理想の仕事服は、シーンに合っていて、信頼感を感じる、ひとつ差のつく大人っぽい雰囲気。「きちんとキレイ」に働く先輩が、ここぞ! の仕事でどんな配色を選んだか、潜入取材してきました!
【oeau】デザイナー高田佳代子さん(31歳)
1986年、東京都生まれ。ファッション誌のウェブエディターを経て、2015年にジュエリーブランド『oeau』を立ち上げる。先日、GINZA SIXにてフルコレクションがそろうポップアップストアを開催。デザイナー自ら店頭に立つ。
ある日の仕事服
ジュエリーと喧嘩するような、鮮やかな色や柄の服は私にとってはNG。24時間365日寄り添うジュエリーを提案しているので、どこかにカジュアルさを必ず取り入れるようにしています。『セリーヌ』の黒ジャケットと『ヘルムートラング』の黒パンツのメンズライクなスタイルに、白Tシャツやスリッポンで抜け感を。
カジュアルな抜け感を意識した余裕のあるモノトーンスタイル
「形を変えてもずっと輝くジュエリーという存在に惹かれ、『oeau』を立ち上げたのが3年前。ジュエリーが引き立つ洋服を意識しているので、自然と黒や白を着る頻度が上がっていきました。でも、モノトーンってとても強い配色ですよね。『oeau』のジュエリーはカジュアルなファッションにも合わせてほしい、と思っているので、フォーマルになりすぎないよう、素材感や合わせのアイテムで抜け感を出すようにしています。会社勤めではないので、きちんとの基準はゆるめですが、商談のときは黒のジャケットの安定感に頼りつつ、足元はスリッポンにしてカジュアルさを差し込んだり。ブランドに込めた想いを、自分の服装からも体現するようにしています」
ジュエリーの世界観を自分の手元で表現!
高田佳代子さんの仕事DAYのタイムテーブル
09:30 起床
朝食をとり、自宅でメールチェック。
11:00 バイヤーと商談
表参道のプレスルームで、ジュエリーをプレゼン。
13:00 お客様やショップへの納品作業
事務所へ戻り、ショップやお客様に商品発送。
20:00 在庫管理や経費精算など 事務作業
自分の会社なので、経理の仕事も自分で行います。
27:00 就寝
帰宅後は、夫と犬の散歩や夕食ののち就寝。
高田さんへの1問1答
Q1:座右の銘は?
A:チャンスの神様に後ろ髪はない
Q2:尊敬する先輩は?
A:祖父!ジュエリーに興味をもつきっかけをくれたのは祖父。とてもおしゃれな人で、仕事面では会社を興し、自分の力で人生を切り開いてきた。そのバイタリティとセンスに、今も刺激を受け続けています。
Q3:仕事に欠かせない相棒的アイテムは?
A:時計
2018年Oggi7月号「配色美人な先輩10人の現場スタイル」より
撮影/野口貴司(Sandrago/椿原さん、山口さん、遠藤さん分)、中田陽子(MAETTICO/稲木さん、宮島さん、神山さん分)、HIJIKA(SIGNO/松田さん分)、トヨダ・リョウ(樋口さん、高田さん、辰野さん分) ヘア&メイク/宮寺真悠(稲木さん、山口さん、神山さん、高田さん分)、山口千佳子(air-OSAKA/松田さん分)、塩田勝樹(SUI/樋口さん、宮島さん、遠藤さん、辰野さん分) デザイン/Permanent Yellow Orange 構成/大椙麻未、菊谷まゆ(本誌)
再構成/Oggi.jp編集部