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LIFESTYLE

2019.06.05

【JUJU インタビュー】「私にしかできないこと」を求め続けて歌い続ける

【歌手・JUJU】さんにインタビュー! 成功を手に入れた今でも夢を追い続けているというJUJUさんの歩んできた道、これからについて伺いました。

【JUJU】自分自身を信じて──。「私にしかできないこと」を求めて歌い続ける

夢はあっても、そこまでの道のりが見えにくいとき。やりたいことをあきらめそうになったとき。JUJUさんは、いつでも自分の心に言い聞かせてきた。裏切るのも、信じるのも、自分自身なのだと。成功を手に入れた今でさえ、夢に向かっている途中だというJUJUさんが、今歩いている道、そしてその先にあるものとは。話は18歳で単身ニューヨークに渡ったときのことから──。

JUJUさん

シャツ¥73,000・パンツ¥52,000(イザベル マラン) リング¥10,000(ケイト・スペード ジャパン) 靴¥111,000(セルジオ ロッシ カスタマーサービス〈セルジオ ロッシ〉)

自分を見捨てることだけはやっちゃいけない

「迷ったときは、自分の心に従え。進むべき道を選ぶときは、頭で考えるより、自分の心がどっちに振れるか。だれでも自分の心だけはだまし続けることができないんだから」

歌手になりたくて、「行けばなんとかなる」と18歳で渡米。ニューヨークでクラブ通いをしながら、デビューを夢見る日が続いたけれど、そのチャンスはなかなかやってこない。ようやくデビューできても、ヒットにつながらない。先が見えなくて不安なとき、JUJUさんが自分自身にかけていたのが、冒頭の言葉だ。

「ニューヨークでは、ストリートでもクラブでも、私より歌が上手な人はあちこちにいて、でも、そんな人たちでもメジャーデビューできるわけではないのが、現実です。厳しさの中で、壁にぶち当たりながらも、私にしか歌えない歌がきっとあると、自分に信じ込ませて歌い続けるしかありませんでした。どういうわけか、歌手をあきらめるという選択肢は、一切なかった。

ところがいざデビューできても、最初の2曲はまったく売れず。ヒットを出さないかぎり人間性まで否定されかねない世界です。傷つくこともありました。そのころ、レコード会社のプロデューサーに言われたんです。自分を裏切るのは自分だけだと。そうか、自分だけは何があっても自分を見捨てちゃいけないんだ。そう気づきました」

JUJUさん

「だからもし、進むべき道に迷っている人がいたら、せめて自分だけは信じてあげて、と言いたい。迷っている中でも、本当は自分の心のどこかに答えは見えているはず。それに従っていけばいいんです。きれいごとに聞こえるかもしれないけど、本気で信じ続けていれば、いつか夢は叶うから」

JUJUさんがデビュー前に感じていたような、いや、本当は今でも感じている現実と未来の間の不安は、だれにでもあるもの。そんな思いを明るく応援しているのが、最新シングル『ミライ』だ。2019年1月期のドラマ『ハケン占い師アタル』の主題歌にもなり、働く大人への応援ソングとして知られるようにもなった。

「私の場合、デビューはスタート地点に立ったに過ぎないし、15年やっても夢が叶ったとは思っていません。いまだ、道半ばです。でも、未来に描く自分の人生は、きっと悪くないと思えたら、それだけで素敵なこと。それは、『ミライ』で伝えたいことで、この曲を聴いただれもが勇気づけられると思います。私の未来? 苦手で克服しなきゃならないことはまだ多いし、厳しいスタッフに叱咤されながらも、もっと高いところを目ざしたい。私、どこまでも欲深い人間なんです(笑)」

ライブはいちばん幸せな時間。終わってから元気になる

JUJUさん

「苦手なことといえば私、いまだにカメラの前に立つとものすごいあがってしまうんです。こればかりは、やり続けて慣れるしかありません。ステージに出る前は、スタッフに思いきり背中をど突いてもらい、カツを入れてもらいます。矛盾するようだけど、どんなに緊張しても、いちばん気が休まるのもライブです。いちばん幸せなのも、ライブの時間。歌を通してお客さんと「気」のやり取りをして、不思議なことに終わった後は元気になってる。私、お客さんから気を吸い取らせていただいてるのかもしれませんね(笑)」

6月から始まるデビュー15周年を記念した全国ツアーも、客席と気を交換する場所であり、スタッフとの「大人の修学旅行」

私はみんなから「姐さん」って呼ばれてます(笑)。スタッフみんなでひとつのJUJUチームで、それぞれの持ち場がある中で、私は歌唱を担当する、というスタンス。だれが偉いとかもなく並列で、支え合いながらひとつのものをつくる。『人は人によって支えられ』って、金八先生も言ってたでしょ(笑)。あれと同じですよ。私はこう見えても、周囲から押されながら動く柳のような人間。それでいいんです」

