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LIFESTYLE

2019.07.31

N.Y.旅で今快適に過ごすならL.E.Sエリア!! 人気&おすすめスポット10も紹介!【山下マヌーの旅コラム2019】

旅行コラムニスト・山下マヌーさんの目的達成旅のススメ。今回はアメリカ・ニューヨークで最も変化したエリアのひとつといわれる、L.E.Sについて。【The Bucket List 旅行者のための死ぬまでにやっておきたいこれだけのこと】

居心地の良いNYエリアって?

新刊「山下マヌーのハッピーハワイ」もおかげさまで無事刊行。時間に余裕ができたところで、久々にN.Y.へ3泊5日で行くことに。で、悩むのがどこに拠点を構えるか? ということ。マンハッタンは今更感ありだし、セントラルパーク界隈はメチャ高だし…。悩んだ末に今回は3泊と短いこともあり、快適ホテル滞在ができて新しいN.Y.を感じられるエリアでまったり過ごせるエリアということで、L.E.Sサイドに決定。

L.E.SとはLower East Sideの略。文字通りマンハッタンの下の東側。つまり右下あたりの場所。SOHOへは徒歩圏内だし、対岸にはすっかりおしゃれタウンとなったブルックリンエリアという、そんな絶妙なエリア。

実は2000年代に入り、N.Y.で最も変化したエリアのひとつといわれているのが、L.E.S。オーチャードストリートを中心に、高級ブティックや個性的な飲食店、ギャラリーなどが登場。「マンハッタンで最もトレンディな場所のひとつ」と呼ばれるようになりました。

◆ホテルだって洗練されている

街に注目が集まり人が集まるようになれば、当然高級マンションやホテルも進出。今回選んだホテルもそんな中のひとつ、ホテルインディゴ。アメリカでは「ブティックホテル」とか「ヒップホテル」などと呼ばれるカテゴリーに入るインディゴホテルのコンセプトは、ネイバーフッド。近隣に溶け込むというか馴染むことを目指しているため、L.E.Sらしい内装とインテリア。

古い建物が壊され急激に姿を変えていく街を守ろうと、このエリアを景観保存地区に指定。ホテルの外観も、このように周りから浮かないデザインに。

入口ドアからの360度目線。「ここほんとにホテルですか!?」

「すいませーん、誰かいませんかぁ」。実はフロントはここではありませんでした。

フロントは14階。チェックインはここでおこないます。全面ガラス張りの空間は、N.Y.気分、かなり上がります。

ホテル内にアートも点在。

プールがあるとないとでは大違いだよ。遠くに高層ビルを臨む温水のペントハウスプール。ヴークリのロゴプリントのフローティングってのがレア? 持って帰ろうとしたけど、やめました。

▲ペントハウスのプールの逆サイドには、オープントップバー

カフェは当然Wi-Fiフリー。とくに必要も用事も仕事もないのに、意味なく高層階のホテルのカフェでMacのキーボードを打つ午後。

部屋に置かれたミッドセンチュリーな家具類。ホテルガイドはカラーチャート風だし、「なんでこんなところにスプレー缶?」とあけてみたら、実はカクテルシェーカーだし。なんかいちいち「そうきましたか!」と驚かされるわ。というように、かなりいい感じのホテルだということが伝わってきますね。

近頃日本でもホテルの差別化が進んできているとはいえ、増えているのは高級外資系ホテルだったりチェーンホテルの“☆の家”など、料金も利用者の年齢もお高めのホテルが多かったり。逆にそうかと思うとロボットが画一的に案内してくれるという、ただそれだけがウリの味気ないホテルだったり?「あ、ここいいかも!」と思える値段、インテリア&デザインのホテルが日本にはまだないような気がします。

チェックイン後のホテルパトロールはこのくらいにして。フライトの疲れと時差ボケ解消のためにまずはプール。N.Y.のペントハウスで日光浴している自分、最高!

部屋に戻って飲むのは、もちろんご当地ビールのブルックリン。日本では飲めないいろんな銘柄を集めて飲んでみた。ピンクのサワーテイストはないかも、ほかはどれも美味し(あくまで感想は個人の意見です)。因みにお値段は1本$2.50前後。安ッ!

