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2017.03.15

【第8回】運動だけでは痩せない

みなさん健康やダイエットのためにさまざまなエクササイズをされていると思います。

ジムやヨガ、ピラティス、ランニングなど……普段食べすぎてしまった分を運動でカロリー消費して取り返そうと頑張っている方も多いでしょうか。

しかし、運動で痩せるというのは嘘です。

カロリーを消費するとはいえ、水泳を2時間やったとしても数百kcalでしょう。
ケーキ1個を食べたらすぐそれ以上のカロリーを摂取していることになります。
ケーキ1個のために2時間も費やすのは効率的ではないですよね。

必死に運動するよりも食事を見直したほうが、効果は早く表れます。

本来、運動はウォーキングとラジオ体操程度で充分です。

体の筋肉は動かさなければ固まってしまい、動かす量が足りないことで「何となく体が重い」感覚や、痛み、しびれなどが出ることもあります。

それを解消するための軽い全身運動で、必要最低限の運動量が確保できるのです。

ウォーキングであれば10〜20分でいい。通勤の時間を活用してひと駅分歩けば、毎日続けられるでしょう。

一番便利なのはラジオ体操です。

普段生活していると、腕を前に置く動作ばかりで後ろに動かさないですよね。

膝や股関節の屈曲運動もやりません。そうして筋肉が固まり、肩こりや腰痛を引き起こしている可能性があります。

でも、ラジオ体操には腕も膝も股関節も含め、全身の筋肉を動かす動作が全て含まれています。しかも1回3〜5分、第二までやっても7〜8分程度で済みます。これを1日1〜2回やるだけで立派な運動です。

もちろん、趣味やストレス解消としての運動もありますが、ダイエットを目的とした運動は、効果があったとしても一時的なもの。もしくは食事によっていずれリバウンドし、体重をキープするのは難しいでしょう。

ダイエットを目的にするなら、毎日続けられる無理のない全身運動で、食事を見直すことを優先してくださいね。

【ポイント】
ハードな運動よりも、毎日続けられる全身運動が効率的

【第7回】風邪予防に有効な2つの方法

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若林理砂

臨床家・鍼灸師。1976年生まれ。高校卒業後に鍼灸免許を取得。早稲田大学第二文学部卒(思想宗教系専修)。2004年に東京・目黒にアシル治療室を開院。著書に『大人の女におやつはいらない』、『その痛みやめまい、お天気のせいです 自分で自律神経を整えて治すカンタン解消法』、『夏冷えにサヨナラ!ペットボトル温灸術』など多数。https://www.asil-llc.info
DMMラウンジ「若林理砂のカラダ稽古部!」ではボディーワークを扱うオンラインサロンを開設中。Twitterアカウントは@asilliza

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