秋冬のグリーンといえば、ほんのり黄みがかったカーキ寄りの色がこれまでの定番でしたが、ドラマティックに過ごしたい今年はグッと深みのあるオリーブグリーンに要注目。いつもの着こなしに1点投入するだけで、一気に印象的な大人の女性に。シンプルなのに、ひときわ目を引く二度見美人が叶うんです!
いつもの着こなしに一点投入!【オリーブカラー】アイテム
「華やかだけどオフィスでも浮かない、しゃれた雰囲気をつくる『オリーブグリーン』。ハンサム派の人はもちろん、これまでグリーンの持つカジュアル感や男前感に『難しい』というイメージを抱いていた人もトライしやすい、今、外せない色なんです。魅力はなんといっても、上品でいやみなく女らしい色の深み。意志を感じさせるけど主張しすぎず、意外とどんな色にもハマります。街でこの色を身につけている人を見たら、無条件に「やるな」と思ってしまうかも。間違いなく、この冬大本命の最旬カラーです」(スタイリスト 縄田恵里さん)
【1】NAILS INCのネイル(上)・【2】ADDICTIONのネイル(下)
コクのあるディープなグリーンで、指先から感度高く。[上]NAILS INC/TAT Inc Burton Mews ¥2,600・[下]ADDICTION ザ ネイルポリッシュ 047 ¥1,800
【3】FOX UMBRELLASの傘
レイングッズの名品からもシックなオリーブグリーンが登場。傘¥30,000(ヴァルカナイズ・ロンドン〈フォックス・アンブレ ラ〉) コート¥145,000(ショールーム セッション〈SAYAKA DAVIS〉)
【4】Valextraのバッグ
レザーの程よいツヤ感が、グリーンの上品さを際立たせる。バッグ¥310,000(ヴァレクストラ・ジャパン〈ヴァレクストラ〉) スカート¥56,000(ebure)
【5】FALIERO SARTIのストール・【6】RUPERT SANDERSONの靴
グレーワントーンに、グリーンのアクセントが知的に映える。「FALIERO SARTI」のストール¥42,000・「RUPERT SANDERSON」の靴¥60,000(H.P.FRANCE) ニット¥24,000(インターリブ〈サクラ〉) パンツ¥32,000(エージー ジャパン〈AG〉)
【7】OMEGAのレザーベルト時計
存在感たっぷりのオリーブグリーンのレザーベルト。凜とした意志を感じさせる。時計¥380,000(オメガお客様センター〈オメガ〉) ニット¥19,000(ドレステリア 銀座店〈ドレステリア〉)
【8】LE TALON GRISE・【9】PELICO・【10】DIANAのパンプス
きれいめコーデに合わせやすい、ポインテッドが気分。[右]靴¥12,000(ル タロン グリーズ ルミネ新宿店〈ル タロン グリーズ〉)・[中]靴¥46,000(アマン〈ペリーコ〉)・[左]靴¥15,500(ダイアナ 銀座本店 OMEGA〈ダイアナ〉)
【11】COCUAのパンプス
グリーンのパンツに寒色系のパンプスを合わせると、奥行きのある足元が完成する。パンツ¥22,000(ザ ストア バイシー 代官山店〈コキュカ〉) 靴¥92,000(リエート〈サントーニ〉)
【12】JOSHUA ELLIS・【13】FALIERO SARTIのストール
カジュアルな素材や柄でも、きれいめに仕上がるので通勤にもぴったり。[右]ストール¥52,000(グリニッジ ショールーム〈ジョシュア・エリス〉・[左]ストール¥39,000(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈ファリエロ サルティ〉)
【14】OLIVER PEOPLESのサングラス
深い色味のグリーンフレームなので、ブラウン感覚で取り入れやすい。サングラス¥30,000(オリバーピープルズ 東京ギャラリー〈オリバーピープルズ〉) ネックレス¥49,000(エムアイユー〈ソーイ〉) ニット¥19,000(ドレステリア 銀座店〈ドレステリア〉)
【15】STRATHBERRY・【16】ELLEME・【17】MAISON BOINETのバッグ
[右]バッグ[参考価格]¥61,000(ブランドニュース〈ストラスベリー〉)・[中]バッグ¥55,000(martinique Le Conte ルミネ有楽町店〈エレメ〉)・[左]バッグ¥19,000(スピック&スパン ルミネ有楽町店〈メゾ ン ボワネ〉)
【18】NARS・【19】CHANEL・【20】ADDICTIONのアイシャウ
ポイント使いでレディな目元に。[上]NARS シングルアイシャドー 5364 ¥2,500・[右下]シャネル オンブル プルミエール クレーム 824 ¥3,900・[左下]ADDICTION BEAUTY ザ アイシャドウ 097 ¥2,000
【21】PULETTEのブラウス
オリーブグリーンのブラウスは、仕事にふさわしいキリッと感と女らしさが兼備。ブラウス¥18,000(スタイルデパートメント〈プレット〉) スカート¥56,000(ebure) リング¥13,000(ドレステリア 銀座店〈ドミニク ドヌーブ〉) バングル¥35,000(flake〈フレーク〉)
辛口に着るオリーブグリーンの組み立て方
グリーンを辛口に着るとメンズっぽくなる? 答えはNo! 独特な深みがあるオリーブグリーンなら、どこか品のよさも漂って「キレイ」な女らしさも表せるんです。グリーンの分量を多めに全体をシックに仕上げて、都会的に着こなして!
