今後ダンサーとしての活躍もますます期待される木下ココさん。細身ながら女性的な筋肉のついた美しい身体と、好きなものに打ち込むストイックさがとても魅力的。前回の記事にあるように20代半ばからはじめたダンスが生活の大きなウエイトを占めるという彼女の、美の秘訣とプライベートについて伺いました。
−美をキープするために、ダンス以外でやっていることは?
「意識的にやっているのは、プロテインを摂ることです。動いたあとの身体のリカバリーにもいいんです。日本女性でプロテインを飲んでいる人はあまりいないと思うんですが、筋肉をつける以外にも、減量や美容、引き締めなどいろんな用途で使い分けて飲めるんですよ。肌のコンディションが乱れていたらアサイーや青汁を入れてみたり、食べ過ぎたと思ったら朝ご飯をプロテインシェイクにフルーツを入れたものに置き換えたりしています」
−普段はどんなことをして過ごされていますか?
「仕事して、友達と会って、恋愛して、犬と戯れて…すごく普通ですよ(笑)。この年齢になると結婚したり子どもがいたり、環境が分かれてくるときでもありますが、高校の同級生グループがぽっかりみんな独身で、昔から遊び方は変わっていません。でも、すごい華やかなことをしているわけじゃなくて、食事に行ったり誰かの家に集まるとか、本当に普通(笑)!」
−最近インテリアにもこだわっていると伺いました。
「若い頃は、家はただ夜寝る場所という感じだったけど、そうではなくなってきました。家での環境を整えたい、大切にしたいんです。家はリノベーションしたのですが、モダンとクラシックがミックスしたような雰囲気を目指しています。モダンに傾くと生活感がなくなってしまいますよね。温かみや居心地の良さを大事にしたいので、生活感がなくなりすぎないほうがいいなと思って、たとえば天井の縁取りをモールディングにしてみたり、木彫りのテーブルにしてみたり」
−ワンちゃんも飼っているんですよね!
「はい。キャバリアを2年前から2匹飼っています。動物がもともと大好きで、実家にはネコが5匹いるんです。無責任には飼えないから1年くらい悩んだのですが、この兄妹に出会って決心して。生活ががらっと変わりましたね。寄り道や無駄な外出がさらに減ったし、独身の方ならわかると思うんですが、ドアを開けたときの空虚感というのがまったくないんですよね。自分が帰ってくるだけですごく喜んでくれるのとか、ただテレビを観ているだけでもそっと寄り添ってくれるのが嬉しくて。キャバリアは特に人懐っこいので独身女子が飼っちゃいけないなんて言われますが(笑)、なんであんなに悩んでいたんだろうって思えるくらい、大事な存在です!」
取材・文/有馬美穂
初出:しごとなでしこ
木下ココ
モデル。1982年12月24日生まれ、東京都出身。「PINKY」専属モデルを経て、「sweet」「美人百花」など数々の雑誌に出演。洋服やアクセサリーなど彼女のセンスを活かしたコラボ商品の販売は多数。ライフスタイルとしてコンテンポラリーダンスを行っている。instagram