「笑いのブン学 スペシャル版」ゲストは演歌歌手・水谷千重子さん♡
Oggi ファッションエディター 小林 文が、三度のご飯より好きなお笑いについて、あーでもない、こーでもないと語るコラム「笑いのブン学」。今回はスペシャル版！ なんと、あの！ 今週末からはじまるライブツアーを控えた大物歌手、水谷千重子さんへのインタビューが実現したのです!!
歌と笑いと涙が満載の一大スペクタクルショー「水谷千重子キーポンシャイニング歌謡祭2017」についてや、初対面シーズンの春に心得ておくべき千重子流の作法についてのお話をうかがいます。
歌謡祭で、人生経験豊富な大人たちを喜ばせたいの♡
−−今回で2回目となる「キーポンシャイニング歌謡祭」、楽しみです！ そもそも、この歌謡祭のコンセプトはなんですか？
千重子さん（以下敬称略）：千重子、昭和の歌謡曲が大好きなのよ。最近紅白（歌合戦）なんか観てると、いま流行りの歌がメインでしょ？ 物足りなさを感じていてね。昭和の名曲が聴きたいけれど聴けない…だったら千重子がそういう場をつくればいいじゃない、というのがきっかけなのよ。
−−なるほど！ 出演者が蒼々たる大物歌手の皆さんの顔ぶれですよね？
千重子：そうなの。「残酷な天使のテーゼ」の高橋洋子さん（初出演）、プリプリ世代にうれしい岸谷 香さん、こまどり姉妹さん…人生経験豊富な40〜60代くらいの大人を喜ばせたい！ というのが目的。そのお客様たちが聞きたい曲が聞ける歌謡祭。だから10代、20代のお客様はほとんどいないのよ。原曲をアレンジなしでひとり1曲ずつ歌ってもらって、それとは別でデュエットする予定よ。人選も千重子がさせてもらっていて、おかげさまで皆さん、昨年開催のことを知ってくださっていて、快く受けてくださいました。
−−千重子さんご自身も人生経験が豊富かと思いますが、芸能生活が50年続くコツはなんですか？
千重子：「好き」が大前提。歌うこと、みんなと楽しいことをつくるのが好き。80年代はアイドル全盛期で演歌歌手としては辛かったけれど、それでも「好き」の気持ちが強ければまたいつか…と思って頑張ったから今またこうしてやれているのかもね。
−−体力づくりも大事ですよね？
千重子：やっぱりノドが大事なので、加湿器はつねにつけているかな。朝起きてすぐに声を出して調子をたしかめる。暖房はつけない。ちょっとでもおかしいなと思えばすぐに点滴を受けにいくの。−−千重子さんのインスタグラムで焼き豆富が話題ですよね？
千重子：本物の焼き豆富をもって、それを開いて…と、出演者の皆さんにもやっていただいていたのですが、舞台上でナマモノなのでなかなか大変(笑)。だからいまは食品サンプル屋さんで千重子特製の焼き印付き焼き豆腐をつくってもらっています。ロウで出来ているので今度は安心♥︎
初対面シーズンの春、千重子流の心得♥︎
−−「はじめまして」の後輩が増えるこの時期、気をつけていることはありますか？
千重子：先輩・後輩関係なく、はじめての方へは丁寧な言葉を使うように心がけているの。若い方ともお話することがあるけれど、決して上からものを言わないようにしてる。あとは、後輩をほめるときは「あなたのファンよ」と伝えるようにしているってことかな。「好き」より「ファン」って言われるとうれしいでしょ？ だから言葉選びには気をつけていますよ。後輩には「ごはんに連れていってくださいよ」とか、自分から甘えてほしい。人懐っこいほうがかわいいからね。
−−なるほど！ ごはんはどこへ連れていってあげるんですか？
千重子：それはもう、クエ鍋とか！ それで「千重子さんにクエ鍋に連れていってもらったってインスタに載せなさい♥︎」ってわざと言うの(笑)。バカ言ってる♥︎
−−先輩世代として、威厳は保ちたいけれど、でも怖がられたくないという人が多いと思いますが、後輩の多い千重子さんはどうしていますか？
千重子：仕事のときは厳しく真剣に。でもプライベートでごはんに行くときは、先輩としてしっかり！ ではなく友達同士のようなつもりで。そうすると自分の素も出せるし、ちょっと抜けてるところがでると後輩も「仕事はできるのにかわいい！」って思ってくれるんじゃないかな。
歌謡祭のこと、千重子さんの人間関係円滑術、くすっと笑えて、ふむふむと唸る話が盛りだくさんでした。今回はここまで。次回は、千重子さんがお友達の友近さんについて語ってくれたので、そちらをお届けします！ 乞うご期待♥︎
【水谷千重子キーポンシャイニング歌謡祭2017】
【出演】
水谷千重子／八公太郎／倉たけし／六条たかや
※八公太郎は東京、大阪、福岡、仙台公演。六条たかやは東京公演への出演。
【ゲストアーティスト】
4月16日(日) 東京公演：Chage／稲垣潤一／岸谷香／高橋洋子／平原綾香
5月3日(水) 大阪公演：冠二郎／岸谷香／堀内孝雄／持田香織（Every Little Thing）
5月6日(土) 名古屋公演：こまどり姉妹／岸谷香／春澪／平原綾香／森友嵐士（T-BOLAN）
5月28日(日) 福岡公演：稲垣潤一／岸谷香／高橋洋子／夏川りみ
6月7日(水) 仙台公演：中村雅俊／根本要（Stardust Revue）／稲垣潤一／春澪 他
【チケット情報】
全公演 座席指定 前売￥8,000／当日￥8500（税込）
初出：しごとなでしこ
小林 文 ファションエディター
5年半の間営業職として勤めた会社を退職後、Oggi編集部へ。編集アシスタントを経て、Oggiのファッションエディターとして独立。リアル読者だったOL経験をいかして、日々楽しみながら邁進中。1985年生まれ、名古屋出身の31歳。インスタグラムは@kobayashi_bun