STEP1 主役のグリーンは地厚でゆとりがあるものをセレクト
オフィスでも着られる知的なかっこよさを目ざすなら、シャツやパンツなどアイテムはベーシックにこだわりつつ、地厚でゆるっとしたシルエットでさりげなくタフなマインドを意識して!
STEP2 シルバー小物を投入
ハンサムに着るオリーブグリーンには、ゴールドよりもシルバーやホワイト系が気分。遊びのあるバッグやカリッとしたアクセサリーで迫力を主張しつつ、同時にリッチ感もプラス。
STEP3 クリーンな白を差して、コントラストを利かせて
深みのあるグリーンはぼんやりとした色を合わせず、コントラストをはっきりつけた着こなしが正攻法。シンプルなオリーブグリーンに白を投入するだけでモードなおしゃれ感が漂う。
【22】辛口オリーブカラーコート×バッグで半歩行く今っぽさを演出
ロングな丈感、スマートなシルエット、大きめのラペルですっきり上品に着こなせるチェスターコート。オリーブグリーンのアイテムはこんなふうにベーシックな形を選び、インナーはごくシンプルにまとめるのが正解。
コート¥41,600(Ameri VINTAGE〈AMERI〉) ニット¥26,000(ADO RE) パンツ¥20,000(Theory) バッグ¥170,000(ピエール アルディ 東京〈ピエール アルディ〉) 靴¥41,000(ユナイテッド アローズ 有楽町店〈ロランス〉) リング[太]¥31,500(プリュイ トウキョウ〈プリュ イ〉) リング[細]¥36,000(GALERIE VIE 丸の内店〈MARIA RUDMAN〉)
辛口オリーブグリーンのコーディネート variation
【23】王道のジャケットもここまでこなれる! オリーブグリーンの魅力を堪能
真面目に見えがちなパンツ×テーラード。パンツはオリーブグリーンのワイドなフォルムに、ジャケットはトラッドなチェック地に、それぞれ今っぽく更新することでキレのいいスタイルが完成する。
パンツ¥49,000(ブランドニュース〈シー ニューヨーク〉) ジャケット¥46,000(ドローイング ナンバーズ 南青山店〈ドローイング ナンバーズ〉) カットソー¥8,300(オーラ リー) バッグ¥50,000(ショールーム セッション〈OAD NEW YORK〉) バッグに巻いたスカーフ¥7,800(フラッパーズ〈マニプリ〉) 靴¥28,000(ウィム ガゼット 丸の内店〈ルカ グロッシ〉) メガネ¥58,000(DITA 青山本店〈DITA〉) 時計¥17,000(コモノ東京〈KOMONO〉) バングル¥48,000(プリュイ トウキョウ〈プリュイ〉)
【24】縦ラインを強調するタイトスカートで、コーデュロイシャツをシャープに導く
シャツをアウトしたり、ブーツをミドル丈にしたり…と辛口感を高める着こなし方にもこだわって。旬のパープルとも相性◎。
「MACPHEE」のシャツ¥13,000・「ELENA GHISELLINI」のバッグ¥100,000・「SANTE BORELLA」の靴¥60,000(TOMORRO WLAND) カットソー¥6,300(ヴァリアス ショールーム〈エイトン〉) スカート¥15,000(ジャーナル スタンダード レサージュ 青山店〈ジャーナル スタンダード レサージュ〉) ストール¥12,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター〈バーニーズ ニューヨーク〉) サングラス¥55,000(DITA 青山本店〈Thom Browne Eyewear〉) ピアス¥10,000(ウィム ガゼット 丸の内店〈フィリップ オーディベール〉) 3連バングル¥68,000(H.P.FRANCE〈SERGE THORAVAL〉) タイツ/スタイリスト私物
【25】シックな色合わせに少量効かせた白がクリスピーな快活さに貢献
抜群に相性がいいオリーブグリーンとネイビー。そのシックな配色効果で、ゆるっと感のあるニット×パンツもカジュアルすぎない装いが完成する。また、抜け感をもたらす「小さな白」を散らすことで、着こなしがリズミカルになる。
ニット¥17,000(MICA & DEAL 恵比寿本店〈MICA & DEAL〉) インに着たブラウス¥25,000(シップス プライマリー ネイビーレーベル〈ネル×シップス〉) パンツ¥22,000(エンフォルド) バッグ¥138,000(ロンシャン・ジャパン〈ロンシャン〉) 靴¥23,000(シップス 有楽町店〈ファビオ ルスコーニ〉) ピアス¥40,000(H.P.FRANCE〈SERGE THOR AVAL〉) バングル¥7,000(STUDIOUSオンラインストア〈STUDIOUS〉)
