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FASHION

2016.11.11

エディター三尋木奈保さん|おしゃれプロのニット選びのこだわり

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おしゃれの達人のニット遍歴を私物で拝見

「歳を重ねる程、身につけるものは、なるべく永く愛せることを前提に選ぶようになってきました。ニットの選びも例外ではありません。だからか、今クローゼットに残っているニットは、“名品”と呼ばれるものが自然と集まっています。

いちばん古いものは“ジョン スメドレー”のウールのハイゲージのクルーネックカーディガン(下の写真h)。30代前半だった当時の私に、ウールのニットにも質の違いがある、上質なものは違うと教えてくれた一枚です。そのほかは、すべて“ドゥロワー”のもの。デザイン性のあるものから定番のリブニットまで、上質なカシミアが冬の間手放せなくなって。

どんなにきちんとお手入れをして保管をしても、ニットって毛羽立ったり毛玉になったりしますよね。名品ニットならそんな経年劣化も、“風合い”として味わい深く楽しめます。毎年、肌寒くなり冬の訪れを感じる度、“あのニットを活躍させよう!”と、ワクワクした気持ちになります。この先何年もその気持ちを味わえることを考えれば、早い内にニットへ投資するのがおすすめ。上質を知る、“いい毛玉”の持ち主になってください」

選び抜いた一生モノのニットがこちら

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a「今季ヘビロテ予定の起毛ニットはカシミア100%」以下、h以外すべて〝ドゥロワー〟
b,c,d,e「定番のリブニットはちょっとずつ買い足して。いちばん活躍しているのは黒のタートル。シャツの下にレイヤードしてもいいし、首元が寂しくならないので一枚でも着映えます」
f「ざっくりニットもカジュアルすぎず上品」
g「ボーダーは色違いでもう一枚持っています」
h「ツヤのあるウールに感動した〝ジョンスメ〟

【はみ出しニットコラム】

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幅広の引き出しにふたつ折りにして保管
「身ごろ側にそでをのばしてたたみ込み、それをふたつ折りの状態にして保管しています。この方法がいちばんシワになりにくい気がしています」

エディター 三尋木奈保さん

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Profile
洗練シンプルな着こなしが、働く女性から厚い支持を受ける、Oggiの看板編集者。監修するアイテムは、発売と同時に完売することもしばしば。

2016年Oggi12月号「ニットはもっと素敵に着られます!」より
【本誌掲載時スタッフ 撮影/清藤直樹(静物)、大石葉子(静物)、諸田 梢(取材) スタイリスト/坂野陽子(f-me) 構成/村上花名(Oggi)】

初出:しごとなでしこ

Oggi12月号

アラウンド30歳からの働く女性に向けて、シンプルでセンスのよい、ベーシックなファッションを提案する月刊誌。トレンドを追いかけるのではなく、「着る人が素敵に見える」「本人も周りも心地よい」スタイルを追求している「Oggi」の試し読みと購入ができます。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

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