世界が注目するスーパーフード「奇跡の木」って何？どうスゴイか知ってる？

奇跡の木=ミラクルツリーと呼ばれる植物・モリンガが、今世界中から注目を集めています。奇跡と呼ばれるその理由は？どうやって摂取する？を紹介します！

1 奇跡の木と呼ばれる次世代スーパーフード“モリンガ”とは？
2 インド発祥のアーユルヴェーダでは300もの病気を防ぐといわれるモリンガ
3 世界中であらゆる手法でモリンガは使われている！
4 驚くべきモリンガの栄養素は？
5 奇跡の木“モリンガ”どうやって摂取する？

奇跡の木と呼ばれる次世代スーパーフード“モリンガ”とは？

モリンガは、主にインド、アフリカ、南米、東南アジアに自生している植物。全9種類の必須アミノ酸、GABA、ポリフェノール、食物繊維など90種類以上の豊富な栄養素を含み、年に3メートルも成長する驚異の生命力をもつことから、“奇跡の木”とも呼ばれ、古くから人々の食と健康を支えてきました。

根、茎、葉、枝、花、種すべてを利用でき、“奇跡の木”のほか、“薬箱の木”、“ビタミンの宝”、“地球上でもっとも栄養価の高い植物”など、さまざまな呼び名があります。

インド発祥のアーユルヴェーダでは300もの病気を防ぐといわれるモリンガ

インド発祥の伝統医学「アーユルヴェーダ」では、モリンガを「300の病気を予防する植物」として重用。古代ギリシャやローマ、エジプトでも食用や美容にモリンガの一部が使われていました。

葉や種は栄養源や薬として使われ、樹皮はゆでてアルコールに浸して飲むことで鎮痛剤や抗胃潰瘍剤に使われています。根は水がアルコールに浸し、ハーブと一緒にゆでて飲むことで、鎮痛剤や精力剤になり、肌に塗ることで虫よけにも効果があると言われています。

世界中であらゆる手法でモリンガは使われている！

どんな料理にも使えるモリンガパウダーのほか、お茶、コーヒー、スープの素、アイスクリーム、食用オイルなどに活用されているモリンガ。モリンガの部位は、それぞれに活用されています。

根：漢方や香辛料、料理の薬味など

茎：細い茎はお茶とし、太いものは建材や薪として

葉：栄養価の高い食材として、料理やお茶に幅広く

花：フルーティな香りが特徴。お茶や香料、臭い消しに

種：インド、東南アジアでは食材として。質の良いオイルが採取できるため、化粧品や髪用オイル、アロマオイルなどにも

世界的なビューティーブランドもモリンガを取り入れた商品を発売中。

たとえば、「THE BODY SHOP」からは、ボディミストやオードトワレ、シャワージェルなどもモリンガを使った商品を数多く展開中。また「ランコム」は、モリンガエキスを配合した日焼け止め乳液を販売しています。

驚くべきモリンガの栄養素は？

90以上もの豊富な栄養素を含むモリンガ。青汁で有名な大麦若葉と比較しても、いかに栄養がつまっているかがわかります。

さらにモリンガに含まれる、わさびの辛味成分「イソチオシアネート類」には強い殺菌成分があり、胃炎や十二指腸潰瘍、胃がんの原因とされるピロリ菌の抑制効果があります。これは学会でも発表されていることです。

またモリンガには、ポリフェノールをはじめとした植物由来の化学成分「ファイトケミカル」が詰まっています。ファイトケミカルには、抗酸化作用があり、紫外線やたばこの有害物質によって生じる体のサビから、体を守ってくれるのです。

■モリンガVS大麦若葉栄養素比較！

（モリンガ粉末100gと大麦若葉粉末100gの比較）

1.GABA（γ-アミノ酪酸）
モリンガ 313mg 大麦若葉 26mg

2.カルシウム
モリンガ 1,885mg 大麦若葉 296mg

3.ビタミンA
モリンガ 925μg 大麦若葉 413μg

4.ビタミンC
モリンガ 29.6mg 大麦若葉 10mg

5.ビタミンE
モリンガ 47.5mg 大麦若葉 4.9mg

6.βカロテン
モリンガ 10,751μg 大麦若葉 4,958μg

この数字を見ただけでも、モリンガのすごさが伝わってきます！さらに私たちが日常に食べている食材と比較で見てみましょう。

鉄分はプルーンの112倍！
ビタミンAは生ほうれんそうの2倍！
ビタミンEは生ピーマンの59倍！
ビタミンB2はアーモンドの2倍！
たんぱく質はアーモンドの1.4倍！
食物繊維は生ごぼうの4倍！
葉酸は生ほうれん草の3倍！
βカロテンは生人参の1.6倍！
亜鉛は生にんにくの2倍！
必須アミノ酸は発芽玄米の4倍！
GABAは発芽玄米の20倍！