中間色であるグレーは、素材や色味、縫製の質によって、おしゃれのニュアンスが大きく左右されるから、「グレーのニットこそ、投資をすべき」というのが、あるスタイリストの名言。そこで今回は、だれもが「名品」と認める4大ニットブランドから、グレーのニットをピックアップ。名品たるゆえんに迫りました。
前回のJohn Smedley【ジョン スメドレー】に続き今回は…
おしゃれプロも愛用者多数
Drawer【ドゥロワー】
上質なウエアがそろう大人の女性に大人気の国内ブランド。中でも、リブニットは定番品。フィット感のあるタイトなシルエットなのに肉感を拾わず、すっきり着られると評判が高い。
ニット¥36,000(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)
〝ドゥロワー〟のリブニットが名品な理由!
「カシミア70%・シルク30%の高級糸を選んでいるから」
一般的なものより繊維が細かくしなやかなカシミアに、シルクをブレンド。高い技術を結集してできあがった糸は絶妙な光沢感としなやかさのある生地になる。この〝黄金比率〟によって、やわらかな肌触りでありながら、長年へたらないシルエットを実現させている。
…そして「手作業で編まれているから」
厳選された工場で〝手横編み機〟を使い、一点一点手作業で編まれている。自動機で編まれるものと比べ、立体感を出すなど、絶妙なバランスを手によって調整できるので、上質感のある仕上がりに。
着こなし例
上質なコンパクトニットがあれば、冬も女性らしいメリハリシルエットが叶う!
薄手なのに保温性が高い〝ドゥロワー〟のリブニットで、冬のトップスインも美しく着こなせる。ニット¥36,000(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉) スカート¥18,000(アルアバイル) バッグ¥25,000(EDITION 表参道ヒルズ店〈ANITA BILARDI〉) タイツ¥1,200(17℃ by Blondol ルミネ有楽町店〈17℃〉) 靴¥45,000(FUN Inc. 〈CHEMBUR〉) バングル¥17,000(ウノアエレ ジャパン〈ワンエーアールバイウノアエレ〉)
(名品ニットブランド「Theory【セオリー】」に続く)
2016年Oggi12月号「ニットはもっと素敵に着られます!」より。
【本誌掲載時スタッフ 撮影/須藤敬一(モデル)、清藤直樹(静物)、大石葉子(静物)、諸田 梢(取材) スタイリスト/坂野陽子(f-me) ヘア&メーク/野田智子 モデル/林田岬優(Oggi専属) 構成/村上花名(本誌)】
初出:しごとなでしこ
Oggi12月号
アラウンド30歳からの働く女性に向けて、シンプルでセンスのよい、ベーシックなファッションを提案する月刊誌。トレンドを追いかけるのではなく、「着る人が素敵に見える」「本人も周りも心地よい」スタイルを追求している「Oggi」の試し読みと購入ができます。