パッと着映えるメリハリ配色
「夏のシンプルスタイルって、どうしても着映えが難しくなるものですよね。重ね着に頼れない季節だからこそ、『色合わせのセンス』がいつも以上に大事だと思っています」
✔︎ 潔く濃淡の差をはっきり出すことが大切
メリハリ感がわかりやすいから、まずはトップスかボトムのどちらかを白にするのがおすすめ。辛口派は黒から始めるのも◎。
✔︎ 上品小物で大人のリッチ感をプラス
メリハリ配色が強く見えすぎないように、グレージュやグレーなどのやわらかい色味のバッグや靴で、品よく仕上げて。
White×Navy
「『初めまして』のシーンで効果的! ホワイト×ネイビーは、私の夏の鉄板配色です」
「見た目にも涼やかな白トップスとネイビーパンツは好印象」
ブラウス¥24,000(ADORE) パンツ¥23,000(ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス 表参道店〈ドゥーズ ィエム クラス〉) 「ファリエロ サルティ」のストール¥39,000・「フィリップ オー ディベール」のネックレス¥18,000(martinique Le Conteルミネ新宿店) バッグ¥52,000(マイケル・コース カスタマーサービス〈マイケル マイケル・コース〉) 靴¥19,000(TOMORROWLAND〈PAOLO FERRARA〉) 時計¥380,000(DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉) ブレスレット¥23,000(essence of ANAYI〈PHILIPPE AUDIBERT〉)
メリハリ配色 Variation
メリハリのつけやすい白と黒を基調にした配色バリエーション。女性らしくorハンサムに…。ふたつのアプローチでおすすめの組み合わせを三尋木さんに教えてもらいました。
White×Brown
Black×Khaki
(右)「夏にかぶりがちな白トップス。ブラウンのタイトスカートを合わせた大人配色なら女らしい先輩感が漂います」
トップス¥18,000(ADORE) スカート[共布ベルト付き]¥20,000(martinique Le Conteルミネ新宿店 〈マルティニーク〉) バッグ¥154,000(J&M デヴィッドソン 青山店〈J&M デヴィッドソン〉) 靴¥22,963(銀座かねまつ6丁目本店〈銀座かねまつ〉) 「フィリップ オーディベール」のピアス¥9,100・「レジェ」のチェーンブレスレット[手首側]¥81,000(ガリャルダガ ランテ 表参道店) バングル[ひじ側]¥23,000(プラージュ 代官山店〈ヘレナ ローナー〉)
(左)「夏にあえて着るブラック×カーキのジャケパンスタイルで辛口モードを堪能」
黒とのメリハリを考えたとき、カーキが濃いパンツだとコントラストが弱いから、浅いトーンを選択。ジャケット¥29,000(アルアバイル〈アルアバイル〉) カットソー¥8,000(1LDK AOYAMA HOTEL〈MY___〉) パンツ¥22,000(ドレステリア 銀座店〈ドレステリア〉) バッグ¥ 35,000(FUN Inc.〈BELLMER〉) 靴¥29,0000(タトラス&ストラダ エスト青山店〈PIPPICHIC〉) ピアス¥24,000(DES PRÉS 丸の内店〈HELE NA ROHNER〉) バングル¥43,000(マユ アトリエ〈マユ〉)
小物Technique
White×Brownには
洋服のコントラストを、まろやかなグレージュ小物が中和
「上品リッチな印象の配色を際立たせるため、白とブラウンの中間色であるグレージュ小物で優しげに。グレージュの小物は万能なのでもっておくと便利! 先端に白が配されたバイカラーの靴にすれば、トップスの白とのリンク感が出て、よりおしゃれに気を配っている印象に」
バッグ¥154,000(J&M デヴィッドソン 青山店〈J&M デヴィッドソン〉) 靴¥22,963(銀座かねまつ6丁目本店〈銀座かねまつ〉)
Black×Khakiには
重めな2色は、「金属多め」でキレよく仕上げる
「ブラック×カーキの組み合わせが重く、地味に見えないように、アクセサリーでキラッとした輝きをさすことが大事だと思っています。華奢なジュエリーでは効きが弱いので、少しモードで存在感のあるバングルやピアスを選びます。バッグも、金具使いのデザインをチョイス」
バングル¥43,000(マユ アトリエ<マユ>) ピアス¥24,00(DES PRES 丸の内<HELENA ROHNER>)
三尋木さんの洗練配色が多数掲載。
単行本も好評発売中!
Oggi7月号「三尋木奈保的 洗練ワンツー配色絶対法則」より
撮影/嶋野 旭(モデル・人物)、坂根綾子(静物) スタイリスト/縄田恵里(P77~79) ヘア&メイク/神戸春美 モデル/小林サラ デザイン/Permanent Yellow Orange 構成/高橋香奈子
再構成/Oggi.jp編集部
エディター 三尋木奈保
大学卒業後の数年間、一般企業の正社員として働いたあと、エディターに。自身が会社員だったときの視点でつくるページやコーディネート提案は、真似しやすくわかりやすいと大評判。派手な色や柄を使わずとも、おしゃれで洗練された私服にもファン多数。