第8回目のミューズは、AKB48を卒業後、活躍が目覚ましい女優・川栄李奈さんが登場! 優雅なシルエット美を描くフレアスカートを、ふたつの方向性で着回していただきました。
SHE & THE BASICS
レディなスカートをボーダーと帽子でやんちゃに味付け
「フレアスカートの揺れるシルエットと、ふんわりしたブルゾンの組み合わせが、全体的にゆるっとしていてかわいいですね」と語る川栄さん。フレアスカートのエレガントさに、ボーダーニットで抜け感をプラス。エコスエードのブルゾンで、まろやかな印象に仕上げれば、肩の力が抜けた大人の着こなしに。
「デミルクス ビームス」のスカート¥18,000・「ルミノア」のプルオーバー¥14,000・「キジマタカユキ」の帽子¥16,000(ビームス ハウス 丸の内) ブルゾン¥24,000(ブラーミン/ファスサンファール) バッグ¥139,000(J&M デヴィッドソン 青山店〈J&M デヴィッドソン〉) ピアス¥290,000(カドー伊勢丹新宿店〈カドー〉)
ミニマルなボルドーニットでスカートの躍動感を堪能!
「秋冬はこんなダークカラーの配色が気になります。ジュエリーだけでは出せない華やかさをもつ、スカーフ使いも素敵ですね」と川栄さん。ボルドー×レッドブラウンは、同じ赤みのある色なので自然と統一感が。ドラマティックなフレアスカートは、近い色味でまとめると大人の色っぽさが香る。
「デミルクス ビームス」のスカート¥18,000 スカーフ¥16,000(ビームス ハウス 丸の内〈マニプリ〉) ニット¥18,000(ebure) バッグ¥25,000(PEACH〈ヴィオラドーロ〉) 靴¥55,371(銀座かねまつ6丁目本店〈銀座かねまつ〉) リング¥115,000(カドー伊勢丹新宿店〈カドー〉)
普段の私は、メンズライクなシャツ×ゆるっとしたパンツの着こなしが多いです。基本的にはカジュアルなスタイルが、私のベーシックなのかもしれません。最近は、私服でのお仕事やきちんとしたシチュエーションの際は、デザインの凝ったワンピースを選ぶことも増えてきています。花柄の刺しゅうが施されているワンピースなど、一枚で華やかさがあるので、スタイリングが簡単なところも私好みです。そう考えると、男性っぽいものと女性っぽいもの、好みのスタイルの振り幅が大きいことに気がつきました。
今回のテーマであるフレアスカートは、私にはちょっとガーリーすぎるかも、と思っていて、私服ではあまり着ていませんでした。秋らしいダークブラウンやちょっと長めの丈感だと、大人っぽく着こなせるんですね。シンプルなデザインを選べば、私にも挑戦できそう! 現在23歳ですが、20代はいろいろ挑戦してみたいと思っています。役者としては、演じる役柄の幅も広げていきたい。プライベートでは、まだ行ったことのない外国へたくさん旅行したいです。毎年、年末年始に少し長い休暇をとって海外に行くのが楽しみ。仕事も遊びも充実した20代を過ごしたいですね。
私が出演している映画『人魚の眠る家』は、篠原涼子さん演じる母親が、ある事件をきっかけに葛藤する姿を描いた作品。私もいつかは、(目標は30代!)仕事をしながら結婚もしたいし子供も欲しい。23歳の今はまだ葛藤することが多く…。大人としては、まだ不安定なところもあります。今の悩みは体型維持ですが、年齢のせいか変動が激しくて。25歳くらいまでには常にベストな状態保てるようになっていたいと思っています。以前所属していたAKB48では、集団の中のひとりでしたが、今は自分ひとり。環境の変化とともに、責任感も強くなりました。日々、自分自身と向き合いながら、30代は体も心もヘルシーな状態を維持することが理想です。
Oggi12月号「川栄李奈×フレアスカート」より
撮影/中村和孝(まきうらオフィス) スタイリスト/入江未悠 ヘア&メイク/笹本恭平(ilumini.) デザイン/hoop. 構成/菅 博子
再構成/Oggi.jp編集部
川栄李奈(かわえい りな)
1995年2月12日、神奈川県生まれ。2010年AKB48のメンバーとしてデビューし、2015年同グループ卒業後、女優としての活動を本格化。現在、舞台『カレフォン』に出演中。初主演映画『恋のしずく』が、全国公開中。映画『人魚の眠る家』が11月16日(金)、映画『泣くな赤鬼』が、2019年公開予定と、続々と話題作に出演。