定評のあるピエール・ピノー監督による本作。その監督がバラを映画の題材にした理由とは?

「ピノー監督は本作の脚本の執筆中に実母を亡くしています。そのため、本作をお母さまに捧げることにしたそうなのですが、エヴが育種家として新しい花を生み出し、そして人生を歩み出す姿を通して『全ての母親たちに敬意を示している』とも語っています。

また、『誰かが人生をかけて追求する美しさは、この上なく素晴らしい。それゆえに、“美”は感謝や尊敬のしるしでもあり、生きることへの賞賛でもある』と、バラを題材にした理由も明かしています。そんな“美”が存分に堪能できる作品になっていると思います」(永松さん)

インポッシブルなミッションにも挑む!? 彼らのバラ園再生計画から目が離せない!

「数々の美しいバラを大きなスクリーンで堪能していただきたいのはもちろん、エヴとその仲間達がいかに瀕死のバラ園を再生させるのか。そして『そんなことまでやっちゃうの?』というインポッシブルなミッション(!)にハラハラするシーンにもご期待を! ぜひ、フランスのバラ園で起こる感動の逆転サクセスストーリーをスクリーンでお楽しみください」(永松さん)

今にも優雅に香りたつかのようなバラの映像美と、前途多難なエヴを中心に不器用な人々が繰り広げるドラマのコントラストに思わず惹きつけられる映画『ロースメイカー 奇跡のバラ』。彼らの温かな気持ちに触れて、幸せな気持ちで映画館を後にできるはず!

【information】
『ローズメイカー 奇跡のバラ』
監督・脚本:ピエール・ピノー
出演:カトリーヌ・フロ、メラン・オメルタ、ファツァー・ブヤメッド、オリビア・コート、マリー・プショー、ヴァンサン・ドゥディエンヌほか

2020年/フランス/フランス語/96分/原題:La Fine fleur
配給:松竹

公式サイト

5月28日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか、全国公開予定。

THE ROSE MAKER © 2020 ESTRELLA PRODUCTIONS – FRANCE 3 CINÉMA – AUVERGNE-RHÔNE-ALPES CINÉMA

取材・文/宮田典子(HATSU)

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