甘口に着るオリーブグリーンの組み立て方
もともとモードな印象が強いオリーブグリーン。だからこそアイテムそのものや組み合わせをとことんフェミニンに振っても「甘かわいい」になりすぎないのが、最大の魅力。ほんのり色香が加わって、大人にしっくりハマるんです。
STEP1 主役のグリーンは思いっきり女っぽいアイテムで
大人のフェミニン派がオリーブグリーンを着るときは、甘くなりすぎない特性を味方にして、揺れ感スカートやブラウスなど、動きがあってやわらかな素材感のものを選ぶのが条件。
STEP2 まろやかなニュアンスカラーを合わせてなじませる
グリーンが引き立つ中間色を合わせるのがフェミニン派にはしっくりくる。ブラウンをはじめ、ライトグレーやベージュなど、やわらかい色とつないで、洗練シンプルを極めたい。
STEP3 ツヤのあるアクセサリーを足してリッチ感を盛り上げる
欲しいのは輝きではなくニュアンス。上品な艶めきのあるアクセサリーでオリーブグリーンのモード感を少しだけ和らげて。クラシカルな組み合わせで意志あるエレガンスを目ざしたい。
【26】フェミニンなシルエットのアイテムも×ブラウン配色でぐっと大人っぽく
フレアスカートとギャザーたっぷり甘ブラウスの王道フェミニンスタイルも、大人配色で一歩洗練された雰囲気に。寒色系小物で上品さをプラスして。
スカート¥32,000(デザインワークス ドゥ・コート銀座店〈デザインワークス〉) ブラウス¥16,000(ウィム ガゼット 丸の内店〈ウィム ガゼット〉) バッグ¥48,000(UNIT&GUEST〈レベッカミンコフ〉) 靴¥72,000(セルジオ ロッシ カスタマーサービス〈セルジオ ロッシ〉) ストール¥42,000(CPR TOKYO〈ガシュロウ アンド コール〉) ピアス¥22,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター〈ヴィオラ ヨー〉) バングル各¥24,000(GALERIE VIE 丸の内店〈AURORE HAVENNE〉) タイツ/スタイリスト私物
甘口オリーブカラーのコーディネート variation
【27】タイト&スリットの色っぽニットアップもオリーブグリーンなら上品に決まる
ライトグレーのピーコートを上からはおったり、スエードのショートブーツを合わせたり…最旬バランスで着くずすと、程よく今っぽいラフな印象に。
ニット¥32,000・スカート¥35,000(オーラリー) コート¥202,000(ビオトープ〈ケイト〉) 首に巻いたスカーフ¥16,000(ドレステ リア 銀座店〈アン〉) バッグ¥75,000(H.P.FRANCE〈MELI MELO〉) 靴¥39,000(ファビオ ルス コーニ 六本木店〈ファビオ ルスコーニ〉) タイツ/スタイリスト私物
【28】ラフにはおったガウン風のコートが女っぽさを程よく調整
たとえばオリーブグリーンのコートが、黒だったら…ここまで知的で女らしい装いは叶わなかったはず。トップスはレースブラウスで意外性を狙うと、ワンランク上のコーディネートに仕上がる。
コート¥98,000(コロネット〈エアロン〉) ブラウス¥21,000(TOMORROWLAND〈BALLSEY〉) パンツ¥30,000(ebure) バッグ¥55,000(フルラ ジャパン〈FURLA〉) 靴¥36,000(ナノ・ユニバース カスタマーサービス〈PIPPICHIC〉) ピアス[片耳]¥22,000(マユ アトリエ〈マユ〉)
【29】実はきれい色とも相性のいい! オリーブグリーンの懐の深さを堪能
華美になりすぎない上品なオリーブグリーンとブルーなら大人っぽく着られる。フレアそでやファーバッグなどで盛っても、いい塩梅で落ち着くんです。
プルオーバー¥22,000(インターリブ〈サクラ〉) スカート¥68,000(インターナショナルギャラリー ビームス〈レジーナ ピョウ〉) バッグ¥32,000(ロードス〈イコット〉) 靴¥49,000(ebure〈PURA LOPEZ〉) ピアス¥12,000(CPR TOKYO〈ルーカス ジャック〉)タイツ¥1,000(Blondoll 新丸の内ビル店〈17°C〉)
●この特集で使用した商品の価格はすべて、本体(税抜)価格です。
2018年Oggi12月号「おしゃれな人から『オリーブグリーン』始めてます!」より
撮影/三瓶康友 スタイリスト/縄田恵里 ヘア&メイク/神戸春美 モデル/林田岬優(本誌専属)、土屋巴瑞季 デザイン/Permanent Yellow Orange 構成/大椙麻未
再構成/Oggi.jp編集部