読者の雨にまつわる積年の悩みが大集合!アイテム選びや着こなしについて、元会社員という経験をもつスタイリスト渡辺智佳がリアルな目線で提案してもらいます。
お悩み1
「チープなビニール傘はそろそろ卒業したい…。着こなしの中で浮かない傘が欲しいんです」IT関連企業勤務・28歳
バンブーハンドルのものを選べば、どんなコーディネートでもしっくりきます。色や柄は自分の好きなものを選んでOK!
「レザーハンドルも高級感がありますが、どんな服とも合わせやすい点を考えるとバンブーハンドルがいちばん! ここをおさえておくだけで、落ち着きのあるきちんとした印象がキープできるので、バッグを選ぶときのように、好きな色や柄を楽しんでもらっていいと思いますよ。個人的には赤など暖色系の無地がおすすめ」
すべて晴雨兼用。[右]マニプリのスカーフ柄を使用した今年初登場の傘。人気なのはこちらの猫柄。折りたたみ傘¥14,000(シップス 有楽町店〈マニプリ〉) [中]ピンクなら差し色アイテムとして活躍! 傘¥13,800(トラディショナル ウェザーウェア 青山ウィメンズ店〈トラディショナル ウェザーウェア〉) [左]服だと取り入れにくいギンガムチェックも傘ならアリ。傘¥12,000(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈ユナイテッドアローズ〉)
スタイリスト渡辺智佳が提言!
梅雨こそファッションを駆使して楽しく乗り切ろう!
「梅雨って本当にうっとうしい季節! でも同時にファッションに投資しがいがあるな、とも思います。というのも、ここ1~2年でレインコートとレインブーツ以外の雨仕様アイテムの選択肢の幅がぐんと広がりました。『え、これ本当に雨仕様?』なんて思ってしまうくらいのクオリティの服がわんさか。毎日忙しく働く女性こそ、そういったアイテムをうまく駆使して、時短やストレス軽減を叶えてほしいなと思います」
profile/渡辺智佳
大学卒業後、大手銀行にて総合職を4年半経験。そこで培ったリアルな目線を生かしたスタイリングには、知的な雰囲気が漂う。
2017年Oggi7月号「これでOK! 梅雨どき1か月コーディネート」より。
【本誌掲載時スタッフ 撮影/須江隆治(モデル/See)、魚地武大(静物)、中田陽子(渡辺氏プロフィール写真/MAETTICO) スタイリスト/渡辺智佳 ヘア&メーク/松田美穂 モデル/有村実樹(本誌専属) 撮影協力/ペンブローク リアルエステート ジャパン エルエルシー、Zoff 構成/堀 由佳(Oggi)】
初出:しごとなでしこ