実は、ライブで実際にJUJUさんの歌を聴いた人の多くが、「CDとは違う」ということに気づくという。その理由はJUJUさん自身もずっとわからなかったけれど、3年ほど前に見つかったことがある。

「ライブでは、ものすごく自分の感情を込めて歌います。そうしないと、客席と気のやり取りができないから。でも、CDの曲をレコーディングするときは、自分の感情を一切入れません。私の役目はストーリーテリングで、歌で物語を伝えること。私の歌は、だれもが経験したり感じたりした内容ばかりです。だから、私の歌を聴いた人が、自分が歌ったような感覚になってほしい。自分のこととして受け止めてほしい。そんな思いで歌っています」

心の余裕が欲しいとき、口紅をつけたくなる

そしてライブ後は、たくさん食べて、たくさん飲んで、笑って。日常に戻れば、野菜をたくさん買い込んで、毎日自炊もして。大好きなアルコールで消毒できているせいか、風邪は10年くらいひいてません。みなさん、外から帰ったときだけじゃなく、蛇口を見たらその都度手洗いとうがいをすることですよ。きれいに洗ったその手でそのままうがいをして、常に声帯を潤しておくようにする。私クラスになると、うがいのプロですから(笑)、スタッフみんなにも徹底してます。風邪をひいてつらいのは自分、守れるのも自分しかいないんですからね」

JUJUさん

ワンピース¥62,000・ネックレス¥9,000・リング¥10,000(ケイト・スペード ジャパン) 靴¥69,000(セルジオ ロッシ カスタマーサービス〈セルジオ ロッシ〉)

そうやって迎えたこの春の目標は、「余裕のある生活」というJUJUさん。日常では愛する犬猫に囲まれ、家にいる時間はひたすら刑事ドラマ観賞と読書三昧。ファッションもいろいろやり尽くした今、一周回って関心は着物に向いたりもしている。

「そして年に何度か、きちんと口紅をつける生活をしたくなります。大好きな昭和の女優さんたちの、ピンクやオレンジの唇は、いつも私の憧れです。口紅をつけるということは、女性ならではの楽しみだし、ふだんはサボっていても、つけたときは鏡を見たり塗り直したりする心の余裕が必要になる。きっと、自分の心に余裕が欲しいとき、口紅を塗る人になろうと思うのかもしれません。私、せっかちだし、考えずにすぐ動いてしまうことも多くて、あー…となりがち。もう少しゆとりを持って、ひと呼吸置いて、行動できる人になりたい。それが、私の思い描く素敵な大人です」

JUJUさんがリップとのコラボソングを♡

最新シングル『ミライ』のカップリング曲『READMY LIPS』は、YSLのリップスティック「ヴォリュプテ プランプインカラー」とのコラボソング。女の子の甘いたくらみが曲に潜んでいる。

JUJUさん

JUJUさんが使用しているのは、ヌーディなローズのNo.1とフレッシュオレンジのNo.4の重ねづけ。

イヴ・サンローラン ヴォリュプテ プランプインカラー

イヴ・サンローラン ヴォリュプテ プランプインカラー(左上から時計回りに)No.2/5/4 各¥4,300

新しいステップを踏み出す人にふさわしい1曲!『ミライ』

JUJU 最新シングル『ミライ』

最新シングル『ミライ』/好評発売中。新しいステップを踏み出す人にふさわしい一曲! 初回特典DVDには、『明日がくるなら』『東京』などライブ映像4曲を収録。6月15日からは、リクエストでセットリストが決まるライブツアー、-15th ANNIVERSARY- JUJU HALL TOUR 2019「YOUR REQUEST」開催。詳しくはオフィシャルサイトで。

●この特集で使用した商品の価格はすべて、本体(税抜)価格です。

Oggi5月号「この人に今、これが聞きたい!」より
撮影/黒沼 諭(aosora) スタイリスト/岸本佳子 ヘア&メイク/蒲生亜希子(HEADS) 構成/南 ゆかり
再構成/Oggi.jp編集部

JUJU

18歳で単身NYへ。2004年『光の中へ』でメジャーデビュー。これまでにシングル38枚、オリジナルアルバム7枚、カヴァーアルバム4枚、JAZZアルバム3枚をリリース。2006年『奇跡を望むなら…』がロングヒットを記録。ファンからのリクエスト曲による初のカヴァーアルバム『Request』も大ヒット。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

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