身体にすっと馴染むのは、上質なイタリア生地だから♪
スタイリスト高橋裕美です。スーツの細かな魅力をお伝えしていく連載。今回着こなしているのは、みなさんと同じ働く女性であるOggi.jp’sの武田奈津美さん(身長167cm)です。
【アンタイトル エッセンシャルクルー 1】
今回ご紹介するのはアンタイトル エッセンシャルクルーのスカートスーツです。さわやかな淡いグレーでテーラードジャケットとタイトスカートとの組み合わせ。
ジャージのようにストレッチ性があり、とても動きやすいのが特徴です。ほどよいハリ感がありながらも、からだにすんなりと馴染みが良いのは上質なイタリア生地のおかげ。なんとも言えない素材の快適さは、一日中着ていても快適に過ごせること間違いなしです!
ボックスシルエットのジャケットはシャツのように軽やかで、前を開けてサラッと着るのがカッコいい。そのラフな着こなしがタイトスカートのコンサバ感を軽減してくれてオシャレ感が増します。膝下丈のタイトスカートはジャケットと合わせるとIラインが強調されてスタイルアップ効果も。ただし、インナーはコンパクトなものを合わせないと間延びしてしまうので、フィット感や抜け感に気をつけながら選んでみましょう。
▲薄グレースカートスーツ・ジャケット¥48,000・スカート¥26,000・カットソー¥12,000以上すべて、(アンタイトル エッセンシャルクルー)、靴¥15,000(ダイアナ 銀座本店〈ダイアナ〉)
◆タイトスカートは細やかな気配りでバランスを整えて
インナー選びの注意点としては、薄手の素材のものを選ぶこと。スカートがややハイウエストになっているので、トップスをインにして着たとき、腰回りにボリュームが出やすいのでカットソーがオススメです。
ただ、インナーをアウトにして着る場合にはそこは気にならなくなるので、ニットなどを合わせても良いのですが、着丈が短めなものを合わせた方がバランスが取りやすいのかなと思います。
◆知的コーディネートは配色の統一感を意識して
今年っぽい膝下丈のタイトスカートはスリットが深めに入っているように見えますが、スカート丈の長さがあるので、着てみるとそこは気にならないでしょう。そのスリットのおかげで動きやすさもありつつ、縦ラインがきいていて、ヒールパンプスを合わせれば脚長効果が明確。
淡いグラデーション配色のコーディネートのときには、合わせる靴もヌーディカラーを意識して。バランスを取るために濃い色の靴で引き締めをはかろうとすると、かえって悪目立ちしてしまい、せっかくの知的コーディネートが崩れてしまいます。配色の統一感が保たれている方がバランスよく見えることが多いので、少し気にしてみるといいでしょう。
ベーシックのように見えて少しひねりが効いている、その絶妙なバランスがオシャレ要素に繋がっているんですね。
さて、アンタイトル エッセンシャルクルーのスーツはいかがでしたか? 次回も同じブランドのスーツをご紹介します。どうぞお楽しみに!
◆Oggi.jp’s 武田さんの感想は?
「普段からあまり女っぽいスタイルは着ないので、着慣れない感じがするスーツ。でもスタッフのみなさんが口々に『似合う!』とおっしゃってくださったので、自分でも知らなかった一面を発見した気分で新鮮です。一見ベーシックなのに、ジャケットのシルエットやスカートの丈感も新しい感じですよね。このタイトスカートは窮屈さはなく、とても着心地がいいですね」
着心地度:★★☆
買いたい度:★★☆
撮影/田中麻以 スタイリング・文/高橋裕美 モデル/武田奈津美
スタイリスト 高橋裕美
Oggi、Domani、での活動を経て、現在は各女性誌、ゴルフ雑誌、TV、広告で活躍。 大人のカジュアルスタイルが得意で、トレンドをひとさじ加えた、ほんのりスパイシーなコーディネートに定評あり。趣味のゴルフではプレイはもちろん、仲間とドレスコードを決めるなど、ゴルフファッションの楽しみ方も追求。 毎年行くハワイ旅行でハイコスパアイテムを見つけることが得意になり、最近ハマっているのは日帰りで行く、弾丸食い倒れツアー。 Instagram:@styyumitakahashi