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FASHION

2016.08.10

〝最高のマンネリ〟Oggiファッションスタッフ5人の実例

仕事柄、最先端のトレンドに触れているスタイリストやエディターも、プライベートなおしゃれでは〝マンネリ〟を楽しんでいるんです! 配色、シルエット、小物使い…。5人5様の私的マンネリについて熱~いこだわりを聞きました!

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スタイリスト・縄田恵里は…
ヘルシーな色気が漂うアースカラーがワードローブの約半分!

「それこそ以前は着やせを狙って、黒ばかりを着ていたんです。
でも20代後半になって少しナチュラル感がほしいと思うようになり、アースカラーにそでを通してみたら、私の肌や顔立ちにぴったりとハマって!
以来、着こなしのベースカラーはカーキやベージュになりました。私が目ざす、イタリア女性のような健康的な女っぽさがかなうのも偏愛の理由。
アースカラーは色のニュアンスや微差で印象が変化するから、ワードローブの色が偏るとわかっていても素敵なアイテムに出合うとつい買ってしまいます(笑)」

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「× ネイビーや×黒で着ることが多かったアースカラーですが、今季は全身で取り入れて上級に。ベルトでハードさをプラスしつつ、前スリットのスカートでちょっ ぴりワイルドな色気を意識して」シャツ/PAIGE タンクトップ/ウィム ガゼット スカート/ドゥーズィエム クラス ベルト/PUNTOVITA バッグ/La Botte Gardiane ピアス/ヒロタカ ブレスレット[右手]/フィリップ オーディベール ブレスレット[左手]/メゾン ボワネ [右ページ]靴/チェ ンバー

【Manneri-Column  毎日でも着たいから…カラーレンジは微差でも幅広く!】

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「ひと口にアースカラーといっても、カーキからキャメル、グレー系まで、少しのトーンの違いで顔映りが変わるから、好きな色を見つけたら(似たような色でも!)迷わず投資。肌色とのバランスで、あまり黄みが強くないものを中心に集めています」ミリタリーカーキ/PAIGE 上中オリーブキャメル/ウィム ガゼット ドライキャメル/マディソンブルー 下から2番目サンドベージュ/ウィム ガゼット アッシュグレー/161

【Profile】
なわたえり/会社員として2年半勤務したのち、スタイリストの髙橋リタ氏に師事。ハンサム感と等身大の女らしさを両立するスタイリングセンスで、高い人気を誇る。インスタグラム@eri7810ではアースカラーを使った私服スナップも!

スタイリスト・川上さやかは…
凜々しい女らしさをくれるから、もうほっそり見えパンツしかはきません

「ベリーショートの髪に、キリッとシャープなパンツスーツ。
そんな姿で働く母を見ていたせいか、昔からカッコいい女性像があこがれでした。
会社員時代は、着こなしの幅を広げようと数枚スカートも持っていましたが、ピンとこなくて、25歳を過ぎたころにすべて処分。
以来6年間、リゾートを除いてボトムはパンツしかはいていません。
脚をきれいに見せてくれる!と信頼を寄せるパンツをベースに着こなしや小物でさりげない女っぽさをプラスする…それが私にとっての〝最高のマンネリ〟です」

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「私がいちばん信頼しているのが、〝M・fil〟のボディシェル素材のパンツ。程よく地厚でいくらはき倒してもひざが出ず、ほんのりした光沢がカジュアルな合わせも大人っぽく仕上げてくれます。そんな〝M・fil〟のネイビーには、ロングワンピースをアウター代わりにはおってタテのラインを強調。デコルテや手首など華奢なパーツを見せるのが私的セオリーです」 トップス/ジェームス パース ワンピース/ロク パンツ/M・fil バッグ/Stella McCartney 靴/ドリスヴァンノッテン ネックレス[トップ]/エルメス バングル[右手]/Ted Rossi ブレスレット/TRINE TUXEN JEWELRY バングル[左手]/セリーヌ