時差ボケ解消作業終了したら、早速近辺を散策してみましょう。おしゃれなカフェやレストランがたくさんあります。これらのほとんどが作られたものではなく、元からの建物や扉をそのままつかっているんですね。そのため新しい店でもリアル感というか本物感が漂っています。いくつか紹介しますね。

◆LUDLOW COFFEE SUPPLY

滞在中ヘビロテしたカフェ。まるで知人のリビングに居るような居心地の良さ。実はこの近辺にはスタバなし。だってこういうカフェがあればスタバが出てこれないわけですよ。ていうか要らない。店内の雰囲気とコーヒーの味ともに「L.E.Sナンバーワンコーヒー」というのもうなずけます。

LUDLOW COFFEE SUPPLY

◆Bonsau Kakigori

なんだなんだ、このネーミング?! アメリカやヨーロッパのトレンドエリアと呼ばれる場所には、必ずと言っていいほど日本を意識した店がある。で、ここ。ジャパニーズインスパイヤドデザートカフェ、「盆栽かき氷」って? ネーミングすごすぎです。オーナーが日本に旅行に行った際、かき氷に出会って作ったというのだけど、メニューによっては味噌汁のお椀に入ってるってどうよ!? そのほか抹茶アイスクリームなどがメニューのカフェみたい。因みに店内に盆栽ディスプレイは無し。

Bonsau Kakigori

◆SOUVLAKI GR

どうやら映えレストランらしく、店頭で自撮りする人多し。。元々移民の人達が多く暮らしていたエリアらしく、こちらギリシャから渡ってきた移民の方が始めたギリシャのミコノス島をイメージした店。お値段はだいたい$6〜。

SOUVLAKI GR

◆no Fun

“BEST BAR IN THE LES”と自慢するだけあって、確かに滞在中に前を通る度満員のバー&レストラン。ちなみに明るい方の写真は開店前なので人気なし。料理はメキシカンで深夜まで食べられるので小腹が減ったときにタコスをつまみに。なんて使い方もあり?
ハッピーアワー$5〜。

no Fun

◆Louis Vuitton

おおお! なんですかこのヴィトン?! 緑じゃないですか。滞在中偶然発見した改装途中の緑のLV。緑のLVってありなんですか? 気になって中にいたスタッフに聞いてみた。すると「10日間だけのポップアップショップ」と判明。にしても10日間だけのために店を借り改装して・・・って、さすがです。と同時にこのエリアはそこまでしてもLVがポップアップを出すエリアだということです。
帰国後完成形が気になって調べたら、こんな感じ

◆ECONOMY CANDY

ヴィトンのポップアップに続いて、ポップなキャンディショップ発見。店内に入ってみるとキャンディやチョコ、お菓子がどっさり&ぎっしり。にもかかわらず客層は子供よりむしろ大人。しかもおじさ系多し。近辺に子供が住んでいそうな雰囲気なないのに商売が成立している(しかも老舗っぽい)のは、おそらく昔懐かしい駄菓子屋を訪ねるような、そんな気分なのでしょうか? お土産にトートバックはどうでしょうか?

ECONOMY CANDY

◆CHAMPION PIZZA

NYといえばピザスタンド。映画やTVのNYのシーンでよく見かけます。で、偶然見かけたこちら店でto go。選んだ理由は混んでいたから。で後から調べたら結構な人気店だということが判明。「迷ったらお客が多いに入ってみる」。この法則は普遍です。

CHAMPION PIZZA

◆BEAUTY&essex

知人に連れて行ってもらわない限り、一見の観光客ではテーブルまでたどりつけない店。外観は写真のとおり、質屋。中に入れば楽器、ラジカセなど音楽系のものを専門に預かる質屋? ところが、店の奥の扉を開けると…ババーン! カスタムシャンデリアに迎えられたレストランへの入り口。ドアを開けた勇敢なものだけが入ることのできるゴージャスな空間。まさに禁酒法時代にあった秘密の酒場、Speakeasyを再現した空間。

BEAUTY&essex

◆Van Leeuwen

締めのデザートはアイスクリーム。ビーガンアイス含めて20種類以上のフレーバーのアイスが楽しめます。ちなみに営業時間は深夜12時(週末は25時)まで。つまりそんな時間に女子がアイスを食べに来ても安心エリアっていうことですね。

Van Leeuwen

ということでL.E.Sパトロールはこのくらいにして、次回はNYお約束スポットとSOHOからのチェルシー、ハイラインの、ブルックリンへとパトロールに出かけます。

取材協力/Hotel INDIGO Lower east side NY

ホテルインディゴブランドサイト

インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG®)公式サイト

山下マヌー Manoue Yamashita

雑誌編集者を経て旅行コラムニスト/作家に。渡航回数350回超、最新刊『 山下マヌーのランキンハワイ最新版』で著作は62冊に。

Travel columnist&writer after a magazine editor.
Over 350 times to foreign travel, and over 60 books of the copyright so that work.

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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