10～50代まで、幅広い年齢層に向けて美容記事を作り続けて四半世紀とちょっと。ストイックとは無縁。とにかく楽してキレイをキープしたいカワムラが、働く女性目線で気になるコスメや美容術をご紹介します！
あなたのメイク、ダメウーマンになってない!?
春は花柄ワンピを着倒そうと大量購入。自宅のメイクコーナーをワンピに合う春色に入れ替えてウキウキしていたところ、気になる本を見つけてしまいました…。『第一印象で好感度アップ ビジネスメイクの新ルール』（ディカバー・トゥエンティワン）。デビュー当時からお仕事をご一緒させていただいている、大人気ヘア＆メイクアップアーティスト・尾花ケイコさんの新刊で、「仕事を成功させるには、職場環境に合わせて自分がどう見られるか、戦略的に考えてビジネスメイクを行う必要がある」と。ふと思い出したのは30代前半、メイク大好きでいつも流行をさりげなく取り入れたメイクをしているオトナ顔のアシスタントちゃんと、某コスメメーカーの研究所に取材でうかがったときのこと。取材相手は私ではなく、アシスタントちゃんに名刺を差し出し挨拶を始めたのです！ 「童顔で背も低いからってバカにされた～!?」とちょっとイラっとしましたが、そのときの私は手抜きとも見えるノーチーク、ノーアイシャドウのナチュラルメイク。“仕事のできる人”感が漂っていなかったんだ、と今更ながら反省…。
尾花さんがビジネスメイクの要、というのがセルフブランディグ。自己分析し、自分のメイクが職場に合っているのか考え、メンター（お手本）を持ってどこを取り入れるか分析し、実践することがポイントとのこと。「理論編」では、このセルフブランディグの方法などが、「実践編」では出勤前の時短メイクのパーフェクトガイドや、プレゼンや会社がらみのパーティなど、シーン別のメイクテク（婚活メイクも！）、さらに尾花さんの代名詞「美眉の作り方」まで親切丁寧に解説。キャリアアップしたい、社内のコミュニケーションをスムーズにしたいなど、もうちょっとお仕事をがんばりたい、なでしこさんの背中を押してくれるはず！
手っ取り早く好感度、なら、チークを変えよう！
カワムラが特に気になったのは、尾花さんが「理論編」で取り上げている好感度アップに必須の“笑顔を作るチーク”の大切さ。チークで血色の良さをアピールすることで、肌にイキイキとしたライブ感が生まれ、パーフェクトなナチュラルメイクになる、とのこと。キュートにしたいならピンク、ヘルシーならオレンジ、クールならベージュやブロンズと、なりたいイメージで色を選ぶのがオススメで、コーラルはオールマイティに使えるそう。そこで、カワムラがこの春オススメしたい、ツヤ感と立体感を引き出すしっとり質感のチークをピックアップ！
自然な立体感とロングラスティングなら、シスレー
▲シスレー フィト ブラッシュ ツイスト 2 ￥6,500
リップスティックのようにクルクルと回すと出てくるチークは、クリームのようななめらかさで、肌にのばすとパウダーに変化。ピッタリフィットして落ちにくく、鮮やかな発色をキープしてくれます。直塗りして指の腹でさっとぼかすだけで、頬が引き上がったような立体感が生まれます。
内側から滲み出たような血色感ならアユーラ
▲アユーラ シロップチーク PK01 ￥2,400
マニキュアかと思ってしまうルックスが印象的なリキッドタイプ。肌にのせると、まるで内側からじゅわっと滲み出てきたような、とにかく自然な血色感に仕上がります。ブラシで笑ったときに高くなる部分に2～3本線を描き、指の腹でトントンとなじませるようにすると、大人の女性らしい品のあるツヤやかな発色に仕上がります。
キッカは、お風呂上りの血色を再現！
▲カネボウ化粧品 キッカ フローレスグロウ フラッシュブラッシュ02 ￥3,000（ケース￥2,000）
究極のナチュラルな血色と言えば、やっぱりお風呂上がりにポッと赤らんだような頬。その‟体温”を感じるようなナチュラルな血色を、“薄膜”にとことんこだわって再現したクリームタイプ。肌と一体化するようになじみ、くすみにくいのもうれしいところ。
ブルゾンちえみさんの一文字眉に真っ赤なリップは、私たちを笑わせてくれるお仕事だから◎なわけで、なでしこさんがオフィスでやったら職場によっては“ダメウーマン”になる可能性も。メイクで印象を変えられるのは、女子に与えられた特権！ なでしこさんたちも、自分のお仕事に合ったビジネスメイクを見直して、「あ～オンナに生まれて良かった！」と鏡の前でポーズをキメてみませんか。
文／河村美枝（美容エディター）
問い合わせ先
ディスカバー・トゥエンティワン
シスレー
アユーラ
カネボウ化粧品 キッカ
初出：しごとなでしこ