【Manneri-Column  毎週必ずはいちゃう3大ベーシックパンツの銘品はこれ!】
06「すべてに共通しているのは〝肉感を拾わないこと〟。若いころに許されたピタピタ感はみっともないので…大人にふさわしい上品なシルエットを厳選しています」 [右]「これも上で着たボディシェル素材。必ず〝やせた?〟と聞かれます」/M・fil [中]「股上の深さが今っぽい。脚がまっすぐ見えてお気に入りです」/VONDEL [左]「〝ロク〟のワイドパンツはホメられ率も高く、もう何本もリピート」/ロク

【Profile】
かわかみさやか/6年半にわたる大手銀行での勤務経験を経て、スタイリストに。媚びない女らしさを信条とし、実体験に裏打ちされたリアルな通勤スタイルは、働く女性から絶大な信頼を集める。ライフスタイルも垣間見えるインスタグラムは@sk_120。

スタイリスト・入江未悠は…
「はじめまして」の日はいつも、ネイビー×ソーダブルー配色です

「もともと〝きれい色〟が好きなのですが、30代になってピンクやイエローなどの明るい暖色がしっくりこなくなったとき、自然と手が伸びたのがソーダブルーでした。
私のワードローブのメインカラー・ネイビーと相性がよく、全身で見ると、すっきりした中にも華やかさが漂う気がして好感を得たいシーンでの鉄板の色合わせに。
せめて、上下の配色をトレードしようかと思ったこともあるのですが、キャリアを重ね、仕事のシーンできちんと感を求められることが増えたので、トップスは表情が引き締まるネイビーを着ていたくて…。
〝上はネイビー、下はソーダブルー〟とマンネリを極めることに決めました(笑)」

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「ドラマティックに揺れるスカートを主役に。女性らしくもさっぱりした清潔感が漂うのは、ネイビー×ソーダブルーの配色ならではだと思います。トップスはクルーネックのリブニットで端正にまとめると、〝昼間、仕事で初対面の方と会うけれど、夜は女子会〟というような、きちんと感と華やぎを両立したい日にベストなバランスに!」ニット/ジョン スメドレー スカート/マディソンブルー バッグ/スマイソン スカーフ/エルメス 靴/PIPPICHIC バングル/ティファニー

【Manneri-Column  ソーダブルーは必ずボトムで! が大人っぽく見せるルール】

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[右]「ガウチョにボリュームがあるから、ノースリーブでほっそりとしたIラインを意識。小物はベージュで品よくまとめます」ニット/ソソフランネル パンツ/ポール&ジョー バッグ/フェンディ 靴/ヴァレンティノ [左]「このスカートはスモーキーなトーンがお気に入り。ふんわりスカートの甘さをポインテッドシューズで辛口に」トップス/プチバトー Gジャン/アクネ スカート/サクラ バッグ/ザラ 靴/ダニエラ&ジェマ

【Profile】
いりえみゆ/『CanCam』でライター&スタイリストアシスタントを勤めたのち、スタイリストとして独立。大人にふさわしいフェミニン感を表現するのが得意で、そのスタイリングは常に高い好感度を誇る。インスタグラムは@miyu_irie。

エディター・小池百々子は…服は変わっても、小物はかっちりバッグとほっそりヒールのセットばかり

「〝今っぽい〟〝きれい〟〝カッコいい〟…おしゃれについてのホメ言葉はいろいろありますが、〝上品〟と言われるのがいちばんうれしい!
とはいえ洋服は、ハードなライダースも着たいしカジュアルなデニムもはきたいから〝品格のある小物使い〟が、いつしか私のスタンダードになりました。
上質感にこだわって選んだ美しいフォルムのバッグと、私の脚をきれいに見せてくれる8cm~8.5cmの細いハイヒール。
バリエーションは全部で4つか5つしかありませんがどんな装いの日にも女性らしい品をくれる、こだわりのセットが自慢です」

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「かっちりバッグ好きとして、〝いつかは〟と思っていたケリーバッグ。4年ほど前に運命的な出合いを果たし、思いきって購入しました。バッグに十分すぎるくらいのオーラがあるので、抜け感のある細ストラップのサンダルでバランスをとることが多いです。ボルドー×ブラックの服に合わせると、理想のパリシックなムードがかなう気が」カットソー/ロク ジャケット/ル ヴェルソーノアール スカート/フレームワーク バッグ/エルメス 靴/3.1 フィリップ リム 時計/ブシュロン ブレスレット[左手]/ミキモト

