前回までにお話したお母さんに対する思い込みのほかにも、「思い込み」は至るところに存在しています。
特に多いのが、「あれは素晴らしくてこれはダメ」という思い込み。
例えば、痩せてるほうがモテるから素晴らしい、太ってたらダメ、とか。
世の中には太れなくて悩んでいる人もいるのに、大多数が痩せられなくて悩んでいるから、雑誌の特集はほぼ100%太る方法ではなくて痩せる方法を紹介してますよね。
「太れない」と言ったら「何贅沢言ってるのよ」って怒られる。
それは、痩せてるほうが素晴らしいという思い込みがあるから。
この類はキリがなくて、運動ができる人のほうが、勉強ができる人のほうが、結婚してる人のほうが……って、全部「思い込み」です。
勝手にないものねだりをして、勝手に不幸になってるだけ。
◯◯ができるから素晴らしいんじゃなくて、あなたはできないままで素晴らしい。
思い込みを外して、自分は存在しているだけで価値があると自分が認められるようになったとき、周りからも認められて愛されるようになります。
誰の許可も要りません。とにかく先に自分を認めちゃいましょう。
世間の常識や他人の目を気にし続けることは、いつまでも媚び続けるってこと。
ダメな自分だからこそ、愛されるんです。
心のキズの主成分は「思い込み」と「勘違い」。
それに気づいたら、笑うしかない。