スタイリスト高橋リタさんが、理想の「グッドガール」な着こなしが叶う12のメソッドを、毎月ひもといていて紹介していく連載企画。今回は制服的存在のアンサンブルニットをピック。
小さい白でつくる高橋リタ流「グッドガール」
【白とは】
きちんと感や上品さといった大人の女性の着こなしに欠かせない好印象を導いてくれる色。グラデーション配色や、全身で使うのではなく、小物やディテールでコーディネートに効果的に使うのがグッドガール流。
グッドガールが夏スタイルに効かせる魔法、「小さい白」
「上品さと清潔感を併せ持つ“白”はグッドガールの着こなしに欠かせない存在。そこで今回は“白”のアレンジ法について考えたいと思います。全身オールホワイトでまとめたコーディネートは、ともすれば大人っぽくて素敵と思いがちですが、小物や着こなしアレンジで部分的に効かせているほうが、白という色がもつ『クリーンな印象』がぐっと際立ってくると私は考えています。
あえて小さな面積で効果的に使う、グッドガールと白のベストな関係。たとえば、男性がポケットから白のハンカチを出しているのを見ると、すごく清潔感のある人だ!と思ったことはありませんか?あるいは制服に合わせる白ソックス。小さい面積の白だからこそ、その威力が存分に発揮されていると思うのです。
その視点を着こなしに置き換えてみると、パリッとした白シャツや白のパンツなどのあからさまな白のコーディネートよりも、襟元や、トップスのすそから見えるインナー、アクセサリーや靴、バッグといった小物など、ちらっと垣間見せる小さな白をコーディネートに入れるほうが効果は絶大です。たとえば、たくさんのアクセサリーをつけているより、1粒のパールピアスだけをつけている女性のほうが凜と洗練されて見えるように…。全身を引いて俯瞰で見てみるとその効果は一目瞭然!小さな白をバランスよくちりばめる、これが鮮度の高いコンサバスタイルをつくり上げる、私流の白とのつきあい方です」
トーンをずらして重ねた小さい白が立体感を生み出す。
トーンをずらした白を重ねた着こなしで大人っぽい奥行きを
コーデ詳細:トーンをずらして重ねた小さい白が立体感を生み出す。
少量のクリーンな白でカジュアルなスタイルに清潔感を!
小さな面積の白を散らすことで、こなれ感やハズしをプラスして
コーデ詳細:少量のクリーンな白でカジュアルなスタイルに清潔感を!
白スニーカー×甘めスカートで王道グッドガール!
L.A.のヘルシーな女の子をイメージした、グッドガールの王道スタイル
コーデ詳細:白スニーカー×甘めスカートで王道グッドガール!
2018年Oggi7月号「高橋リタの12 Rules to be a GOOD GIRL!」より
撮影/生田昌士(まきうらオフィス)、佐藤 彩(本) スタイリスト/髙橋リタ、来往昌美(本) ヘア&メイク/笹本恭平(ilumini.) モデル/矢野未希子(Oggi専属) デザイン/髙橋桂子 構成/矢野絵梨佳(HATSU)
再構成/Oggi編集部