【Manneri-Column  これも使える! 〝マンネリ〟なバッグ&靴セット】

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[右]DELVAUX×PIERRE HARDY「2年前に買った〝デルヴォー〟は、ワンハンドル&ゴールド金具でエレガンス感が強いので、カラーパンプスで遊び心をプラス。銘品の黒バッグを手に入れたことでヘビーローテーションの頻度がさらに高まり…以来バッグはひとつも買っていません」 [左]LONGCHAMP×JIMMY CHOO「バッグ&パンプスのネイビーグラデーションが絶妙で、いつもついセット使いしてしまいます」

【Prolife】
こいけももこ/大学在学中に縁あって『CanCam』編集部に。アシスタントを経てエディターとして独立し、その後活躍の場を『Oggi』に移す。上品だけれどどこか今っぽい、絶妙なバランスの私服センスはOggiスタッフの間でも常に話題!

エディター・小林 文は…
週4ペースでハイウエストのワイドパンツを愛用中

「154cmと小柄なせいか、着る服によっては子供っぽく見られがちな私。
はくだけで適度な迫力が漂うワイドパンツは見ているぶんにはあこがれるけれど、自分にはとてもはきこなせないと思っていました。
でも試着を繰り返すうち、ハイウエスト&タック入り&センタープレスと3条件がそろったものに限ってはトップスインで着るとぐっと大人に、しかもバランスよく仕上がると発見。
アイテムだけでなくシルエットまで同じなので、かなりのマンネリ感がありますが(笑)、シーンを選ばず自信をもって臨める着こなしなので、今いちばん活躍させている組み合わせです」

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「ベージュのワイドパンツをずっと探していたのですが、よくあるチノ素材は小柄な私がはくとどうしても〝袴〟に(笑)。その点、これはてろっとした落ち感がバツグンにきれいで、ひと目ぼれでした。今日のようにハリのあるブラウスでも、ラフなTシャツでもきれいめに受け止めてくれる、きゅっとくびれたウエストと程よい存在感のあるシルエットが秀逸です」トップス/ドゥーズィエム クラス パンツ/martinique バッグ/カテリーナベルティーニ 靴/ペリーコ イヤリング・バングル/JUICY ROCK Original

【Manneri-Column  ウエストインのルールを守ればどんなトップスともマッチ!】

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[右]「〝甘く見えるかも〟とふだんは敬遠しがちな淡色が洗練されて見えるのも、ワイドパンツのいいところ。淡いピンクと相性のいいグレーニットを合わせれば、メンズウケも上々です」ニット/ウィム ガゼット パンツ/ロク バッグ/アニヤ・ハインドマーチ 靴/リエス [左]「ベルト付きパンツはシルエットにメリハリをつくりやすいから、ボリュームブラウスもOK!」トップス/ウィム ガゼット パンツ/ブルーム&ブランチ バッグ・靴/ザラ

【Profile】
こばやしあや/大学卒業後、5年間某企業の営業職として働いたのち、『Oggi』のエディターに。会社員経験を活かしたリアルなページづくりで活躍する一方、私服で誌面に登場するとたちまち話題に。〝大人のきちんと感〟をモットーとするジャスト30歳。

Oggi9月号「〝最高のマンネリ〟Oggiファッションスタッフ5人の実例」より
【2016年9月号掲載時スタッフ 撮影/石倉和夫(人物)、魚地武大(静物) ヘア&メーク/コンイルミ〈縄田さん・川上さん〉・ RYO〈入江さん・小池さん・小林さん〉(ROI) 構成/小林桐子(Oggi)】
●この特集で使用した商品は、すべて本人私物です。現在は取扱いのない場合もありますのでご了承ください。またクレジット表記のないものはブランド不明です。

初出:しごとなでしこ


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Oggi5月号46ページに掲載しているアルアバイルのライトベージュのジャケットの値段に誤りがありました。正しくは¥49,500になります。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

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