お悩みのポイント:「そもそも〝本格時計〟の定義って?」、「適正な予算もよくわからない」
岡村 私の知人のお医者様は、みんな素敵な時計を身につけている印象。上野さんのご友人はどうかしら?
上野 時計好きの男友達や教授は何かしらつけている気がするのですが、女医の知り合いでは思い当たらないから、参考がなくて。社会人歴も8年になるので、きちんとした時計が欲しい。でも、そもそも本格時計って?
岡村 歴史・技術力・デザインの三本柱がそろっているブランドです。最初は自分で調べてみたりしないと、なかなかわからないものよね。
上野 価格に関しても、上を見ればキリがないので二の足を踏んでいます。アラサーに適正な予算は?
岡村 可能なら50万円くらいかな。
三尋木 50万円超えのお買い物をするとなれば、心を決めた一本ということで気合いも入りますよね。
岡村 女医ということで〝オメガ〟のダイヤモンド入りはどうかしら。大物政治家で愛用している方も多いのよ。一流なのに鼻につかないから。
三尋木 美人だからこそ、華やかすぎるものやフェミニンすぎるものは反感を買ってしまうかも…? でも、堅実な〝オメガ〟ならクリアできる気がする!
お仕事服はこんな感じ
▲「職場では白衣を着用」(上野さん)。トレンドアイテムをシックに取り入れた着こなしが得意。
結論はコチラ!
〝オメガ〟の[コンステレーション]
「時計はその人のパーソナリティを表す。信用が大切な職業の方こそ、本物の一本を早め」(岡村)
「宝飾ブランドも素敵だけれど、あえて時計メーカーのジュエリーウォッチから選ぶのも粋ですね。彼女の薬指に光る〝ヴァンクリ〟のリングと組み合わせやすいYGのコンビがよさそう」(三尋木)
▲まろやかな光を放つMOPのダイヤルは、エレガントで女性らしい人気モデル。[SSケース×SS&18KYGのコンビブレスレット/自動巻き/径27mm]¥1,120,000(オメガお客様センター〈オメガ〉)
教えてくれたのは…
エディター/岡村佳代さん
Oggiをはじめ数々の雑誌で活躍。世界的な時計の展示会、バーゼルワールドを毎年取材。時計ツウとして知られる。本企画担当・時計素人の編集Mをイチから鍛えてくれた大先輩。
エディター/三尋木奈保さん
Oggiを代表する名物ファッション編集者。本企画では時計と着こなしの相性についてのアドバイスを担当。時計マイスターの岡村佳代さんとはプライベートでも大の仲よし。
2018年1月号「今度こそ出合う! 運命の本格時計」より。
本誌掲載時スタッフ:撮影/宗髙聡子(パイルドライバー/静物)、安井宏充(Weekend/人物) スタイリスト/川上さやか 構成/村上花名(本誌)
※文中の記号はMOP=マザー・オブ・パール、SS=ステンレス・スチール、18K=18金、RG=ローズゴールド、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド。[ ]内は[ケースの素材×ストラップの素材/ムーブメント/ケースのサイズ]を表します。